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対位法を習得したい!④第一部・第一篇 運声法(5〜8)

厳格対位法の運声法の続きです!

まずは復習

①拍子はなしで、全音符を使って10音〜16音にまとめる

②ダイアトニックの7音を使う

③スタート音はド・レ・ソ・ファの4音から選び終始音は主音に順次進行で。

④音域は1オクターブで例外で10度はOK!
クライマックスは全体の3分2あたりで最高音
を使うのが理想(終始音で最高音はNG)


運声法

⑤使用される音程

・長・短の2度。要するにスケール内の音を順次進行で使うのが基本。

・3度も使えるけど2度より少なめに使ってね

・完全4、5度と6度は使うなら2度3度よりさらに少なく使ってね。

ただし4度以上の音に跳躍したあとは反対方向に2度で進むんだぞ!

完全4、5度の跳躍のあとは、2度で同じ方向に進んで良いぞ!ただし一回だけな!

でも、使い方難しいからやめといた方が良いけどな

って書いてました。

⑥禁音程

7度・8度・全ての増減音程。

ここらへんで、先日の演奏で挑戦してみた「対位法もどき」は、運声の規則の時点で厳格対位法からは外れてしまっています。
自由対位法だと、もっと決まりごとが緩いのかな?と早く知りたくてウズウズしています。

⑦分散和音は使わない

ポリフォニーのスタイルを崩すからトライアドに聴こえるような旋律は組まないでね!ってことみたいです。
難しいですけどイオニアンモードだから、ダイアトニックコードの分散和音を使ってメジャースケール感を出したらダメよ!

減3和音(ディミニッシュトライアド)
増3和音(オーギュメントトライアド)
Ⅴ7
Ⅶm7(b5)
の分散和音はとくにダメだから気をつけてね!

と書いてありました。

長・短3和音は反行を使うなら、ちょっとは
使って良いぞ!とのことですが、僕には使いこなせる気がしないので、今のところはスルーすることにします。

⑧導音について

導音(B)をつかって終止音に向かうときの注意点が書かれていて、イオニアンで旋律を作るならG→B→Cのように、G(ドミナント)の音群を使うと長調の響きがするのでダメですよ!と、途中では使って良いようです。

⑦の分散和音のところで良くない、とされた
Ⅴ7と混じって混乱しましたけど、ファ、シのトライトーンがなければOKなのかな?

エオリアンは終止音Aに順次進行できる音はBとGだけど、Gを使う場合はG#(ハーモニーニックマイナー)に変化させて半音進行させる。
ただし、G#へ向かう音は順次進行であろうが跳躍であろうが低い音からじゃなく、高い音からにしてね!
高い方からも3度跳躍はダメだからね!

と書いてありました!


まとめ

今回勉強したところは前回に比べて、ルールが複雑で1度では理解できなさそうです。

実際に何度も旋律を作ってみて慣れていくしかないですね!

数ページですが、今まで学んできた音楽理論と繋がるところもあったり、メロディ作りやアドリブのヒントになることも多くて面白いです。

この運声法の部分だけでも読む価値はあると思うのでオススメですよ!

運声法は残る項目はあと少しですが、じっくり学んでいきたいと思います^ - ^



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