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夜間痛の理学療法のかかわり方②

前回はじめて内容を投稿してみましたが、なかなかわかりずらい
文章だったとおもいました。

夜間痛の続きです
前回、マルアライメントは肩峰下圧の上昇を抑えるための疼痛回避である
とおはなししました。

肩峰下の圧痛は臨床上の経験ですが、炎症性の肩峰下内圧や骨内圧の上昇での疼痛は圧痛所見が著明です。
圧痛所見がそんなにない方、上方組織を動かすと痛い方(内転、外転、外旋、外転など)は、マルアライメントの長期化による二次的な癒着・腱板筋の攣縮など上方組織の滑走不全による肩峰下圧や骨内圧の上昇を指すのではないかと思われます。

前回の圧痛点ですが、先行研究では肩峰下前外側(◎)の圧痛が一番高く、前内側の圧痛が一番低いとされています。

上記文章を簡潔にまとめた図です。

炎症に対しては、薬物療法による疼痛・炎症の鎮静化(Drに相談)。
セラピストとしてはポジショニング指導を行い肩峰下への圧刺激を緩和させます。また、筋攣縮などによる二次的な肩峰下圧の軽減はリラクゼーションなどにて緩和が図れると思います。

余談ですが、肩関節学会で炎症期のリハビリの積極的な介入は何もしない患者よりも症状が長引いたという報告がありましたが、炎症期による疼痛と、癒着・滑走性不全による肩峰下内圧上昇を間違えるとそういう状態になるのも納得しました。

実際ははっきりわからないので圧痛少なくてGH上方組織の伸張位で疼痛を訴えた場合は軽くやってみて終わった後の反応を確認しています。

マルアライメント長期化における二次的な肩峰下圧の上昇は理学療法によって早期に夜間痛を改善できる場合があります。

次回は実際に、肩峰下圧の下げ方をお伝えします。
動画か写真上げたいと思います。

毎週日曜日に更新予定です!!
質問やアドバイスご指摘あればよろしくお願いします


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