すもも

5歳2歳のやんちゃな男の子2人と、0歳の女の子のママ。 詩やエッセイを書いています。

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悲しみは怒鳴り声に隠れて

育児の合間にふと訪れた静けさ すこやかに眠る子どもたちを尻目に ほっと息をつく わたしだって 怒鳴りたいわけじゃない 子どもたちはかわいいし愛おしい 大切な大切な存在だけど ちいさな子どもに大人の理論は通じない どんなに論理的に説明したって 理性的に諭そうとしてみたって 彼らは母の気持ちを慮ったりはしない 当たり前だ だってまだ 人の気持ちを想像できないのだから そういう発達段階にないのだから 悪気なんてない 傷つけようなんて これっぽっちも思っちゃいない きっと母を

    • 自分を大切にしようってよく言われるけど、それって結局どうすればいいの?ってずっと思ってた。 何していいかわからない人はまず「寝ること」から始めてほしい。充分寝てる?深く眠れてる?お金もかからないし、とにかく寝てみて。

      • 愛してる人を愛してるって言ってなにが悪いの。 大切なものを大切だって言ってなにが悪いの。 馬鹿にする権利なんて誰にもないでしょ。

        • 自分ってちょーかわいい、って言っていいんだよ

          かわいいねって、 自分に言えますか? 正直ハードル高いよね。 でも、見た目のことではありません。 つまづいちゃった自分、かわいいね。 うまくできなかった自分、かわいいね。 ウジウジなやんじゃう自分、かわいいね。 過去ばっかり気にしてる自分、かわいいね。 かわいいとこあるじゃん。 そういうとこもあっていいじゃん。 完璧じゃなくていいじゃん。 てか、完璧なんて怖くない? ロボットかよ。 それくらい開き直ってみたら、 また見る世界が変わりました。 そのままのあなたで、

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        悲しみは怒鳴り声に隠れて

        • 自分を大切にしようってよく言われるけど、それって結局どうすればいいの?ってずっと思ってた。 何していいかわからない人はまず「寝ること」から始めてほしい。充分寝てる?深く眠れてる?お金もかからないし、とにかく寝てみて。

        • 愛してる人を愛してるって言ってなにが悪いの。 大切なものを大切だって言ってなにが悪いの。 馬鹿にする権利なんて誰にもないでしょ。

        • 自分ってちょーかわいい、って言っていいんだよ

          変わるのが怖くても、立ち止まってしまっても

          変わることは怖い。 いまがベストでなくても、 変わりたいと願っていても。 それでも慣れた場所からはみ出すのは、 誰にとっても怖いことだと思う。 だからこそ、 ちいさなちいさな一歩が大切なのであり、 そのちいさな歩みを止めないことが肝要なのだ。 でもそれはけっして、 立ち止まってはいけないということではない。 一歩進んで立ち止まり、 二歩進んで立ち止まり、 もどかしいほど遅々とした歩みでも、 ふたたび歩き出すことをやめなければ、 私たちは進んでゆけるから。 自分の未来

          変わるのが怖くても、立ち止まってしまっても

          向上心という名の底なし沼に堕ちる前に

          上を見ればキリがない。 よりよいものをと思う気持ちは、 「向上心」といえば素晴らしいものに思える。 けれど同時に、 「まだ足りない」という欠乏感を浮き彫りにもする。 自分にとっての「充分」がなんだかわからないまま欲しがれば、 いつまでも欲は満たされず対価を支払いつづけるはめになる。 わたしにとってはこれで充分。 これ以上は必要ない。 その線引きをしてはじめて、 わたしたちは満たされる。 どこまでも上を目指したからって、 幸せは手に入らないんだ。 わたしにとっての充足

          向上心という名の底なし沼に堕ちる前に

          「書くことがない」という幸せ

          今日はとくに書くことがないな、と思う。 そんな自分に、以前はがっかりしていた。 文章を書きはじめたのは思春期の頃だった。 若者らしく感受性がゆたかで、 でも感情の扱いが未熟だったわたしは、 書くことで心を落ち着かせたかったのだと思う。 だから書くことには困らなかった。 書きたい気持ちで溢れていた。 大人になるにつれ、 書かなければやっていられないという必然性はなくなり、 文章と向き合う頻度はしだいに減っていった。 かけがえのない宝ものが 指の隙間からこぼれ落ちていって

          「書くことがない」という幸せ

          夫の機嫌が悪いのはあなたのせいではないという定理の証明

          夫の機嫌が悪いのは あなたのせいではない。 思い出してほしい。 自分の機嫌が悪いとき。 子どもに怒りすぎちゃったな、と思うとき。 それは子どものせいではなく、 自分に余裕がなかったせい、と考えるママは多い。 なのに、 夫の機嫌が悪いときには、 私の料理が下手だから、 私が気が利かないから、なんて考える。 それはある意味傲慢だと、 今となっては思う。 夫は私の一挙手一投足にこころを乱し、 私のささいな仕草に一喜一憂する存在なのだろうか。 それではまるでちいさな子ども

          夫の機嫌が悪いのはあなたのせいではないという定理の証明

          足りないものを数える前に

          慌ただしい時間が唐突におわり ふいに穏やかなひと時が訪れる 腰を落ち着け あたたかいお茶でも飲んで やっと休憩できるリラックスタイム の、はずなのに ぼんやりしているといつの間にか 「やりたかったアレ、できなかったな」 「コレもやろうと思ってたのにな」 できなかったことを数えはじめる あわてて できたことを数えなおして 「アレもやった」 「コレもやった」 もしこれが私の親友なら なんて声をかけるだろう?って 考えてみる わたしが一番にわたしを大切にして わたしが一

          足りないものを数える前に

          選ぶという自由を抱きしめて

          怒りがあふれるとき、 原因は目の前にはないし、他の人にもない。 子どもたちがうるさかったからでも、 夫が手伝ってくれないからでもない。 結局は余裕がなかっただけ。 昨日眠れなくて。ひどく疲れていて。 けれどそれもまた、 赤ちゃんの夜泣きがひどかったからでも、 夫の帰りが遅かったからでもない。 眠れなかったのは、 疲れているのは、 夜泣きが大変だから手伝ってほしいと、伝える勇気がなかったから。 朝起きられないと思うから、明日はよろしくねと甘えられなかったから。 子ども

          選ぶという自由を抱きしめて

          わたしの一部ではなくなった彼の紡ぐ言葉

          長男は人前に立つのが苦手だった。 自分の気持ちを言葉にして伝えることも、苦手なようだった。 うまく伝わらず、拒絶されるのが怖いのか、 なにか言いたくてもじっと黙っている。 幼稚園でイベントごとがあっても、 目立つことはやりたがらず、 注目を集めると一言も話さない。 そんな長男を嗜めつつも、 無理強いしないでいられたのは、 私自身がそういう気質だったからだ。 あぁ私に似ちゃったのかな。 大人でも緊張するんだから、まぁ気持ちはわかるよ。 そう思っていた。 そして私に似た

          わたしの一部ではなくなった彼の紡ぐ言葉

          明日には忘れてしまう優しさだとしても

          疲れ果てていることに 彼女は気づいていないのかもしれない 見るからに消耗していて あぁ今日も大変な1日だったんだろうなと ひと目でわかるのに もしかしたら 私もそうなんだろうか 慣れているし 対処法は知っているし こう見えてけっこうタフだし だから大丈夫 そう思っているのは ほんとうは私だけで 周りの人たちはみんな あぁ今日も大変だったんだねと 思っているのだろうか いつだって 自分のことは一番わからない 私だけは違うと 自分だけは大丈夫だと 勘違いしてしまう

          明日には忘れてしまう優しさだとしても

          眠ることさえ億劫な夜は

          1日の終わりに、疲れたなぁと思う。 もう寝たほうがいいと思うのに、疲れすぎて寝る気にもならない。 食べなくてもいいものを食べ、スマホを眺めてしまうのはなぜなんだろう。 そうやって寝る時間が遅くなるほどに自分を責めるのに。 はやく寝れば、明日笑えるのに。 また頑張ろうって気力が湧いてくるはずなのに。 どうしてうまく休めないのか。 ちゃんと自分を休ませてあげないのか。 でも責めたところでなにも変わらなくて。 もうこんなに頑張っているのだから、 疲れ果ててしまっているのだから、

          眠ることさえ億劫な夜は

          自分を褒めるって苦手だった。 調子に乗ってる。 自慢してる。 そんな風にだれかに責められるようで。 だれに言うわけでもないのに、ね。 こころの中で頑張ったねって唱えたり、 日記がわりにお疲れさまって書いてみたり。 そうしたら肩の荷がおりて、 明日も生きていける、そう思ったの。

          自分を褒めるって苦手だった。 調子に乗ってる。 自慢してる。 そんな風にだれかに責められるようで。 だれに言うわけでもないのに、ね。 こころの中で頑張ったねって唱えたり、 日記がわりにお疲れさまって書いてみたり。 そうしたら肩の荷がおりて、 明日も生きていける、そう思ったの。

          うまくいかない日もある。 あれもできなかった。 これもできなかった。 今日1日なにしてたんだろう……。 でもね、 自分を責めなくていいんじゃないかな。 そんな日もあるよね、 お疲れさまって。 自分に笑ってあげられるといいね。

          うまくいかない日もある。 あれもできなかった。 これもできなかった。 今日1日なにしてたんだろう……。 でもね、 自分を責めなくていいんじゃないかな。 そんな日もあるよね、 お疲れさまって。 自分に笑ってあげられるといいね。

          今日朝からやったことは? ごはん食べさせて、 洗濯して、 部屋片づけて、 え、おむつまで替えたって? すごすぎじゃない? 天才なの? めっちゃ働き者じゃん。 頑張りすぎじゃない? これぐらい褒めていいのだよ。 だれよりも自分が自分を認めてあげよ。こんなに素晴らしいんだからさ。

          今日朝からやったことは? ごはん食べさせて、 洗濯して、 部屋片づけて、 え、おむつまで替えたって? すごすぎじゃない? 天才なの? めっちゃ働き者じゃん。 頑張りすぎじゃない? これぐらい褒めていいのだよ。 だれよりも自分が自分を認めてあげよ。こんなに素晴らしいんだからさ。