私の3.11備忘録−3

今まで経験した事のない災害の発生だった。

はっきりとは覚えていないが、数日後チラホラ出始めた、品不足。
交通網が寸断されていることはもちろん、製造拠点がやられている、あるいはある品物のパッケージをする工場がやられている、流通拠点がやられている、被害にあっている地域を優先的に品物を確保配送している、様々な理由で納品がない、あるいは大幅に遅れている。
届く品物が少ない事がわかると出始めるのが買い占め。品物があるうちに確保しておこう、というのはある意味納得のいく行為ではあるが、本当に必要としている人が手に入らなくなる、という弊害が発生する。
店側の打つ手として点数制限。お一人様○個まで。一家族様○点まで。

開店前に長い行列ができ、棚から品物はほとんど無くなり売るものがない状態に。トイレットペーパーに始まり、テッシュペーパー、カップ麺、レトルト食品、パスタetcetc。
原発が既にメルトダウンしており、放射能漏れ、そして水道の水が危ないとなった時には水が無くなった。

更に夏前に計画停電が実施されるとなってからは電池に懐中電灯、缶詰。
音、は私の地域でこの一回だけ実施された時の事を思い出して綴ったもの。

参考資料:音|とみはじめ #note https://note.com/04tomihajime13/n/n12864ca3efc1


本当にピーク時は棚にお菓子くらいしかなかった。
そしてそれにも関わらず毎日開店前から長蛇の列で、連日激込みだった。

通常に戻るのに一年以上かかっていたのではなだろうか。

水道が危ない、と騒がれて私も水を一度だけ買った。でも既に500ml一本しか手に入らなかったが。
それを、ご飯を炊く時だけに使用した。あまり気に止めないと自負する私でもさすがにこの時だけは危惧した。

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