スキンケアについて

学生の頃、ニキビ肌がコンプレックスでした。

赤く突起した斑点が額に埋め尽くされ、鏡に映る自分の顔がすごく嫌いだった。父母が気を利かせて、食卓に野菜を多く出してくれたり、ニキビが治るという薬を買っては試してと繰り返していたけれど、どれも何一つ効果を感じなかったのを覚えています。

荒れた肌が落ち着きだしたのは、大学に入学した頃だったと思います。結局、万能薬を探し当てることが出来ないまま、子供から大人になる過程の、ホルモンバランスが大きく影響していたんじゃないかと結論づけました。

今になって思うのは、化粧水や乳液で保湿をせず、日焼け止めを塗らず、何の施しも与えない無防備な顔を紫外線に浴びせ続けていたことが大きな原因でした。その辺りの対策を講じていた場合の結果を知りたいのですが、検証できないことが残念です。

今ではある程度落ち着きはしたものの、ポツリポツリと出来るニキビに歯止めをかけてくれるマイベスト商品を覚え書きで残しておこうと思います。

同じように悩む誰かの、試してみよう、に繋がると嬉しいです。

・拭き取り化粧水…CLINIQUE『クラリファイングローション2』

・化粧水…キュレルII、ライスフォース

・乳液…現在も模索中。大学時代に使用していたものは覚えていないけれど、ライスフォースをライン使いするとコンディションは良かった。今はCLINIQUEやシカペアクリーム、マデカクリーム等様々な商品を試している。

・美容液…CLINIQUE『ターンアラウンドセラムAR』、キールズ『キールズDSクリアリーホワイト ブライトニング エッセンス』

・薬…皮膚科でいただいたビタミン剤と漢方薬

・食事…納豆

・睡眠…8時間

・化粧落とし…水クレンジング

街中でPOLAのお姉さんにお声がけいただき、肌診断を受けたことがあります。その時に初めて「乾燥肌」だと告げられ、衝撃を受けたのを覚えています。その後、基礎化粧品を選ぶ際「保湿、セラミド」を重要視するようになりました。

もちろんデパコスも試したが、結局は上記のメンバーに絶対的信頼を寄せています。

そして何より一番効果を感じたのは皮膚科でもらった漢方薬。皮膚科には定期的に通ってはいたものの、ピーリング作用の大きい塗り薬やビタミン剤には正直期待出来ずにいました。塗り薬は副作用で落屑がひどく、ヒリヒリと赤みを帯びるようになるので中断することも多くて。その頃は皮膚科ジプシーだったかもしれない。

たまたま、何を使っても治らないという話を新しい皮膚科で相談した時に、漢方薬をだしてもらったんです。本当に奇跡としか言いようがない。この時に出してもらった漢方薬が今でも私の必需品です。

ひとり暮らしを始めた頃、同じ皮膚科に通うことが出来ず、近所の病院に通い出しました。ある程度肌が落ち着いていたため、素直に処方されたビタミン剤と塗り薬のみを使用していたのだけれど、一向に治る気配がなくて、次の診察では漢方薬を出して欲しいと自分から申し出ました。以前の皮膚科でもらったものと異なる薬をいただいたのだが、これが全くと言っていいほど効果を感じず、ただただ苦いだけでした。そしてどこに仕舞ったか覚えていないお薬手帳を発掘し、あの時処方してもらった薬を今でも出していただいています。薬は体質によると身をもって体験した瞬間でした。

もちろん、人によってはビタミン剤で治る方もピーリングの塗り薬で綺麗になる方もいると思います。

諦めずに、自分に合う物を探し続ける。その何かが見えてきた、希望を掴んだあの瞬間が、今でも私の糧となっています。

東洋医学に感謝。

(今は大人ニキビに悩んでいます。)

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