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何を隠そう、私は元埼玉県民です。産まれも育ちも埼玉県民。26の時に埼玉を脱出し、東京都民(ただし23区外)になり、今は縁あって神奈川県民となっております。

話題にたまに上るような熊谷でもなければ大宮でもない、隣の市民に「どこ、それ?」と言われるような八潮市民でありました。

南に”自転車”で10分も走れば東京都足立区、東に”自転車”で1時間弱も走れば中川、川向こうは千葉県。そんな立地。
今でこそ、筑波エクスプレスなる電車が斜に通って駅も出来ましたが、私がまだいた頃は北から東に常磐線、南に武蔵野線、西に東武伊勢崎線が囲うように走っており、いわば陸の孤島でした。

以前にも書いたと思いますが、埼玉県民は、横の繋がりが薄い。それはとりもなおさず横の交通網がないから県内での移動が薄いからです。

例えば、私が成増だとか西方面に遊びに行こうと思ったら、まず南下して東京に出るかあるいは北上して大宮あたりに出るか。

....で?そこまでして行きたい所があるか?と言われればそうでもない。南下すれば大都市東京だし、北上すれば世界的観光地日光です。海に出るときは東に向かう(滅多にないwww)
ゆえに西に遊びに行こうとはしません。おそらく西側の人たちも同じような考えでしょう。

よって、例えば別の場所でたまさか”え、同郷の埼玉県民?”と言う会話になっても、今一盛り上がりは薄い。え〜何市?〇〇市。あ〜なんか聞いたことある〜的な会話で終わってしまいます。(私の小学生時記憶では市町村が1、2を争う多さだった気がする)

さて八潮市。西隣がちょっと有名草加市。私がいた頃は郵便番号草加市と一緒wwww草加市八潮町とハガキに書いても届いてしまってた。警察の所轄地域も草加だった悲しい事実。(今は知らない)

それから、私が東京に来て驚いたのが、渋谷や新宿と言う繁華街でも坂が結構あったこと。

地図で確認してもらえばわかると思いますが、八潮市は、小学校校歌の歌詞に組み込まれたように『関東平野のその真ん中』.....詰まり平坦。坂というものが全くなかった地域。
先程”自転車”と書いたのはそういうわけです。何時間でもこげます。しかもママチャリで。坂は高架橋か、川を超える橋くらい。あとはどこまでも平坦。

江戸時代は干潟だったところですからね。地名からもそれが伺いしれます。子供の頃、電車を通そうと地面を掘ったら水が出てきたので断念した、という事がまことしやかに流れてきていた事があるのですが、建築技術が発達したのでしょうね。今は悲願だった筑波エクスプレス様が走っております。べらぼうに乗車賃高いですがwww。

今、たまに車で埼玉を通過して栃木やら茨木やらに抜ける時に、あれ?平坦で平屋のでかい建物ばかりで(大体倉庫)変化ないなと思ったらそこは埼玉県。間違いない。

かつて東京が江戸と呼ばれた頃、水戸黄門が唯一泊まらなかった県が武蔵野国。今の埼玉。

やたら海に憧れる海なし県埼玉。

さてここで、タイトルと内容が結びついた人は間違いなく埼玉県人、あるいはそれに近い人。そう、11月14日は埼玉県民の日!主な公立小中高はお休みの日。そしてこれもよく話題に上るように東京ディズ○ーランドをはじめ近郊レジャー地が埼玉県民だらけになる日です。私も行きました。

さて、劇中のセリフが流行語大賞にノミネートされた”翔んで埼玉”

まだかの地では上映しているそうです(笑)
そして11月14日にちょっとしたイベントするそうです。素晴らしい!

私?観に行きました。騒ぎが落ち着いた頃に。でも観に行ったのは勿論川崎市内の映画館で、観客はチラホラ。地元では拍手喝采が起こるそうですが(←わかる)流石に出来ないし。このチラホラいる観客は果たして元埼玉県民なのか?それともギャグ好き、映画好き、あるいは出演者のファン.....?

変な汗かきながら映画館を出ました。

いや、でも翔んで埼玉面白いですよ。一部横浜市民が不快な思いするやもしれませんが、壮大な茶番劇だと作者も言っておりますからそこは許してくださいね。

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