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今でも物件は安く買える実例の一端。

   こんにちは。

昨今、不動産市場は或る種の歪んだ高騰相場と思料するか、今後も此の様に徐々に値上がりするのかは、誰にも推量等出来ません。

僕は、上述の事を巷間と同じ様にマスコミ情報を基に夢想は致しますが、当然当たりも外れもします。
競馬の予想宜しく、各種相場とは此の様な事かと思念もして居ますので、保有する物件は一つの規準でしか購入保有は致しません。

先日記した様な、買取即転売の様な物件は、巷間相場を診て差益の出る金額帯で購入すれば善いだけですから、そんなに労苦も在りません。

しかし、自己の中で保有に値する基準の物件は、滅多に在りません。
以前にも記していますが、路線価20/㎡以上の地域で整形地、道路付け間口良好、公道幅員6m以上で価格は路線価の0.7~1.1倍等々。。。。

此の様な物件は無いと云われて久しいですが、正直僕は25年前から此の基準で年に多い時には3棟、少なくとも年に1棟は購入し続け保有物件も適宜入れ替えも在ります。

25年前には此の基準は至極適当な相場観でも在り、安値とも云えない時代でした、リーマンショック後も此の数値に近い物件は多く存在して居ましたので、或る意味では昔の物件は安値とは云えない相場で購入して居て、此の10年程度の上昇相場観では安く購入してとも云えるので、所謂ドルコスト平均法の様な感での購入と自己の所在としては在ると思料もして居ます。

前置きが長くも為りましたが、本題の今でも物件を安価に購入した一端を綴って行きたいと思います。

先ず、物件は即転売を試み個人属性での購入事例ですが、埼玉の南部某市、仲介はハウスメーカー系大手、売主は100億規模の企業経営者の年配の方、都内に越し、空き家を処分との事。

予想するに売主は大手仲介を信用していて、尚且つ自社企業が好調で小銭には頓着せず、仲介業者の提示金額を信頼して安値で売出し、仲介も今の相場からしたらばエンド土地値の7掛け程度1250万での売り出し。

飯田系建売り業者3、4本買い付け入るが、買い上がり1380万迄に為って仕舞いましたが、プライド在る大手仲介が値付けを間違いた様な買付けを売主には告げずに内々に握り、健全な取引の様相のC to Cを装いたく、一般人の者に売りたい本音が透け、買付け5番手で個人属性、指値迄入れても私が選定されました。

要諦としては、仲介の心裏を汲み取り、業者と買主の理想的で或る意味で都合善い消費者を演出しただけです。

其の一端ですが、100億規模の企業経営者と云う方の多くは、お金も在りますので、自己の気に入る者に売却をしたい、儲ける事しかない業者には為るべく売りたくも無い、自己の思い入れの在る戸建てを直してでも購入してくれる者を選定したいのは無かろうか、との事を問い合わせ時にメールで貰った資料から夢想し謄本と仲介との言動で読み解き最適解を想定し、案内の時点では中古買取り業者にほゞ決まりとの事でしたが、今後の参考に是非内覧を御願いしますと伝え、現地にて仲介の話しから上述の夢想に合致する想定の言辞が発せられたので、其の仲介と売主の理想の買主像を装い、契約の運びに為ったとの事でした。

此処の禅問答の様相の肝心な詳細の、何をどの様にしたとの理想の買主像とはですが、違法な事は全く無いのですが、今後にも触るので具体例は秘匿とさせて頂きます。。

巷間的通念では、高い札や買付け一番手が最良最善との事は、翻り、買値は最も高い事が必定で在り、今回の様に行列に割り込みの様相で指値までしても悠々と購入出来得る取引事例も未だに存在はするとの事でした。

また、所謂担当ボーナス等の力技などとも今迄無縁で、纏めとしまして今回の結果は、エンド土地値1700万想定の物件が、売出し価格1250万円で大手分譲会社の買付けが買い上がりの1380万円、私の契約額1050万円でも買主さんは終始ご機嫌で決済時には、ありがとうね、とお礼の言葉まで戴きました。

僕の購入事例の話仲間の業者にも話しを致しましても、在り得ない様な話し、と善く云われもしますが此処最近は此の様な事で割り込み購入をする事が多く為っても居ます。
仲介業者の初見の電話での話し振りで、其の隙間から診える結果の絵を描きつつ、其れに仲介を誘導し話しを引き出し結果、仲介と売主の理想を擦り合わせ善い落とし処の人物考を思索出来れば、上述の様な購入事例は造作ない所作でも在ります。

仲介、売主や周辺関係者等の相関的な他者の気持ちが瞬時に理解出来得る深度が、巷間の其れと多少深いとの事が素因でも在り、其の事が私の最も生得的な得手でも在りますので、此の部分で今の自己が存在し得るのかと思念しますので、親に感謝でも在ります。

俗的ですが、不動産取引は未だに相対取引ですから値段が高くとも買えず、安くても買えず、心裏戦に勝った者が一番手の購入者に為れるとの不可思議な買い物ですから、買えずとも此の状況を愉しめる者が多くの得をするかも知れません。

お仕舞い。


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