見出し画像

40歳越えでお見合い結婚と思っていた僕が、20代で妻と結婚をした理由 #8. 心境

 先約は守るというともちゃんの考え方により一層好感を持った僕は、当日を楽しみに平日を過ごした。
2016/7/2〜3、土日での1泊2日別荘の旅。前日、僕は眠れずにいた。
5月に会って以来久しぶりに会う。ただそれだけでもドキドキするのに、明日は4人での旅!内、2人はカップルである事を考えれば、前回よりも話す機会が圧倒的に多いことは容易に想像される。
 Mと一緒の夜は必ず何かしらのゲームを持っていく。今回は最近ハマっているジェンガをバックに忍ばせた

 土曜日の早朝、僕の家の前にMが車を停めた。僕は来たのがすぐ分かり、荷物を持って車へと向かった。車にはMカップルが揃っていて、後はともちゃんを拾って別荘へと向かう予定になっていた。
たま『これなら渋滞もなくスムーズに行けそうだね。』
M『だね。少し早いけど渋滞捕まるよりいいでしょ!』

幸い天気にも恵まれ、僕らは意気揚々と車を走らせていた。

M彼女『ともちゃんまだ寝てるかも、、、

移動中の車内で、Mの彼女が笑いながらボソッといった。

たま、M『まー早いから!笑。しゃあない!』
M『とりあえず家まで行っちゃおう!』
たま『だな!』

しばらくするとM彼女の元にともちゃんからLINEが入った。

ともちゃん『ごめんなさい!今起きました!直ぐ支度するのでお待ち下さい!!

しばらくすると、ともちゃんは本当にすぐ車まで走ってきた。車に乗る混むと、

ともちゃん『やってしまいました!すいません。何か皆様におごります、、、』
全員『別にいーよ。笑』
M『じゃあ行こう!!』

この時、遅れてしまった事に対して、嘘をついたり誤魔化したりしないところも、とても良いなと感じていた。

車内では、Mと僕の世代2000年〜2016年くらいのJPOPが流れていた。ともちゃん達とは3歳差なので、少しギャップを気にしていたが、ともちゃんは5つ上のお兄さんがいる為、かなりの曲を網羅していた

道サポートもあり助手席には僕が、後部座席にともちゃんとMの彼女僕が座っていた。

僕らは渋滞を気にしていたが、然程大きな渋滞には捕まらずに目的地付近まで来れた。

たま『空いててよかったな!』
ともちゃん『ほんと。これで渋滞地獄だったら私のせいです、、、笑』
たま『まーよかったじゃん。笑』

 車内は、ナイスチョイスなMのBGMもあってか、終始笑いに包まれながら進んでいた。しばらくするとナビが山道らしい通りを指した。

たま『見覚えあるな。』
M『この辺だね。ここ登って行ったっけ?』
たま『そうじゃない?あの感じ。』

山道に入ってからはナビがない為、一度来たことがある僕とMが記憶をたどる。

M彼女『こんなとこ通るの?、、、』
M『たぶん、、、、!!  ここだ!』

すると僕も見覚えがある、コテージがそこには立っていた。
ともちゃん『すごいですね!これMさんの家のコテージですか!?』
M『お父さんのね!小さい頃はよく来てたけど、しばらく来てなくて、前に姉貴とたまと来て中を掃除したりしたんだよ!』
M彼女『そうなんだ!』

 僕達はコテージに荷物を置くと、BBQをする為再び近くのBBQ広場へと車を走らせた。
僕は前からキャンプ道具を揃えていて、今回は皆んなが使うであろう道具を持参していた。
 火起こしは男性陣が行い、野菜類は女性陣が切ってくれた。
火起こしで2人きりになると、Mがにやにやしながら、

M『どう?やっぱりともちゃん良い?
たま『そりゃあ最高だよ!けど、、、』
M『けど?』
たま『いや、どんな心境かなと。お前ら2人がカップルで、且つまだ彼氏さんとは別れてないんでしょ?』
M『まぁ、当初は6人だったしね。なんか思いっきりたまとくっつけるためみたいにはなっちゃった。笑』
たま『けど、そんな感じじゃないよね。本当にドタキャンが申し訳ないし、Mの彼女に申し訳ないしで来た感じ。』
M『まぁ、来てくれたのは事実だし。考えるのは、今日明日を楽しんでからでいんじゃない?
たま『だな。』

BBQを終えると、近くの温泉に行った。
夜コテージでは念願のジェンガを行いその日は幕を閉じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?