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2024旅行備忘録 バルカン半島周遊 北マケドニア編1スコピエ

旅行5日目


前日ネットで予約していたスコピエ行きのバスに乗ります。flixbusとかのサイトで予約できますし、当日バスターミナルに行って、行き先の書いてあるバス会社のカウンターに行っても買えます。観光客が増えてるので、普通に英語話してくれます。
現地の言葉を覚えて片言で頑張ってやり取りするという、旅の情緒はヨーロッパではもう得られないのかもしれないですね。

国旗とラテンアルファベットも書いてあるのでキリルが読めない方でも大丈夫です。とりあえず中に入って行き先を告げるだけでOKでした。パスポートは必要でした。この壁に書いてあるように、ブルガリア語ではマセドニアではなくマケドニアなので、マケドニアという方が通じるかもしれません。
魔改造メルセデス・スプリンターではなく、立派なバス。快適な旅になりそうです。
リクライニングが壊れてるのとゴミが多少散乱してるくらいで、特に問題なし。快適です。
国境の検問手前でトイレ休憩。トイレが非常に綺麗だった。
ブルガリア出国。たしかパスポートもってバス降りました。特に質疑応答なし。個人でいくと袖の下を要求されたりトラブルが多いみたいですね。
無事入国しマケドニアに入りました。倉庫か何か?マケドニアを感じますね。
スコピエに到着しました。バスセンターから市街まで徒歩20分くらいだったので歩きました。バスもあるみたいでしたがローカル通貨も持ってなかったし両替できそうな場所もなかったので。
野犬が多いので不衛生です。野生動物は本当に危ない。以前、ノルウェーの女性が海外旅行中に犬を助けたら噛まれ、狂犬病で死亡したという痛ましいニュースがありましたよね。一応耳にタグがついている犬かワクチン接種済みということらしいですが、、


フリーツアーで地元出身、現在アメリカに住まれているSさんと友人になりました。(もう一人はスウェーデンの人)おすすめの料理を紹介してもらい、子供の頃の思い出をいろいろと聞かせてもらいました。物価が何倍にも上がってるが地元の賃金は低い水準のようですね。野犬と野良猫を警戒しており、野犬と野良猫警戒仲間ができて嬉しかったです。現地の人も野犬と野良猫を警戒してるのだから警戒したほうがいいです。ちなみに私は全く潔癖とかではないです。
マーケット。スタラ・チャルシヤ。やや割高で観光地価格。若者の態度的にあんまりアジア人はお呼びじゃないご様子。


小腹が空いたのでカフェのメニュー。店主は気前が良い人でした。sütlaçは焼きプリンみたいな感じでとても美味しいです。
プリンとコーヒー
バクラバとチャイ。
サライ
教会の庭にある塔
教会の庭
内部は撮影OKとのこと。受付の人の機嫌次第だと思いますのでマケドニア語を少し話してみるなりギリシャの悪口を言うなりうまくやってみてください。
要塞の入り口の端が壊れています
広場には乱雑にとりあえず建てただけみたいな銅像が大量にあります。2014年完成目標でまだ完成してません。あまり景観に馴染んでない感じですよね。Sさんも、政治家と建築会社が癒着して、景観にそぐわない像を建ててると言ってました。
アレキサンダー大王。マケドニアでは、アレキサンダー大王はマケドニアの人物です。また、国の名前を北マケドニアというと、かなり反感を買うようです。そもそもマケドニアとして独立したものの、ギリシャの言い分ではマケドニアとはギリシャを主とした地域の名前でマケドニア(国)がマケドニアを名乗るのはおかしい!と激昂、ギリシャがEUに「マケドニア(国)が現在の名前のまま変更しないのならEU加盟は認めない」と言ったので、マケドニア(国)はやむなく名前を変更する事になり、北マケドニアという名称に改名しました。マケドニア国民からすれば、敗北の象徴であり、北マケドニアという名前は口にしないのが暗黙のルールのようになっているようです。また、国旗についても同様のエピソードがあり、当初マケドニアは古代マケドニア王国の国旗をそのまま使っていたのですが、同様の経緯でギリシャが反発、結果的に公募で現在の国旗に落ち着いたようです。ギリシャ、マケドニア、ブルガリアはこのマケドニア問題でしょっちゅう揉めています。wikiとかにこれまでの諍いについて記載があるので面白いです。広島で、広島焼きと言ってはいけないのと同じメソッドです。



国会。

フリーツアー中に、現在のマケドニアの経済状況についても聞きました。国内に働き口がないから結局学位を修めたら、海外の先進地帯の大学院に行くとか、就職で海外に行くとかで、国内の若者がどんどん流出してるとのこと。よく聞く話です。それで人工流出を食い止めるために、有名企業を誘致しているそうで、日本の企業も大歓迎!とちょっと盛り上がりました。しかし、この後もちょくちょく触れるかもしれないですが、2024年、この約3週間の旅行中にマケドニアでだけぶっちぎりで差別的な言動を受けましたので、印象は普通に良くないです(数年前、ヨーロッパの某国に住んでいた時よりも激しい印象です)。旅行中に知り合ったバルカン半島周遊していた韓国系アメリカ人の友人も他のバルカン半島の国と比べてマケドニアでは多かった、と言っていました。個人差あると思いますし、私的な感想です。国や文化、食事は素晴らしく、99.9%の人はいい人だと思いますが、一部の人の言動が、その地域の印象を台無しにしてしまします。

メイン通り。謎の凱旋門がある。
独立に関係する記念碑。
夜の広場前。橋に虫が大量に湧いている。やや治安が悪いです。

Sさんに一緒に明日観光する?昔住んでたから案内するよ。と言われてたんですが、あんまり居心地がいい場所でもなかったので、早々に移動することにします。ブルガリアでダラダラしてたので、ちょっとマケドニアは巻き気味というのもあります。Sさんはよく出張で日本に来てるみたいなので、次回は日本で!ということでバイバイしました。

とりあえず、ホステルはこの市街地のところ取りました。あんま仲良くわいわいって感じではなく、特に出会いもなかったですが、静かだし快適でした。

ネットでバスを適当に予約して1日終了。次はマケドニアのオフリドに向かいます。

続く

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