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バイバイの日

※本記事は2023年3月23日にpixiv FANBOXにて公開していたものを
再編成したものです。

3月も半ばに差し掛かるころ。
日増しに「卒業」という単語を聞くようになりました。

そして、本記事の初稿を公開した3月23日、我が家にも身近な「バイバイ」がありました。
子供達がよちよち歩きの頃から通っていた習い事のお教室が、諸般の理由で閉鎖してしまったのです。

子供達にしてみれば、気づいた頃には「行かされていた場所」であり、
自我を持ち始めてからは「なんだかあそこは楽しいぞ」「次はいつ行くんだろう」くらいの感覚だったとは思うのですが・・・
私たち親からしてみれば『もう少し大きくなってから卒業するんだ』と、謎の確信を持っていたので、今回のことは割と大きな衝撃でした。

特に長男には、様々起こる事象について、例え理解できなくても細かめに
理由を説明しているので、今回の件もかくかくしかじかと伝えてみましたが「じゃあ、ようちえんのおやすみがおわったら、ならいごともはじまるね!」と、カラリと言いました。
まあそうだよなあ・・・そうなって当たり前だよなあ。

お教室で繋いだ縁は完璧になくなるものばかりでもないのですが、
一方で、今後一切会う機会がなくなる人たちが居るのも事実で。
こういう事に直面すると、程度の軽重に関わらず、勝手に色々と
考えてしまいます。
「今このくらいの年齢での別れでよかったな」とか。

いつものニコニコ笑顔で「バイバイ」を言う子供達と、言葉の裏に、恐らく思慕のような気持ちが含まれている大人達の「バイバイ」を聞いていると、なんだか胸がギューっとなる。

頂いた言葉や、気持ちのあたたかさを、これからも大事にしていきたいなと改めて思うのでした。

ここまで読んでくれてありがとう。
それでは、またね。

Dear Teachers,
Thank you very much once again.
Again somewhere.

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