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ビートルズが咲いている-Seeds of happiness-

「The Long And Winding Road」長く曲がりくねった道、誰の耳にも馴染みのある?ビートルズの歌のタイトルだ。全盛期をリアルタイムで聴いた人も今では結構なハイエイジになっている。自分の人生を振り返り「あ~色々あったなあ~良いことも悪いことも・・」と追想するには持って来いのBGMのひとつだ。

リスペクトしている人達からは叱られそうだが例えば「ビートルズ」を商品価値の点から見てみる。突然現れて演奏しながら歌う4人の外見(Looks⭐️⭐️⭐️)はCOOLで曲もユニーク(独自性⭐️⭐️⭐️)唯一無二「レコード欲しい!」と入手して聴く実用性⭐️⭐️⭐️「やっぱりイイね~」と納得感⭐️⭐️⭐️、「良いからこれ聴いてごらん」と勧められた友達も「イイね!」と躊躇なくレコード屋へ直走ひたはしる✨そんな連鎖の波紋リップルが広がるのに時間は要らなかった。

1962年秋に「ラヴ・ミー・ドゥーLove Me Do」で英デビュー、2ヶ月後2枚目シングルの「プリーズ・プリーズ・ミーPlease Please Me」が発売されるや否やあっと言う間にヒットチャートを駆け上り、当時のTV番組サンデイナイト(略)でのライブ出演で人気を定着させた。日本デビューシングルは1964年の「抱きしめたいI Want To Hold Your Hand」1966年6月には日本公演・マニラ公演の後、8月に米キャンドルスティックパークを最後に世界ツアーを終了。それからはスタジオワークによる楽曲制作に力を入れ始める。詳細については思い出すなり調べるなり皆さんにお任せする。

一方日本では1925年初のラジオ放送が「あ~あ~聞こえますか・・」と始まり1953年にはTV放送開始、1960年にはカラー放送登場と目覚ましい発展を続けていた。視聴率 も1963年大晦日の紅白歌合戦が80%を突破、1964年10月の東京オリンピックでは女子バレーボール日本vsソ連戦が70%に迫った。そして1966年6月30日のビートルズ来日、7月1日昼の部を1時間で同日21時に音楽番組としては初のカラー放映で56%越えをマークした。直近では視聴率TOPでも20 %に届かないことからも脅威の数字と言える。

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ビートルズブームは五感中の聴覚ラジオと80%を占有するという視覚TVに依って作られたと言っても過言ではない。勿論、多くの人々の心に響く名曲ありきの話だが・・・人類誕生は500万年前のアフリカと言われているが思えば人間は乗り物好きだ。動物の背に乗り、小舟に乗り、車に乗り、飛行機に乗り・・そしてビートルズは電波なみに乗ってやって来た!

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もうお気付きの方もいるかと思う「媒体」伝えるものだ。どんなに良いものでも才能があっても伝えなければ始まらない。100年前には人が集まる場所での伝達がメイン、経済成長をアシストしたのは露店や商店、銭湯、待合所、ありとあらゆるところに人が集まるとそこで得た情報を誰かに伝達して行った。不思議なことにネット主流の現代になっても続くビラ配りとティッシュ渡し、やはり人は対面じゃないと気が済まない生き物なのだろうか?

「集合と拡散」は今起きている様々な問題を解くキーワードにも思える。

誰でも拡散可能な今、勘違いしている人も少なくない。知名度UPも良いが悪名度ではどうしようもない、「Imagine-想像してごらん」仮に悪の種を撒いたとしよう、風に乗り広がってあちこちで咲く花は太陽光も不要なブラックフラワーと果実は漆黒のモンスターボール、花見で和むことも果実を味わい空腹を満たすことも出来なくなり都市まちも人間も崩壊して行く・・それを撒いた人も当然その中で暮らす以上同じ運命を辿ることになる。では幸せの種を撒いたらどうだろう?何が幸せなのかは個人差があり一概に言えないがこの流れで行くと美しい花と瑞々しい果実をつけた植物が満ち溢れる緑の地球という本来あるべき姿へと真っ直ぐに繋がっているはずだ。

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投げかけたものは必ず自分に帰ってくる法則はこの世界に実存していると思う。信用できない人は自分の周りで「おはよう・こんにちは・こんばんは」の挨拶を笑顔で明るく1ヶ月間続けてみて欲しい。2ヶ月目からは素敵なことが起こり始める、投げかけたものは必ず帰ってくる!良いものを受け取りたいので良いものを投げかけたいと思う。私もブーメランルールを信じている人間のひとりだから・・

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現在の地球はどう考えても良い方に向かっているとは言えない。SDGs(持続可能な開発目標)を意識することはとても重要で意味のあることだが考えるべきことがある。何故これを掲げざるを得なくなったのか?危機突入までのカウントダウン時間を先延ばしにしてるだけの回避策になってしまっていないか?

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身近にペットボトルを入れるとポイントが貰えるシステムの機械を設置してるお店がある。俯瞰視するとリサイクルが促進されているかに見えるが当初の「地球のためにリサイクルしよう!」という気持ちが段々「ポイントが貰えるからペットボトルを入れよう~」にすり替わりつつあることに不安を感じている。投げかけたペットボトルがポイントで帰ってくる間隔インターバルが短過ぎて前後不覚にもとうとうポイントの方が先に来てしまったようだ。

不幸になりたいという目標に向かって努力する人はいない。多くの人は幸せの意味もどうすれば良いのかも理解している。ただ最後にEnterキーを押すのを忘れているだけのような気がする・・・

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名残惜しいが際限きりがないので、そろそろ冒頭のWinding Roadに戻ってクローズしたい。

ドローンのように俯瞰で眺めるから曲がりくねりが分かる道もその中にいる時はそれと気付かない。自分に向かう丸いものしかエサと認識しない蛙の目のように自分の目前のズームUPした世界が全てと思って生きていた時代は遥か昔である。自分の居るこの世界、自分の生きて行く世界を俯瞰視して良く考えてからアクションを起こして欲しいと切望する。

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幸せの種を蒔くと地球のどこかで笑顔の花が咲き、グルッと廻って自分にも笑顔の花が届けられる。その時、俯瞰で観たらきっと沢山の向日葵畑が確認できるのではないだろうか?ビートルズという4つの種は今も持続可能な幸せの花を咲かせてくれている。世界中で、そして私のとなりで!


Afterwordあとがき
リアルとバーチャルの2面がまるでメビウスの輪のように繋がってしまった混沌世界で我欲に流されそうなった時には立ち止まり「これは本当に幸せの種なのか?」と自問自答しながら歩き続けよう、この危うくも素敵な曲くねった道「The Long And Winding Road」を・・・・・

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