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シラスについて

1、シラスの種類
主に、二種ある。マイワシの稚魚とウルメイワシの稚魚。いずれも、春秋が漁期だ。マイワシは、ウルメイワシよりもふっくらしている。また、ウルメイワシの方が透き通っている。

2、シラスの漁
主にマイワシのシラスは地曳き網で獲る。また、ウルメイワシのシラスは沖で船漁だ。マイワシの方が味がよい。しかし、漁に時間がかかるため鮮度が幾分落ちる。一方、沖で一網打尽に獲るウルメイワシのシラスは氷などの後処理がよく鮮度がよい。ただし、淡白でざらつく食感はマイワシに劣る。

3、食べ方①生シラス
鮮度の良い物を生で食べるのが一番美味しい。よく砂を取り除かれ鮮度の良いマイワシの生シラスが絶品である。酒もご飯も、大いに進む。

4、食べ方②釜揚げシラス
新鮮なシラスを塩を加えて茹で上げる。そして、天日などにさらして完全に乾燥させる。一般にシラスとして販売されている。そのまま、大根おろし、和物にして食べる。

5、食べ方③ちりめん
釜揚げ同様に茹で上がる。ちりめんは、乾燥機などを使って水分をことごとく無くす。和物などを主として食す。食感はカリカリ。この製法であれば保存食となる。

 漁場が近くであれば生ジラスが一押し。また、運送手段や保管機器の普及した現在では、釜揚げシラスは全国どこでも美味しく食べることができる。ちりめんは、常温保管の時代からいろいろな料理に用いられている。

 お隣の静岡県ではこの時期、桜エビとともに旬の味覚である。あまり大きすぎず、極端に小さい物は購入を避けた方がよい。3センチぐらいでふっくらした物がおすすめだ。

 冒頭の話に戻るが、地曳き網で採れたマイワシのシラスが美味しい。ただし、ちりめんには脂が少ない鮮度の良いウルメイワシの方がいいようだ。

 とりわけボクは、旬のシラスは生で食べる。ただし、サムネイルのシラスはウルメイワシです😆

かわせみ💎

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