21歳・独身・POPなメロンソーダ

食べ物の好き嫌いはあっても、飲み物の好き嫌いはあまりない。
不思議なもんで。

どんなに苦手かな、と思っても、1度は口にするようにしているのだ。飲み物に関しては。
駅にしかない自販機のみ販売されているあの謎の飲み物だって、1度は飲んだことある。
嘘、フカヒレスープはまだ飲んだこと無かった。
他にも、飲んだことないものがあるかもしれない。今度飲も。

そんな中、個人的に1番好きな飲み物がある。
それが、サントリーのポップメロンソーダである。

ポップメロンソーダは、飲食店のドリンクバーにも入っている、メロンソーダ界隈では有名な飲み物である。(当社比)

そのポップメロンソーダは、実はサントリーの自販機にしかない。
500㎖で150円から160円が通常価格なのに、140円だったり、場所によると120円だったりする。安い。

慣れ親しんでいる味で、万年金欠野郎である私からすると、これは有難いのだ。
ただ、サントリーの自販機ならどこにでもある訳では無いのが問題。
しかし、かと言って私は「全国にあるサントリーの自販機にポップメロンソーダを!」とは言わない。
ポップメロンソーダのある自販機を見つけた時の感動が薄れてしまいそうだからである。

きっと、これは三ツ矢サイダーなどのサイダーに緑色の着色料を入れただけだろうな、という安っぽい味。
しかし、それがなんだか嬉しくて、懐かしくて、好きな味。

そんなポップメロンソーダ。

アルバイトに遅刻しかけ、走り、汗だくになった身体に染み渡る。
この慣れ親しんだ大好きな味に、今日も私は励まされる。


それでは、行ってきます。