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コロナでも風邪でも治し方は同じ

この日曜日、仙台で「漢方研究会」を開催致します。

同業者向けの「実践講座」です。

この夏を逃すと10月以降は、勉強会を継続するのは難しいのではないかと「危機感」を持っています。

是非、東北の薬局薬店の皆様!ふるってご参加下さい!

さて、このページは同業者向けにちょっと「専門的」な内容にさせて頂きます。どんな勉強会なのか、ちょっと覗いてみて下さい!ホンとに「触り程度」ですが...

「コロナの治しかた!漢方薬の使い分け」

まずは何と言っても「太陽病」...風邪の初期ですね。漢方では「発汗法」と言って、体の表面を温めて「汗」をかかせることにより、ウイルスを体の外に追い出します。

ここは絶対に間違っちゃいけません。体力のある方、無い方で薬を使い分けていきます。グッショリと汗をかかせてもいけません。ジワッとかかせるのが「上手な汗のかかせ方」です。

ここを間違うと、本来なら「数時間」で治るものが一週間以上かかります。

 「最初のボタンの掛け違い」で、一ヶ月~三ヶ月もゼコゼコ咳をしておられる患者さんがおられます。本来風邪やインフルエンザ、勿論コロナでも「一日以内」で治すのが当たり前なのが漢方なのです。

100年ほど前に「スペイン風邪」が流行りました。

多くの若者が亡くなりました。この教訓を生かさないといけません。何故これほどの尊い命が失われたか?その原因の一つが「解熱鎮痛剤」の乱用でした。それと氷枕での「冷やしすぎ」

本来、これらの感染症は、「免役の力」で治すものです。免役は体温上昇スイッチを「オン!!」にして、一斉にウイルスを焼き尽くすのです。39℃まで上がれば、どんなに強力なウイルスでも死んでしまいます。

それを慌てて「解熱鎮痛剤」を飲むと体温が下がり、いつまでもウイルスは体の中に居続け「ウイルスと免役の攻防」が続くのです。さあ、皆さん、どうしますか?さすがに攻防戦が続いたら、体力も無くなり「熱を出すエネルギー」も無くなりますよね?

「太陽病」のうちで治せなかった場合、ステージは「少陽病」に進みます。ウイルスがどんどん「内臓」に入り込んできますので、「食欲不振」になったり「咳」が出てきたりします。「こじれ」てしまった状態ですね?

ここまで来ると、汗を出して治す時期は過ぎています。ここで解熱鎮痛剤で一汗かいたりすると、一気に体力は消耗し「抵抗力や免役力」は枯渇してしまい、もともと体力の無い人は最悪の場合「死」を迎えてしまうことも...

それが「スペイン風邪」でたくさんの死者が出た原因と言われています。今も、コロナを受け入れない開業医では、「PCR 検査」をしませんから渡されるものはカロナールなどの解熱鎮痛剤です。私の立場から言わせてもらえば「言語道断」です。

このように、ウイルスの「侵入経路」を探って行けば、その時々で「治し方」は違って当然なのです。

漢方の世界では、初期からこじれまで「同じ薬」を使い続けることはありません。どこにウイルスが入り込んでいるかで、薬は全く違ってきます。

まだまだ「ウイルスの行方」を追う作業は続きますが、今日はひとまずここで終わりたいと思います。

少しでも漢方に興味を持ってくれる方が増えれば、私はサイコーにhappyです!

くすりの相談スミレ

秋田県大仙市

TEL  0187  62-6415


















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