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 ルパン三世PART6、毎週楽しみにしてます。


最近はYouTubeなどでの一気見や、要所の部分だけを見るだとか、あとは最近の傾向で話の展開の早い作りで、こう毎回毎回をじっくり見る、と言うことが久しぶりな気がします。

 それはさておき、この間の押井守氏脚本の話、ネタがヘミングウェイだったそうで。
 無学なのでそのあたりは全然わからなかったです。

 とあるツイッターで、売られている春巻の惣菜のパッケージに「春は揚物」と印字されている写真が上がり、コメントに「これでくすっと笑える事が教養がある、と言う事」とありました。教養とは専門家でもない限り特に覚えなくても生活していくのになんら困る事はないが、毎日の生活に潤いをもたらす、あるいは、人生が少し楽しくなる、みたいな事が書いてありましたが、ヘミングウェイを知ってるものにとってはこの回はさぞかし面白かったのでは、と誰かさんの書き込み。

 私の過去記事に、小説家の才はない、と書いた事がありますが、小説家を始めとするプロの物書は本当にいろんな事をよくご存知で、とても私には無理、と思った事も理由の一つです。

 例えば中学生くらいの時分に公開された「風の谷のナウシカ」。随分経ってから「地球で一番繁栄している生物は昆虫の類」と知ってから、絶対に宮崎氏は知っていてこれを描いたんだろうなと思いました。
 又、漫画「ベルサイユのバラ」で終盤、国王一家が革命軍の手に落ちて、ルイ・シャルルが母親のマリーアントワネットと引き離され、やがて母親を忘れて革命軍と一緒に革命歌を歌うようになったという展開に「8才にもなって母親を忘れるかな?」と言う疑問が残ったのですが、後々にどうやらルイ・シャルルは、知的障害で産まれてきたという事を知り得て、それでやっと納得できました。更に某劇団の、このルイ・シャルルと九尾の狐と石川五右衛門を重奏させたような芝居を観に行った時、何とこのルイ・シャルルは悪い革命軍兵士にオ○ニーを教えこまれ、ひたすら自分のナニをこすっている、という出で立ち。(誤解のないように言っておきますが、決してさげずんでいるような表現ではないです)知的障害だったらしいということを知っていた私は難なく受け入れると同時に、脚本家さすが物知りと思ったのです。

 最近なんとなくつまらなくて、刺激求めてYouTube見まくりの私ですが、あ、もしかして楽しむ為の知識が足りないからかも、と思っています。

 でもな〜ヘミングウェイ、正直、名前だけしか知らなくて、どういった人なのかも全くでした。小説家ですか。冒険家なのかなとか思っていました。海外文学はほとんど、読まないです。理由はやはり海外のせいか、日本人の書いた小説とちょっと違う気がするのですよね、それから何本か読むことに挑戦したことあるのですが、登場人物が覚えられない。しかも「〇〇ジュニア」だとか、同一人物なのに名前表記が変わったりして、余計。そして挫折。

ヘミングウェイ、読んだら押井氏脚本のルパン三世、お〜!って思えるのでしょうね。やってみたい気はするのですけれどね。


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蛇足

当然ちゃあ当然なのですが、ルパン三世は盗っ人なので捕まえるために追いかける人がいる。だから銭形警部が存在するのだが、ルパン三世は捕まってしまったら話は終わり。主人公は死んだら話終わりと一緒。だから銭形警部はルパン三世を捕まえる事は出来ない訳で、どうしても「敏腕刑事」の設定のはずなのに何度も逃げられる無能な刑事、という役回りになってしまう。捕まえられたとしても脱走という展開になってしまいます。
だからこその名作回も産まれることもあるのですけれど。

今更ながら「そう言われてみれば、そうだよな」と思ってしまいました。


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