イズミリサコ

社会人になってしまった22歳です。 音楽とフィルム写真と文章が好きです。 写真載せて…

イズミリサコ

社会人になってしまった22歳です。 音楽とフィルム写真と文章が好きです。 写真載せてます↓ https://instagram.com/risako__izumi____?r=nametag

記事一覧

少し遠くに出かけた。 そこでは風がよく見えた。 水面は風に流される 蓮の葉は風に捲れる 田んぼは風に踏まれる 風は目に見えないから、形あるものに足跡をつけて存在を…

イズミリサコ
9か月前
5

見ても見なくてもいいよ

「あなたのことがよく分からない」と、人から言われることが多い。 バックグラウンドと今の趣味嗜好があまりに結びつかないからだろう。 将又、興味関心の範囲が広いため…

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あの人は5月を花見の季節と言う

あの人は5月を花見の季節と言う。 観光地にもならない故郷の桜が綺麗なことを懐かしそうに話してくれるのが、私はとても嬉しい。 あの人は寝言で私に、ちゃんと布団「着な…

8

平和なひとりごと

4月から社会人になります。 学生が終わってしまう。 私事ですが1人で居ることが好きです。 電車に乗ることも好きです。 電車一人旅、最近していないなと思いつつ 何だか…

16

Galileo Galilei

中学生の頃にずっと聴いていたあのバンドが再開するらしい。 あの頃から好きなものが変わらないことに気がついた。 だけど「僕らは少しずつ変わっていく」のも確かだ…

7

なつ

冬が好きという文章を書くくらいだから、皆さんお判りのように私は夏があまり好きではない。 もやもや 蒸し蒸し ジリジリ と嫌な響きで形容される季節だ。当たり前のよう…

8

7月、あの子の文章で自分が上手くいってる時には文章を綴らないことに気がついた。書きたくなるのは気持ちが整理できない日、一人じゃ頑張れない日。

1

みどり

2022年4月7日 00:16 部屋を出た私がこの後泣くのをわかっているはずなのに、あなたは決して追いかけてこないの、知ってるのよ。 そして、それが優しさだってこともわかっ…

12

CDはそのまま

最近、1つ前の冬に交際を断ってしまった彼のことを考えることが増えた。 別に、今付き合っている恋人と上手くいっていないわけではないし、冷めているわけでもない。 な…

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おやすみなさい

少しだけ話を聞いて欲しい。 だけど今思い浮かぶ誰に話しても違う気がする。 きっとその中には理解しようとしてくれる人がいるのはわかってる。 それはとても有難いこと…

12

4月、あくまでいつも通り。新生活をスタートした人がたくさんいる中、新しいことは何もなく、就職活動に追われる日々。まぁ、別にどうでもいいんじゃない? 前向きな無関心、いつも通りの自分。

3

3月、色付き始めた景色に浮つく空気。どうせ明日は寒くなるのに。来年、私の隣で桜を見ているのがどうかあなたでありますように。

4

わるいくせ

私の悪い癖、小難しく考えすぎること。 そうやって出した答えがどうしようもなく後ろ向きでめんどくさいこと。 あるべき姿をわかっていながら"不正解"を好んで正解にする…

4

いつか、一緒に。

忘れられないライブを観た。 あの人にも観せてあげたいと思った。 あの人と一緒に観たいと思った。 一人が気楽だから、感動を独り占めして自分の中に留めておきたいから…

8

2月って本当にあっという間だけど、当たり前だよね。28日しかないんだもん。たまには意味の無いことを言葉にしたっていいよね。

3

1月、少しだけ爽やかな憂いと劣等感。
だけど別に後ろ向きなわけじゃない。

1
風

少し遠くに出かけた。
そこでは風がよく見えた。

水面は風に流される
蓮の葉は風に捲れる
田んぼは風に踏まれる

風は目に見えないから、形あるものに足跡をつけて存在を知らしめている、そう感じた。

風は目に見えた方が美しい。

だから絵画をとってもコローの作品が好きなのだと思う。彼の絵はとても静かだけど、風がよく見える。

私の街では風が見えないから、
風が目に見える風景に溶け込みたいと強く願う。

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見ても見なくてもいいよ

見ても見なくてもいいよ

「あなたのことがよく分からない」と、人から言われることが多い。

バックグラウンドと今の趣味嗜好があまりに結びつかないからだろう。

将又、興味関心の範囲が広いため全てを明かさず、接する人によって魅せたい自分の側面を変えているからかもしれない。

しかしこれは多かれ少なかれ誰にでも当てはまる考え方であると思うし、致し方ないことだ。

昨日、親しい友人に言われたばかりだ。

「強い思想があるのに何故

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あの人は5月を花見の季節と言う

あの人は5月を花見の季節と言う

あの人は5月を花見の季節と言う。
観光地にもならない故郷の桜が綺麗なことを懐かしそうに話してくれるのが、私はとても嬉しい。

あの人は寝言で私に、ちゃんと布団「着な」と言う。次の日の朝に聞いても覚えていないのだけれど。

あの人はいつも「なしたの」と言う。
私の育った土地の言葉よりも少し優しいその一言に、ついつい甘えて弱音を吐いてしまう。

あの人の言葉の抑揚は少し聞き慣れない。
東京の言葉で話し

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平和なひとりごと

平和なひとりごと

4月から社会人になります。
学生が終わってしまう。

私事ですが1人で居ることが好きです。
電車に乗ることも好きです。

電車一人旅、最近していないなと思いつつ
何だかんだとっても忙しい。
授業なんて無いに等しいのに忙しい。

最後の演奏会に向けてサークルの練習。
就職先から課される課題と試験対策。
案外色んなコミュニティに居たため卒業旅行もあちこち。
遊ぶのにもお金がいる。バイトしなくちゃ!

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Galileo Galilei

Galileo Galilei

中学生の頃にずっと聴いていたあのバンドが再開するらしい。

あの頃から好きなものが変わらないことに気がついた。

だけど「僕らは少しずつ変わっていく」のも確かだと思う。環境も性格も容姿も経験も。

それでも好きなものをいつまでも大切にできる私で居たい。

ハッピーバースデイ、わたし。
おかえり、Galileo Galilei。

なつ

なつ

冬が好きという文章を書くくらいだから、皆さんお判りのように私は夏があまり好きではない。

もやもや 蒸し蒸し ジリジリ と嫌な響きで形容される季節だ。当たり前のように好き好みはしない。

特に嫌なのは、ぼやっとした夏の光が空気に溶けて散らばっていく感じだ。

必要以上に眩しく、息苦しくなる。
不健全な眩しさだ。

ところで、相も変わらず今年の夏も一人旅に出た。東西南北にコシヒカリが植わった田園風景

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7月、あの子の文章で自分が上手くいってる時には文章を綴らないことに気がついた。書きたくなるのは気持ちが整理できない日、一人じゃ頑張れない日。

みどり

みどり

2022年4月7日 00:16

部屋を出た私がこの後泣くのをわかっているはずなのに、あなたは決して追いかけてこないの、知ってるのよ。

そして、それが優しさだってこともわかってる。

大抵私から求めるさよならの抱擁をせずに背を向けた。ベッドに横になりながら手を拡げて待っていてくれた彼に首を振った。

今日は強気なんだねって、当たり前じゃない。いつまでも甘えていられないことくらい、わかっているでし

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CDはそのまま

CDはそのまま

最近、1つ前の冬に交際を断ってしまった彼のことを考えることが増えた。

別に、今付き合っている恋人と上手くいっていないわけではないし、冷めているわけでもない。

なんなら先のことも2人で話しているし、いづれはそうなるのだろうと、幸せ色の未来が見えてすらいる。

ただ、あの時違う選択をしていたら、私の隣にいる人は違っていたかもしれない。

そうなってほしいとは全く思っていないが、彼はどうしているだろ

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おやすみなさい

おやすみなさい

少しだけ話を聞いて欲しい。

だけど今思い浮かぶ誰に話しても違う気がする。

きっとその中には理解しようとしてくれる人がいるのはわかってる。

それはとても有難いことなんだけど、今はそのような理解は求めていない。

今の私が求める「正解」をくれる人はこの世の中に絶対にいる。だけどそれは身の回りの誰でもない。今の私の周りには誰もいない。

慰めて欲しいわけでも、肯定して欲しいわけでもない。

意見と

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4月、あくまでいつも通り。新生活をスタートした人がたくさんいる中、新しいことは何もなく、就職活動に追われる日々。まぁ、別にどうでもいいんじゃない? 前向きな無関心、いつも通りの自分。

3月、色付き始めた景色に浮つく空気。どうせ明日は寒くなるのに。来年、私の隣で桜を見ているのがどうかあなたでありますように。

わるいくせ

わるいくせ

私の悪い癖、小難しく考えすぎること。

そうやって出した答えがどうしようもなく後ろ向きでめんどくさいこと。

あるべき姿をわかっていながら"不正解"を好んで正解にするところ。

相手の言いたいことがわかっていながら伝わってないふりをするところ。

真剣な話をしているはずなのに、笑いを堪えられなかった彼を前に一緒に笑ってしまうこと。

彼の笑顔が好きすぎること。
こんなんじゃ離れられないじゃない。

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いつか、一緒に。

いつか、一緒に。

忘れられないライブを観た。

あの人にも観せてあげたいと思った。
あの人と一緒に観たいと思った。

一人が気楽だから、感動を独り占めして自分の中に留めておきたいからと、基本的にいつも一人で足を運ぶライブハウス。

だけど、隣にあなたが居て欲しいと思った。
こんなことを思ったのは初めてだった。

私の夢は、好きな人と一緒にハルカミライのライブを観ること。

隣にいて欲しい人が見つかった。
自分で思っ

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2月って本当にあっという間だけど、当たり前だよね。28日しかないんだもん。たまには意味の無いことを言葉にしたっていいよね。

1月、少しだけ爽やかな憂いと劣等感。
だけど別に後ろ向きなわけじゃない。