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男子•男子•男子 #毎週ショートショートnote

サユミは、おぼこい中学2年生。

それは男子の格好の餌食となる。ネチネチと卑猥な話を彼女の目の前で交わしたり、性的な隠語を彼女に問いかけたりして、その反応を楽しんでいる。

女子達も黙ってはいない。私達がサユミを守るのだと息巻く。

それを男子達はますます面白がり、エスカレートする。悪循環。

だが月日は流れ、サユミもそんな男子達によってそれなりに成長したのだ。

ある日スクっと立ち上がるサユミ。

「私、決めた。このクラスの男子の中から、一番猥談が上手い男子を彼氏に指名する」

「はい、そこの男子?」「隅っこにいる男子?」「こちらの男子?」「どの男子にしようかな?」次々にサユミは男子を指差す。

男子達は下を向く。
なんだ、男子達もおぼこいじゃん。
サユミも他の女子達も、そう思った。

それからサユミをからかう者はいなくなった。

この一連の出来事は、女子の手によってクラスノートに記述された。

タイトルは【サユミの反逆 男子•男子•男子】となっていた。


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たらはかにさんの企画です。
『おぼこい』って、方言だったかな。幼いっいう意味ですが。
男子•男子•男子 この裏お題、レベル高すぎ
だと思うのは私だけ? かも。 めい