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雰囲気や匂いを辿る

久しぶりに友人とぶらり日帰り旅をした。
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今回は東急東横線の中目黒駅からスタート。特にルートは決めずにゴールを都立大学にあるローカルな銭湯に定めただけの緩い計画。

歩き始めたのは13時。2人ともまだ昼食をとっていなかったのでまずは何か食べられる場所を探すことにした。祐天寺駅の方面に歩いているとレトロな佇まいのハンバーガー屋があったのでそこに入った。

店内はロックと80年代のアメリカのカルチャーが混ざったような空間だった。好きな雰囲気だ。
先に飲み物が来た。僕はコカコーラで彼はコカコーラゼロ。色の濃さが少し違うねと話しながら写真を撮った。

メインのハンバーガーは大ぶりで食べ応えはもちろん、味もしっかり美味しかった。
腹が満たされたので散策を再開した。

その日は暑すぎず寒すぎずで歩き回るにはもってこいの気候だった。外にいるだけで自然と気持ちが高揚していく。
東横線の線路を目印にしながら進んでいく。途中に面白いお店や建物があると立ち止まったり戻ったりできるのがこの小さな旅の良さである。気心が知れ渡っている彼とだからこそできることでもある。

甘いものが食べたくなったのでカフェに入ることにした。見つけたカフェは古民家をリノベーションした建物でパンとコーヒーとビールを売りにしているお店だった。
僕はカフェラテとピーナッツバタークッキーを頼んだ。
とても居心地の良いカフェだった。

祐天寺は下町情緒が所々に残っていて街歩きにはとても向いている土地だと思った。あと鉄道に関する建物やモニュメントが多かった気がする。

そのまま歩き続けていると、あまりにも天気が良かったからか、友人から公園のベンチで一杯やろうと提案があった。もちろんそんな魅力的な誘いを断るはずもなく、近くのお店で各々お酒を買って公園に向かった。
ちょうど良い感じのベンチがあった。少しずつ色が濃くなっていく西日と近くの遊具で遊んでいる子ども達の声を感じながら二人でゆったり過ごした。

今日の終点として定めた都立大学に向けて歩みを再開した。目当ては旭湯という銭湯だ。そこは昔ながらの大衆浴場だった。

しっかり温まった体で外に出ると少し涼しくなってきていた外気が心地良かった。このままこの銭湯の近くで夕飯の場所を決める予定だったが、二人とも外気浴が気持ち良かったのでそのまま自由が丘まで歩くことにした。

自由が丘に近づくにつれて、人の数が急に増えてきた。
途中で入った雑貨屋で以前から飲んでみたかったクラフトコーラが売っていたので買って飲んだ。スパイスがしっかり効いていてすっきりとした味わいだった。

自由ヶ丘駅の近くにあったお刺身が売りの居酒屋に入って、今日の小さな旅の振り返りをした。次の旅に向けての作戦会議になったり、今まで思い出に残っている話を掘り返したりした。

今回は中目黒→祐天寺→学芸大学→都立大学→自由が丘という5駅をまたがる散策となった。歩くとその地域ごとの雰囲気や匂いが少しずつ変化していくことをじっくり感じることができる。乗り物に乗って行く旅とはまた違った面白さがある。
またいつも通り半年後くらいにやろうという話を最後にして解散した。

帰りの電車の中でiPhoneで音楽を聴きながら今日撮った写真を眺めた。無意識とはいえ3回もコーラを飲んでいたことに気づいて一人でにやけてしまった。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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