かしおり
私のファッションの思い出たち
障害者支援施設で働いている、叶世美奈(かなせ みな)さん。 KAIGO LEADERSの運営メンバーでもある彼女の活動の歴史、葛藤の記録、感情のかけらがnoteに綴られている。それを読んで私は、生きることや自分を表現することへの勇気をもらった気がした。 文章に「等身大で生きる」、という覚悟が現れているのだ。叶世さんにとっての「書くこと」に迫ったら、生き方の芯にも触れられるのではないか、そんなワクワクした気持ちで、お話を聞いた。 *** —叶世さんが書
その人によく似合った、エキゾチックなTシャツに、一目惚れをした。 10代のおわり、わたしはフィリピンに英語留学をしていた。初めてひとりで海外に行き、毎日英語漬けの日々。周りは自分よりずっと年上の人ばかりで、なんだか心細かったのを覚えている。 「英語より、まず日本語勉強した方が良いんじゃない?」 「よく考えてから質問しなよ。」 そんな風に周りの人から言われたりもして、 まだまだ未熟な自分を思い知らされて落ち込んでいた。 わたしの留学も残り1週間というときに出会ったのが
カメラを向けたら、人懐っこい笑顔で微笑んでくれた。 わたしも自然と、顔がほころぶ。 大きな瞳をきらきらさせて、駆け寄ってくる子どもたち。 やっぱり、外国人が珍しいのかな? カメラに写るのが嬉しいのかな? 君が、悲しそうな、寂しそうな、怯えた顔をするのはなぜだろう。 笑って、と言っても反応は無かった。 外国人と会うのが初めてで、怖いのかな? お腹が空きすぎて、表情も浮かばないのかな? 「自分たちより貧しいのに、みんな笑顔で幸せそうだった!」 という感想を