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SAD children

少しストーリー気味です。(⚠️下手くそです)


ある町に、大きなお城があった。

そのお城は、親に見放された子供や、行き場を失くした子の住む場所。

そこのお城では、

美味しい食べ物、綺麗な服、豪華な装飾品
楽しいおもちゃ、最新鋭のゲーム

全てが揃っていた。

子供達は、何の不自由も無く暮らしていた。

ある時、1人の子供が言った。
「なんかさ、楽しいのに穴が空いた様な時ない?」

すると、他の子供達も皆んな、頷いた。

しかし、親から愛されなかったり、親が早く亡くなった子達には、その感覚の意味が分からなかった。

この城の大人達は優しい。

とても優しい。

欲しいものがあれば、なんでもくれる。
して欲しい事があれば、なんでもしてくれる。

子供達は、謎の空虚感に少し戸惑いながら、楽しんだ。

子供達は、この城の世界で、ずっとずっと楽しみ続ける。

何の苦しみも、辛さも、悲しみも味わず。

何も困らない。

何も痛くも、痒くも無い。

月日はどんどん、経っていく。

子供達は大人になった。

そして、外の世界へと旅立った。

ある日、青年になった子供は、衝撃的な光景を見る。

みすぼらしく、貧しそうな子供が、母親と安い食事をしている。

なのに、とても満足そうだ。

そして、母親に頭を撫でられている。

見た青年に、激震がはしった。

空虚感の原因、それは"愛"だ。

愛が欲しかったのだ。

青年は、他の友達にも伝えた。

しかし、

友達達は言った。
「嘘?お金があって、いい服を着て、いい食べ物を食べ、美しくなる事こそが1番の幸せだ」
「そいつらは、何かおかしいんじゃ無いか?そんな生活、耐えられない」

青年は思った。
「この空虚感を満たしてくれる者は、今後現れるのか?」と。

青年は堕ちていった。

お酒にタバコ、クスリにまで手を出し、その満たしを得ようとした。

自分が衝撃を受け、1番欲しかったものの穴埋めをする為に...

他の友達も、皆んなおかしくなっていった。

ギャンブルに依存する奴、ダメ男に何度も振り回される奴、結婚はしたが、家庭崩壊した奴、浮気を繰り返す奴、捕まった奴、

僕たちは、世界で一番幸せな子供達だったはず。

何の不自由も無かった。

けど、知ってしまった。

"愛"という、全ての物とは違う、満たしを持ったものと...

自分は、どんどんおちぶれていく。
もうクスリも効かなくなって来た。

誰か、くれ。 愛とやらをくれ。

青年は、その後捕まった。

そして、幻聴幻覚にも苦しむ様になった。

あの城は、未だにあるらしい。

城の説明欄にはこう書いてあると言う。
"親に愛されない、見放された子達よ! ウェルカム! ここは、幸せだ。友達もいる。美味しいものも、綺麗な服も、楽しいおもちゃだってある!ここは、A castle of dry paradiseだ!" 

渇いた極楽の城だ。気づかなかった。

僕たちに与えられたのは、渇いた幸せ。

満たすものは無く、徐々に崩壊させていく城だった。

ここで育った人間が、育児放棄した子供達らが、またいくんだ。

延々に繰り返される。

「誰か、満たしてくれー!!...」

青年の悲痛な叫びが、牢屋に響いた。

愛を与えない城は、今日も渇いた幸せで、子供達に偽りの満たしを与えてる。



下手くそですね!💦 この類いの投稿は、あまりしないと思います。何となく、の時でしか、してません。それにしても下手ですね💦


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