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夜間痛の理学療法のかかわり方①

夜間痛を
①マルアライメントはなぜおこるの?
②肩峰下圧の減少とは?下げ方は?
③なぜ夜間痛がおこるの?(めちゃくちゃ侵害刺激って使ってます)
にわけて書いてみます!

肩関節周囲炎ではよく夜間痛を訴える患者は多いです。
夜間痛の理学療法士としてのかかわり方

「炎症から拘縮へ移行する」
炎症が強いと・・・
・下垂位だと上方組織が伸びる
⇨侵害刺激を緩和するためAHI(骨頭と肩峰の距離)を狭くする【※】
・下垂だと上方組織が伸びる
⇨肩甲骨を下方回旋にもっていくことで上方組織が緩む

疼痛回避したいがためにGH(肩甲上腕関節)は拘縮していきます

よく、夜間痛では上方組織の滑走をだすといいというのを聞きますが、
炎症期では疼痛を回避するためのアライメントと考えれば炎症期に上方組織の動きを出しすぎるというのはよくないということがわかります

こういう時期は、ポジショニング指導にて肩峰下の伸張刺激を少なくするように指導しています

では、夜間痛の炎症から拘縮による判断はどこでするのか?
わたしは圧痛にて確認するようにしています

圧痛は烏口肩峰アーチをイメージし、
肩峰を3つ、烏口突起下にわけて触診します(☆)
炎症期の場合、ここの圧痛が強い印象です
拘縮による肩峰下圧の上昇による夜間痛は少しずつ上方組織の滑走性を出していきます

※肩峰骨頭間距離(Acromiohumeral Interval:以下, AHI)

AHI

次回は、夜間痛の炎症時から拘縮による肩峰下圧の減少について
書きたいと思います

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