有形・無形のアドバイス。

こんにちは。

其れでは、実務の一端を綴って行きたいと思います。

とある時分に相談受けたお客さんがおりました。
内容は相続税対策の事柄です。

僕の本業は、不動産売買や 資産活用、建築請負一式やら多岐に渡りましすが、本心心根では副業で不動産投資をして居ますが、本来的な意味では、本業が一番儲かると云えます。
無から有を産む感覚の商売との事では、不動産投資の長期間の金銭的ストックは結果が出るのが遅く、正に投資とも謂え、お金持ちに為った気に為れないとの事も本音でも在ります。

ですが、最終的には景気動向に振り回されず生活が成立するのは長期投資の「おかげでも在ります。
其の事で、商売での所謂お客さんには一切の気を遣わず、自身が愉しめる、お客さんには感謝される仕事以外は潔くお断りしております。

今回は、お客さんの優柔不断な性格と今後を思うと、資産活用は駐車場が吉、相続発生時は一部土地売るのが最適解だとの選択肢を出した事例です。

話しを訊くに相談者の求めてる答えは、すぐに読み取れますし、いくらでも迎合致しまして、気持ちよくも容易く出来もします。
ですが、上記の様な営業スタイルに付き、お金は掛けずが吉、アパート建設なんて駄目でしょと諫めます。

ですが、此のお客さんは、アパート建設したいんです。

其の意図を知りつつ貶した僕は、お客からしたらば半ばバカ扱いです。
単純に地域的、且つ地主さんの性格等々を勘案し、話す内容にか全く勝算が無いと思えても、話に乗ったら最後入居率や借入額との兼ね合いで、永らく嫌味云われる絵が想定でき、失敗は他人のせいにする典型的な買い大病の罹患者で大衆の中の大衆でも在り恵まれたお坊ちゃまでしか無いと思料しました。

此の様な時は、向こうが引け目を感じる様に誘導します。
此方は、新築は見合わないので其のお金で中古住宅でも購入し回せばと、全くお客さんの意に相反する提案をし、他業者に相談に行かせる様相を装います。

其の後、他業者で建設の運びとなり、かぼちゃの馬車やレオパレスの其の後の現実を今にして理解し、数年経て決算書を持ち込み銀行に改めて諫言され、全く間違えた投資との事に目が覚めた様子。

少し浅慮な客は、不動産屋よりも銀行などの権威者の言葉や言辞を信頼も致しますから、知り合いの行員の口から此のお客に同じ事を云わせもしました。

既に、事例とは違うアパートを管理させてもらってるオーナーなのですが、最後は銀行にも諫められ、当時新築を薦め無かった事に感謝もされました。

本分として、此の様な無形の仕事でも感謝される事をするのがストレスが無く、結果心象も善く此方の心持も善いと為り信頼も依り得られる事とも思念しています。
有形の土地を売買する時も、感謝してい頂けるお客さん以外は本当にお断りし、ノークレームを目指します。

無形の仕事は、薄い感謝と、収入無し…………。
難しいですが、お客さんにとって莫大な資金を、ドブに捨てる事を未然に防いであげても収入無く感謝も薄い。

有形の仕事は、瞬間的には感謝されて、収入も在るのだが結果長い事仕事を為すに難儀とも為る。

不動産屋は目が効き誘導も得手でも在り、其の事を援用すれば、悪にも善にも為れましょう。

出来ない不動産屋や、売りたいが見え見えの不動産屋は、会社に資産が無い、お金が無い社員か、経験が浅い、ガメツイと考えられます。

何が本質的審理か、理解出来ないと詐欺、騙されたと為り、善い老後を送れない老人に為って仕舞いましょう。

此の事は全てに通ずる事かとも思念も致しますので、翻り、詐欺や嘘つきと云われる者は素人との事でも在りましょう。
其々のプロや専門家は、老後は安寧ですから。

では、お仕舞い。