冷静と情熱の愛だ(あいだ)〜ハニーレモンソーダを添えて〜




とりあえず公開から4回観た上での感想をまとめます。
先に言うと、私はラウールくんのファンであると同時に、原作ハニレモも好きですし、これまでにも数々の漫画原作の実写化を体験してきてて、その度に様々な思いを抱えた経験があるということを述べておきます。

その上で、今回ラウールくんが実写ハニレモ映画にキャスティングされた時から、実際に映画を観ての感想をまとめていきたいと思います。





昨年、レモン色の髪の毛に変身した彼が、少女漫画の中でも人気の高いハニーレモンソーダの三浦界役に抜擢されたというニュースを知った時、とにかく嬉しさが第一に湧き上がった感情で、それとほぼ同時に、実写化ということで、これまでに自らも経験し、かつ、外野としても見ることの多かった実写映画への風当たりの強さが頭を駆け巡り、おのぼりさんで嬉しさと幸せに小躍りする自分と、冷静に考えてちょっと心配な気持ちも否めない…っていう自分、複雑ないくつかの感情を抱えました。
それでも、自担は賢く視野も広いから、そんなことは初めに何周も考えただろうし、考えられる子なこともわかってて、だからこそ、ファンがこのまま心配だけ先走ってひっそりしていくのは絶対に違うとも思いました。自分にできることは、全力でラウールくんとこの作品の追い風になることだと意気込み、撮影が無事に行われて公開されることを祈りながら応援する日々が始まりました。



撮影が終わり、彼の髪色も変わり、季節も移ろい…新学期になり、ラウールくんは高校3年、最後の高校生活が始まりました。が、ラウールくん自身はというと、学校生活だけでなく、歌舞伎に、Snow Manのグループ活動、さらにはハニレモのプロモーションも始まり、大忙しな日々を送っていくこととなりました。

実際、宣伝が本格化されてからは、雑誌表紙だけでも20冊以上、掲載雑誌を入れればさらに膨れ上がり、ハニレモSNSでのプロモーションも日に日に更新頻度が上がっていきました。ある雑誌の記事では、その日1日雑誌の取材日で、代わる代わる様々な雑誌社の方々とお仕事をしていき、その雑誌の取材は、開始から9時間が過ぎた頃の取材だったけれど、それでも彼はキラキラしたままだったと記されていました。TV番組での宣伝活動も1週間毎日動くラウールくんを観られるなんていうファンとしては幸せ〜な状態にもなりました。
ファンとして追ってきていて、「いつこんなに準備してくれたんだろう?」と、ひたすらにラウールくんの頑張りにありがとうの感謝の思いが溢れ、忙しすぎて倒れないか心配になるくらいでした。

このプロモーション活動中、各所でラウールくんがこの映画への思いや考えを語っているのに触れる度に、ラウールくん自身がやはり当初驚きと不安を抱えていたことや、撮影現場で共演者の方々やスタッフの方々に沢山守られ支えられてきたこと、Snow Manのメンバーの温かい応援があったこと、そのSnow Manのメンバーとしてとにかくグループに還元したい強い気持ちからハニーレモンソーダに挑んだこと、そして、公開を控えた今、また不安もあること…、色々な感情を知ることができて、映画ハニレモへの期待が増したと同時に、さらに応援に力が入る思いでした。



そしてとうとう公開当日。

劇中、初めから終わりまで、ラウールくんはハニーレモンソーダの「三浦界」であり続けました。
実力ある演技の素晴らしい共演者の方々に優しい空気で満たされ、囲まれ、監督やスタッフの方々の作り出す美しい世界がそれを包み込み、ラウールくんはその世界で光り輝き、初めての単独主演映画とは思えない堂々たる姿を見せてくれました。

正直、観る前まではやっぱり実写化への批判的な意見が上がるのも承知の上でしたし、不安も拭えなかったんですけど、彼が登場して一言発した瞬間からその心の霧が驚くべき速さで晴れていくのを感じました。…というよりも、知らぬ間に推し云々とか関係なく、作品自体に惹き込まれていて、「もう色んな意見があったっていいじゃない。そんなの関係ない。捉え方も感じ方も十人十色、万人意見があるのは十分承知している。だとしたら私はこの作品、原作も好きである人間だけど、だからこそ好きな映画だと言わざるを得ない!!!!!」そんな思いで満たされていったのです。

原作はまだ完結しておらず、その中で主人公たちの出会いから、カップルとして結ばれ、その後の展開まで描いていくとなると、要素をギュギュッとまとめていく他ありません。ですが、そこも「この限られた映画という時間に収めるにはこうするんだろうな」という納得のいく描かれ方だったなと思いましたし、キャラクターたちの劇中での生き様は紛れもなく原作の中でのキャラクター性に沿っているように感じることができました。これは制作サイドが原作をリスペクトしていたからこそ成り立つものだと思います。演者の皆さんはじめ、関係者の方々の熱い思いや原作愛なくして、これは出来上がらない世界だと感じました。


ラウールくんの演技に対してのお話ですが、これまで記事で読んでいる限りは、どこか自信なさげというか、彼自身が100%自信があると思うものに対して以外は断言を避けているのかなと思う節が雑誌各所で散見されていたのもあり、演技に対してもどこかまだ掴みきれていないというのを感じていました。
しかし、私が実際にハニレモを観て思ったのは、「この演技力をもってしても自信を持てないってことは、どこまで高みを目指しているのだろうか」ということでした。
彼の成長することへの貪欲さは知っていたつもりです。でも、(今回発揮されていた演技のレベルの高さだけでなく)これすらも、予想を遥かに超えているのかもしれないということにハッとさせられました。
そしてそれと同時に、どうにか自信を持たせてあげたいとも強く思いました。成長することへの熱い思いを持ち続けてくれるのはとても嬉しいことだけど、もっと自分を評価してもいいんだよ?と思う気持ちもあるというか…。どうやったらこの「あなたの演技、大好きだよ。今後も色んな役を演じて行く姿をもっと観てみたいな!」っていう想いを伝えることができるんだろう…?そんな気持ちにさせられました。
彼の演技はそれほど凄かったと思っています。





今後、彼がどんな活躍を見せていくのか色々な妄想をしてみていますが、この映画ハニレモでの熱演やプロモーション活動での各所での活躍が、確実に良い影響を与えて、今よりさらに幅広い場所で活躍していくんだろうなと思っていますし、この想像も超えていくんだろうなとも思っています。
何ならこんな想像、簡単に超えてーけ!☝️って感じなのでそれで良いんです!!
常に予想の遥か上を行く存在、それが近い将来稀代のスターになるラウールくんなんですから。
ただ、その時に、そのために、微力だけど力になりたい。そのための後押しを常にしていたいなと改めて強く思いました。これだけ支えたいなと思わせる存在こそがラウールくんであって、阿部ちゃんがハニレモでのサプライズ動画で話していたように、「支えたいと思わせるラウールの凄さ」なんだと思います。
だからこそ、わたしはこれからもこの「映画ハニーレモンソーダ」は最高だったと、声高に、絶賛オススメしていきたいと思っています。情勢的にも難しい中だけど、そんなことでめげていたくない、いや、彼らなら、彼ならめげないと思うから。


この逆境の先にあるアンサーは確実に光り輝いているし、想像超えた世界をこの手に掴む、その未来のために、ハニレモ旋風が起きるように、限界を超えても応援の勢いを加速して行きたいと思います。




クソデカ感情含めたまとめ感想、おわり。

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