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図書室日記

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2021年1月の記事一覧

短いお話しを探している子が多いんです。
岩波少年文庫の「八月の暑さのなかで」を勧めてみました。その時は、「危険生物事典」を借りて行きましたが、後から「八月の暑さのなかで」を借りに来てくれたのです。それから声をかけてくれる様になりました。少し信頼関係が築けたのなら、嬉しいです♪😊

「ミルドレッドの魔女学校」の原作本をカウンター前のお勧めコーナーに置いてみたら、直ぐに「あ!この本を借りればよかった!」と言ってくれた女の子がいました。来週借りに来てくれたらうれしいです。
海外のTVドラマは、顔と名前を覚えるのが難しいですけど、原作を読むといいですよね。

ある日の購入書籍

①まんがと図解でわかる障害のある子の将来のお金と生活
②障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて
③人は変われる「大人のこころ」のターニングポイント 高橋和巳著
④三島由紀夫 レター教室
⑤ないもの、あります
⑥ほんとうの味方のつくりかた

①②は、書店員さんのポップのおかげで見つけました。こんな本が欲しいと思っていました。書店員さん、ありがとうございました。
③は、子は親を救うため

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いつまで拾ってくるんでしょうね?息子の趣味なんです。小さな頃から、石ころやら木の枝を拾うのが好きでした。生きているノコギリクワガタやキアゲハの幼虫まで…最近も大鷹の羽を拾ってきました。
でも、全て私へのプレゼントなんですよ。
たぶん一生、拾ってきますよ…

百合の種を蒔いているおばあさんがいました。百合の種は、薄くてひらひらしています。普通は球根で増やすのですが、あちこちに蒔いていたのです。バーバラ・クーニーの「ルピナスさん」みたいですよね?
いつか世界が、百合の花だらけになるかもしれませんね?

どうしてありがとうと言うのですか?

「かがみの孤城」を借りて行った図書委員さんが、私にそう聞いたのです。
重たい廃棄図書を運んでもらった時でした。
「ありがとう」と彼女に言ったら、少し寂しそうに言ったのです。
「先生、こんなこと当たり前ですよ…」と言われたのですよ。
「とっても嬉しかったからですよ」と答えたら、恥ずかしそうにしていました。
それから、当番ではない日にもお手伝いに来てくれるようになったのです。
「ありがとう」が、心を開

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南天ロードと私が勝手に名付けている散歩道があります。庭先に植えられた南天のおかげで、色々な小鳥を見ることが、出来ます。小鳥に、南天の実は大人気みたいですね。南天の実は、喉にもいいからでしょうか?小鳥も、歌を歌うためかもしれませんね。甘くて美味しいみたいですよ。

昨日図書室に来たクラスは、教室に帰る時忍者になって帰りましたよ。
静かに声を出さずに、忍び足で可愛い忍者でした❤️🥷
素敵なコロナ対策ですよね?

いじめの気持ちをのぞいたら②

「この本を読んでいるよ」と教えてくれた子がいました。
息子が小6の時でした。息子は情緒の通級に通っていたので、通級日のプリントを持って来てくれる女の子でした。
息子と遊んだ後に、一緒に犬の散歩へ行った時でした。
彼女がいじめられていたのかもしれません。
息子がいじめられていたのかもしれません。
両方ともだったのかもしれません。
彼女がメッセージをくれたのです。
その時、私は彼女のお母さんに伝えるこ

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いじめの気持ちをのぞいたら

を、今日小学2年生の女の子が、借りて行きました。朝日中高生新聞に連載されたものです。
意を決して借りに来た様子でした。
本来は中高生向けなので、声を掛けて内容を説明しようと思ったのですが、真剣な表情からどうしても借りたいのだと思いました。
興味本位で読むその手のマンガとは違って、いじめに対する対処法だけでなく気持ちの落としどころを教えてくれる本です。
哲学的な本とも言えます。
小2の女の子に正しく

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今日図書委員さんが、私が初めて選書した辻村深月さんの「かがみの孤城」を借りに来てくれました。彼女のような子に読んで欲しいと思って選書しました。今日私が来るのをわかっていて、借りに来てくれた様です。自分が選んだ本が、届けたい人に届いた初めての日でした。今日が私の選書記念日です。