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サイコメトラーEiji

土曜日9時、日本テレビ系列のドラマを私は毎週楽しみにしていた。
金田一少年の事件簿、銀狼怪奇ファイル、僕らの勇気未満都市などなど。
その中で、私は当時ジャニーズJrだった小原裕貴くん(現在会社員)が出ているサイコメトラーEijiシリーズも好きだった。
だけど、そのドラマは事件がかなり怖くて、小学生の私は薄目で見ていた気がする。
それでも、今TVerで見ることができる映像をかなり鮮明に覚えている。

実際には違法アップロードされていた映像を見たこともあるので、25年前の映像を記憶しているわけではないと思う。
でも、やっぱりあの小学生時代の私がチラつくのは、年をとったからだろうか。

25年という長い年月を思うと私は大人になったのだろうか?
私は少し背伸びしてしっかりしている風を装っていた時代があった。
その時から今は全然成長していない。
私は14歳の時から精神年齢が大人になっていない。

余談が過ぎたけれど、私はこのサイコメトラーを見て、あの土曜日9時のドラマを必死にVHSに撮っていた頃を思い出す。
もう見る機械もないのだけれど、このサイコメトラーも山となっているVHSの中に記録されているはずだ。
誰かVHSをデータにしてくれないかな、でももう見ないか。
情報があふれて、今は録画しなくてインターネットで過去の映像を見ることができる時代。
でもやっぱり必死になって録画していた時代が懐かしいのは、ないものねだりなのかな。

Kinki KidsにジャニーズJr、毎日毎週追いかけていたあの時代は間違いなく青春だったし、こうして振り返る機会もある。
バブルも崩壊した後だったし、インターネットが当たり前だった時代ではなかったけれど、だからこそ得られたものがあると思う。
不自由な中で見つけられた楽しみは、何でも手に入る、見ることができる時代とは全く違う。
民法が3局しかないド田舎でドラマはいつも遅れていて、そんなことも2022年はTVerなどが解決していたと思う、だけどその時差が今はなぜか愛おしい。

サイコメトラーのエンディングで、なんで涙が出てくるんだろう?笑
病んでいるわけじゃないよね?ただ懐かしいんだよね。

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