スボミー環境優勝 ミキサー古代
※当記事は過去に「超電環境 どうする古代」で掲載したnoteの内容をテラスタルフェス環境に書き換えたものになります。以前に「超電環境 どうする古代」をご購入された方はそのままお読みいただけると思います。
noteのシステム上ないとは思いますが間違って複数回ご購入することがないようよろしくお願いします。
始めまして、またはお久ぶりです。ダル(@DAL_pokeka)と申します。Xでは「フロン」ですが同一人物です。現在は大阪でポケカに励んでおります。自己紹介もかねて過去の実績を以下に記します。
<過去の実績>
2023シーズン
・CSP220獲得
・PJCS Best16
・WCS2023 Day2出場
12/16、テラスタルフェス環境(以下スボミー環境と称す)においてパーフェクトミキサーを採用した古代バレットを使用してシティリーグで優勝することが叶いました。
2月中旬から握り続けたデッキなだけあって感慨深いものがありました。
ワイルドフォースから今まで紆余曲折があまりにもありすぎた古代バレット。当記事では
・超電環境とスボミー環境で何が変わったのか?
・スボミー環境における古代バレットの立ち位置
を解説した後、シティリーグで使用したデッキレシピの説明を以下のように行います。
・デッキレシピの掲載
・なぜパーフェクトミキサーなのか
・なぜポケストップ4なのか
・デッキ内の一部カードの採用理由及び解説
・後攻を取らざる負えない理由
・各対面における認識と立ち回り
(ボムドラパ、サナ、ソウブレイズ対面の解説を大きく改定)
(カニパゴス、ボムスボミー対面を新たに追記)
を解説していきます。
超電環境とスボミー環境で何が変わったのか?
何といってもこのカード
スボミーです
0エネでグッズロックができる超パワーカード。おまけに逃げエネ0。
もっと言うとダメージが10あるのも強すぎます。
そんなスボミーがもたらした環境の変化は以下の通り
①リザードンexの減少
ボム+ブライアのせいで古代の最不利だったリザードンexですがふしぎなあめで起動しないといけないためスボミーのグッズロックが刺さりシェア率が大幅に下がりました。
これは古代にとっての明確な追い風になります。
②ボムドラパの強化及び増加
ボムドラパがスボミーにより強化されシェア率を大きく伸ばすことになります。
実はリザと並ぶ古代の最不利対面だったボムドラパ(厳密にいうとリザよりは多少マシですが)。こいつがグッズロックを手に入れたためさらに手に負えなくなりました。
これは打って変わって向かい風になります。
ライコやドラゴ等の有利対面の減少やカニパゴスやジュラルドンex等の有利対面の出現等変化した要素は他にもありますが主にこの二つが大きいでしょうか。
古代バレットの立ち位置
前環境よりは良くなっているとは思います。
ボムドラパが増えたものの、最不利のリザードンが減ってくれたのは大変助かるのが本音です。
ただしその分ライコやドラゴ等の有利対面が減ったためイージーウィンがしにくくなったのもまた事実です。総評をするなら
ガン不利は減ったがガン有利も減ったため前環境よりプレイヤ―スキルが求められる
こんな感じでしょうか。以前よりは「デッキで勝つ」ことが難しくなったため「古代バレット」というデッキに胡坐をかいていると簡単に負けてしまいます。
デッキレシピの掲載
今回12/16のシティリーグで使用したのは以下になります。
大きく目を引くのはパーフェクトミキサーだと思います。
実を言いますと12/16時点だとスボミー環境をミキサー型で優勝したのはこれが2件目です。
ポケカWinDeck様のサイトで調べましたが12/7に別の方がミキサー型で優勝されていました。
「お前が考えたことは既に別のやつが考えている」なんて言いますがまさにその通りですね。
ミキサーを除いて既存の古代と違う点を挙げるとすれば
・ポケストップ4枚☆
・イダイナキバ、コライドンの2-2採用
・ボス0のカウンターキャッチャー3
・夜のタンカが3枚☆
・ネスト3のハイボ2
細かいところを含めて以上になります。
(ちなみに☆をつけている部分は上記のミキサー型の先人の方と一致していました。「道を極めた者が辿り着く場所は、いつも同じだ」なんて言葉も少しよぎります。)
なぜパーフェクトミキサーなのか
パーフェクトミキサーの強みは以下の2つになります。
①早い段階でトラッシュの古代のカードを貯められる
山札から古代のカードを直接5枚トラッシュに送れるため、あだうちやばねの火力が最大50上がります。
これにより序盤からでも中型のルール持ちポケモンをワンパンできるほか、大型ポケモンを2パンできないことがなくなるためサイドレースで不利を取るリスクを減らせます。
➁山札作りに大きく貢献してくれる
山札からいらないカードをトラッシュに送ることもできるため手札にきても嬉しくないカードを引く確率を下げてくれます。
つまるところミキサー使用後の事故率をかなり下げてくれるのも魅力です。
これを聞いてもシークレットボックスのほうが強いと感じる方もいらっしゃると思います。
サポ、グッズ、どうぐ、スタジアムを持ってこれるカードなので当然強いのですが実はシークレットボックスには致命的な欠陥があります。
それは後半に引くと非常に使いづらいことです。
シークレットボックス(以下シクボと略)を使用するためには手札を3枚も捨てなければなりません。
これが相手からナンジャモ等手札干渉をくらった際に引くと3枚トラッシュが非常に響いてきます。
例を挙げてみましょう。
以下の写真は(サイド3枚)ナンジャモをくらった後、トップドローを含めた手札4枚になります。
シクボを使うとなると左3枚をトラッシュしなければならないですがトドロクツキはトラッシュしたくないほか対面によってはカウンターキャッチャーを捨てた瞬間即敗北になる・・
シクボを使わなければ負けだが使っても負けなんてことは古代を使たことがある方なら一度はあると思います。
もっというと(サイド2枚以下)ナンジャモやツツジ、アンフェアスタンプを貰った返しのターンは手札の総数がシクボを合わせて3枚以下のためシクボを使うことすらかないません。
もしかしたらこちらの経験をされている方のほうが多いかも。
こんな感じで後半になると手放しで使用できなくなるカードになります。
もう一つ弱いところを挙げるなら手札が飽和しているときにシクボを持っているときです。
よくあるのがそのターンやりたいことを全てやってシクボが余るケースです。
サポを使って、必要なグッズも使って、ストップ回して、必要ならブーストエナジーを貼って・・・
これ以上カードが必要ないのだからシクボを使わない方が大半だと思います。当然これはプレイングとして正解で、下手にシクボでカードを持ってくると返しの相手のターンのナンジャモで持ってきたカードが下に送られる裏目が発生します。
問題なのがこの先、使わなかったシクボが山下に行ってしまうことです。山下に行くのだから次のターン、シクボは非常に触りにくくなります。
つまることこれはシクボを使うターンがだんだん後ろになってしまい、上記で述べた「後半に引くと非常に使いづらい」ことにつながってしまいます。
以上を総括するとシークレットボックスは
(手札が少ない)後半に引くと非常に使いづらいのに手札が多いときは使う理由がなかったりする
「いつ使うねん!」とツッコミをいれたくなるカードです。
それに比べパーフェクトミキサーは何かを持ってこれるカードではないものの、いらないカードをトラッシュに送るだけであるため序盤中盤は言わずもがな(不要なボール系やポケストップがあまり出す)終盤にも使用できるカードです。つまり
パーフェクトミキサーはシークレットボックスに比べ使用するタイミングによって強さにムラが出ない
という評価になります。
両方使ってみてわかったのですがミキサーのほうがシクボより安定感のあるカードになります。上振れカードはまさかのシクボのほうだったというわけです。
そのためよくある
ポケギア3枚+シークレットボックス
よりも
ポケギア4枚+パーフェクトミキサー
のほうが安定するのではと考え今回はミキサーのほうを採用しました。
以下に供述するポケストップとの相性がいいのもやはりミキサーのほうになります。
なぜポケストップ4なのか
古代バレットへの採用は3枚が主流に思えますが今回は4枚採用としました。理由はいくつかあります。
①パワーカードであるため
グッズを拾いながら古代のカードをトラッシュする等カード。何を意味するのかというと
火力上げとデッキの潤滑油的存在両方の役割をスタジアムで担ってくれることにあります。
これをスタジアムでやるんだから強いに決まっています。もっと言うとこのカードは0.5探検家の先導です。
ポケストップを早くプレイできるほど火力が上がり山札が作られるため非常に強力です。
➁最初の番にできるだけグッズを使いたいため
どういうことかというとスボミーのグッズロックケアをするためです。
古代バレットは後1ターン目にグッズロックをされると非常に厳しいデッキになります。
それに対応するには先攻1ターン目に多くのグッズ(ボール系や大地の器、ポケギア3.0など)を使用してグッズロックを待ち構える必要があります。
先攻だとサポートが使えない分ポケストップでグッズを探しに行きたいケースが多くなりました。
つまり最初から使えると非常に強いため初手に来る確率を最大限にするための4枚採用になります。シークレットボックスを採用しない分なおさらということです。
デッキ内の一部カードの採用理由及び解説
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・デッキ内の一部カードの採用理由及び解説
・後攻を取らざるを得ない理由
・各対面における認識と立ち回り
をご覧になることができます。
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