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あの頃みたいに書けると思ってた

私は30代女性。
中学校3年間はほぼ不登校で引きこもり、どっかの掲示板で仲良くなった見知らぬ人たちと、毎日深夜リヴリーアイランドで雑談チャットやなりチャ(死語)をしていた。
その頃は親に拝み倒して買ってもらったWacomの一番安いペンタブで絵を描いたり、粗末な小説を書いたりしていた。
みんな自分のサイトを持っていてそこで公開していた。30代でHTMLをなんとなく知っている人はこれで覚えた人も多いのではないだろうか。
キリ番踏み逃げ厳禁!とか、カーソルにアイコンがついてくるようにするとか、初めて知る物事は全て吸収して自分のサイトに持っていっていた。懐かしい。

絵や小説は毎日更新していなかったが、ブログだけは毎日更新していた。
引きこもりで、外にも出ず、朝に寝て夜起きるような生活をしていたのに、毎日書くネタがあったのだ。
好きなアニメ漫画の話、好きなBLカプの話、家でこんなご飯を作って家族と食べた、飼っている亀の甲羅が剥けたとか、他人からしたら本当にどうでもいいことを毎日発信していた。しかもハイテンションに。引きこもりなのに。

時は流れ私も大人になった。
高校は周回遅れだがなんとか卒業し、専門学校に行き資格を得て働いている。
結婚もした。子どもはいない。
昔と違い今はSNSをみんなやっている時代で、私も登録はしているがいわゆる見る専だ。
リアルタイム、mixi、Twitterは流行り出した頃やっていたがいつの間にか発信はしなくなっていた。

だけど今、なんとなく書いてみたくなった。
いや、本当はもっと前から昔みたいにとりとめのないことを書きたくなることがあった。
でもどこに書いたらいいかわからない。どうやって書いたらいいかわからない。
とりあえず「ブログ 始め方」で検索するがビジネスのページばかり出てきて困惑した。
noteもこういう使い方をするべきなのかはわからないが、日記などのタグをつけている人もいたのでやってみることにした。

気がついたらこんなにダラダラ書いているが、心なしか気持ちがスッキリしてきたような。
こんな文章をインターネット上に公開するのも恥ずかしいような。
でもやってみて何か一歩進んだような、そんな気持ち。


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