文化祭の靴磨き(シロクマ文芸部)
文化祭といえば思い出す。
私は美術系の短大に通っていた。
絵は下手だったが、色や形に興味があり、その組み合わせの面白さに夢中になっていた。
勿論、文化祭は自分の、あるいは自分達の作品展と言っても良かった。でも、それだけでは文字通りの作品展で、文化祭とはいえない。
作品は作品として観ていただくとして、もう一つ、作品とは関係ないものにも参加しなければならなかった。
私とミーコは、あれでも無い、これでも無いと言ってるうちに、私達二人溢れてしまった。
「どうする?」「どうし