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白い服、白い靴下

私は白い服をあまり持っていません。
理由はすぐ汚すからです。

一週間保ったためしがないんじゃないのかな。
汚れると目立つし。
服に気をつかって過ごすなんて嫌だし。

白い服、汚さずに過ごす人、お嬢様ですよね。


ああ、白、といえば中学時代、私の時代は校内暴力吹き荒れた後の、校則が異様に厳しい風潮の時代でした。

僕らの7日間戦争という映画あるのですが、観たことありますか?
内容、嘘じゃないです。リアルですからね、マジで。今じゃ信じられない。

で、靴下が白の三つ折りの折幅3センチメートル以上ないといけない。
毎月曜日、教師が定規持って玄関口で立っている、という異様さ。

私自身も(自己診断鬱病時とは次元の違う)暗黒時代で、世の中を斜めから見ているような非常にひねくれた者だったので、逆に教師から目をつけられたくない、という意識が働き、きっちり守っている者でした。成績は中より上のダサダサの生徒でした。ただし遅刻常習者。

話が逸れました。

で、その白規定の三つ折り幅3センチメートルの靴下なのですが、よくいろんな色に染め上げられていました。

理由は母親。

私の母親は障害者でした。気づいたのは随分後になってからです。

読み書き計算出来なかったように思われます。

でも当時はそんなことは全然分かりませんでした。

洗濯は色柄物も何もかも一緒くたに洗濯物に放り込んでスイッチ・オン。

冬のセーターは常にチクチクしてました。

もみ洗、手洗い、漂白剤に浸けて洗う、など洗い方も色々あるのに
どれもしない、いや、出来ない。

だから白の靴下が白くなくなってしまう。

何度言っても気づかう感じがありませんでした。

当然です。出来ない、のですから。
書いてある洗剤の種類も使用方法もわからないってことです。だから覚えた方法、洗濯機に洗い物放り込んで洗剤適当に入れてこのスイッチを、オン。
を繰り返すだけ。

いわゆるデリケート用に洗剤があり、柔軟剤という存在があることを知ったのは、小学校高学年か、あるいは中学になって家庭科の授業で知りました、私は。

で、毛糸のチクチクが異様に不愉快だった私は、セーターは自分で洗うようになってました。

学校に履いていく靴下なんてものは自分で洗濯しようとは思わない。

ま、中学生ってそんなものでしょ。

それはさておき、始めは教師に指摘されますよね。でもこちらは反論します。
白です、母親の洗濯の仕方が悪くてこうなりますって。

確か中学って三者面談を年1、2回くらいやったと思います。
ま、その時にでも気づいたんでしょうね。私の母親は普通じゃないなって。私自身は気づけてないけれど。
で、触れない方がいいと思っていたかもですね。

でも私としても単純に、もともと白い靴下が色移りで変色してるっていうのはみっともないことくらいは理解していたから、染まっていないもの、ない場合はなるべく白いのを選んで履いていた

・・・ような気がします。とにかく最低最悪の中学時代だったので、早く三年経って卒業したい、それだけを常に思っていた三年間だったと思います。


・・・白にあまり好いイメージ持っていないかも。



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