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第六回なくちゃ杯振り返り

こんにちはこんばんは。noteではお久しぶりです。
最近暖かくなってきたせいか、庭先の元気な鳥の声が目覚まし代わりになっている胡椒です。

4/14(日)、なくちゃハイさん主催の第六回なくちゃ杯に参加してきました。
参加した皆様、特になくちゃさん本当にお疲れ様でした!
なくちゃ杯自体初めての参加ですが、リアルタイム対戦型の大会に参加するのもこれが初めてでした。

今回の選曲基準は2023年配信曲の中から16,17,18を1曲ずつということで、BPLS2をはじめ昨年トレンドになった数々の楽曲をじっくり触れる良い機会。曲数としても多すぎず少なすぎず、とてもいいテーマだったと思います。

さて、最初にやることは公式HPを開き、対象曲にざっくり目を通すことです。
ゲーセンの筐体で2023年フォルダ開いて確認してもいいんですけど、選曲時間等ありますからね。ボルテ公式の2023年のツイートを遡り、最初と最後の配信楽曲を確認しておけばいいので難しい作業ではありません。

2023年頭は灼ナル刃、破カヰ譜最果ての勇者にラブソングをの2曲。BPLS2の大将戦課題曲ですね。
終わりはポラリスノウタちくわパフェだよ☆CKP(Yvya Remix)めうめうぺったんたん!!(ZAQUVA Remix)。ちくわまつりで追加された楽曲ならびにリミックスです。

16~18は基本全譜面を触っているので、曲とジャケットを見れば大まかにどんな譜面か、自己べがどれくらいかは思い出せます。今回の対象曲に初見の譜面が一つもなく、対策すべき譜面の数がかなり絞れるのは自分なりの強みかなと思いました。

そうして自選候補曲と要対策曲(+苦手な譜面)をリストアップしていきます。

投げられそうなものの予想は結構当たっていた、が…

ところで、今回の対戦表ではVFの近いもこさんと3試合とも対戦することになっており、ちょうどアクティブ枠である彼女の自己べは普段からよく目にしているのですが、「あれ?もこさんの得意な曲、俺ことごとく苦手じゃね…?」と気づき、選曲を考えた時に「ああこれは間違いなく刺されるな」と確信しました。

全て語ると長くなるので、ここからは試合ごとに見ていきます。

1戦目 げっぴーさん、Sumiさん、もこさん戦

自選曲:最果ての勇者にラブソングを [EXH] 16

対象曲の確認で最初に最果ての勇者にラブソングをが目に入った時、パッと候補の一つに入れ、最終的にそのまま1戦目の自選曲となります。

というのも、僕自身あまり得意ジャンルがなく、ソフラン苦手、ハンドトリップ苦手、高速鍵盤苦手…じゃあまともに戦えるのは何かと聞かれたら、ワンハンド、特に縦トリルだと思っています。

僕は元々手がかなり小さく、鍵盤の出張が届きづらかったり、届いてもすごく力んでしまったりと、手を横に広く動かす動作(≒ハンドトリップ)がとにかく苦手なんですよね。

一方でワンハンド、特に縦トリルはホームポジションのまま指をパタパタさせれば大体拾える配置なので、あまり苦手意識がありませんでした。
実際にAngels And Demonsの赤や魔境堕天録サリエルの天などの縦トリルが難しい譜面は、同VF帯に比べても高いスコアを出せています。

そして最初に目に入った最果ての勇者にラブソングをはゴリゴリの縦トリル譜面だったので、これだなと。

ただ、スコア難とはいえ自己べ964の白譜面を、格上も多い今大会で投げるのはだいぶ勇気が要ります。特にこの1戦目のげっぴーさん、SumiさんはクリムゾンⅡの紛れもない実力者。
地力では勝てない、尖った選曲もできない。格上のお二人に勝つには単発勝負しかないと踏みました。18の白譜面ではなく同傾向の16赤譜面を投げる決断をします。

最果ての勇者の赤譜面はノーツが少ないので、1つのミスで一気に失点しやすく、おまけにつまみ出張も入っているので、やや事故りやすいんじゃないかと。
縦トリルではありませんが、特徴的な中途半端な速さの片手トリルがそこそこ安定して光っていたので、これもニアハマり事故が起こってくれないかな〜と祈って投げます。

つまみの凡ミスがもったいない

結果、刺さらず惨敗。同格といえるもこさんにも自己べを出され自選4位という悔しい結果に終わってしまいました。
正直、16はもう少し考えて投げればよかったという気持ちと白譜面を他の組で投げていたらどうなったんだろうという気持ちがあります。

1戦目の結果は以下の通り。

もこさんの累乗のカルマはアクティブでべらぼうに高いスコア出してて読めてたし、大好きなめとさんの曲だから詰めておけばよかったけども、自己べが976とかでたぶんギリギリ鳥プラいくかどうかというレベル。
これに関してはもこさんが武器をしっかり磨いてきて素晴らしいとしか言いようがありません。上手くなったなァ…
Sumiさんの難易度選択ミスはしゃーない…あれ慣れてないとわかりづらいですよね…後でやり直して993とか出されているの流石でした。

そのSumiさんの禊赤はちょっと意外でしたが、そこそこ難しい16の割には初見993くらい出ていたはずなので、そこまで苦手意識はありませんでした。ただ純粋な精度勝負で格上お二人にはちょっと厳しそう。せめて995は出してもこさんには勝とうと思っていましたが、これも4位。
もこさんちょっと仕上がりすぎじゃないですか?…

げっぴーさんの[E]はリストの通り、実は自選候補の一つではありました。それなりに初見に刺さりやすく一度994というなかなかのスコアを出せていたのでアリかなと思ったんですが、あまりに安定しないのでボツに。誰かしら狙って投げてきそうな予感はありましたが、やはりか。
こちらもクリムゾンのお二人流石です。

自選も他選も1ポイントすら取れず、4位という悲惨な開幕戦でした。
まあ明らかな格上2人いるししゃーないかな…の気持ちで切り替えます。


2戦目 くらっかーさん、うまさん、もこさん戦

自選曲:APØCALYPSE RAY [EXH] 18

第2戦。お相手がつまみヤクザ猛者のくらっかーさん、16,17の精度が凄まじいうまさんに替わります。
ここでの選曲は鍵盤主体の18とまでは決めていました。
くらっかーさんにはまずつまみの難しい譜面が通るとは思えないし、うまさんに勝てる16,17は相当限られます。となった時に消去法で18の鍵盤となりました。

実際に狙いは悪くありませんでした。

アポカリ自体975あたりを事前に何回か出せていたので、それが本番でも出せれば勝機はあったでしょう。ただ、直前のアップで触った時に970ギリギリで、本番がこのスコア。
終盤のセツナ押しやら階段やらどうやって押せていたのかわからないくらいハマってしまいました。ちょい癖も付き始めてたかも。

これは言い訳でしかないのですが、僕朝がものすごく苦手でして…。この日開店凸でアップ→10:30に試合開始だったんですが、普段僕はこの時間にようやく起き始め、低血圧なのでゆっくり体を起こしてから夕方〜夜に仕事orゲーセン、といった夜型の生活をしています。
普段なら寝てる時間に音ゲー、ま〜〜あ体が起きてなくて指が動かなくて、なかなか辛いものがあります。
条件は皆同じなのでわがまま言えません。しっかりコンディションを整えるのも実力のうちです。

まあそんなこんなで自選のアポカリはボロボロでした。

直前まで随神リリーゼと炎龍レーヴァテインと迷っていたのですが、アップで一通り触った時に随神が怪しく、リリーゼとは鍵盤難度的にアポカリが一歩上かなということで刺しにいきました。
しかしこの選択が大きな間違いでした。

これは3戦を終えた後に行った「幻の自選曲マッチ」で、2戦目と全く同じメンツに直前まで迷っていたリリーゼを投げたのですが…刺さるやんけ!!
つまみの手順とか回転後ノーツとか、若干の覚え要素が結構失点を誘うっぽいですね。
僕は曲が大好きでちょくちょく触っていたから覚えていたけど、意外と…?
あと純粋に鍵盤が密度高くて難しいのかも。

アポカリじゃなくてリリーゼを投げていればよかったなと軽く後悔しています。
でも「胡椒さんの自選(=アポカリプスレイは)読めなかった」は、言われてみたかったフレーズの一つなので、ちょっと嬉しい。

そんなわけで、2戦目の結果はこちら。

うまさんのFor.*tune。これは誰かしら投げてくるだろうなと思って触りはしましたが、対策でどうこうできると思えないので諦めました。他お二人が事故ったから2位だけども、全くポイント取れた気がしない。
個人差大爆発譜面なのでこれ投げられるのは相当強い武器だと思います。ちょっと事故ったと言っていたけどそれで986は恐ろしい。
スペースで仰っていた運指試してみようと思います。

もこさんのうぇるかむ祭みっくす。もこさんはソフランがめちゃくちゃお上手で、これとD.I.X.のどちらかは確実に投げてくるだろうと読んでいました。そして対策しようと頑張りましたが、無理でした。
これも低速が長すぎて対策でどうこうできるものではない。純粋なソフラン地力で完敗です。
995とか誰が勝てんねん!

くらっかーさんのGEROLリミ。これもかなり尖った譜面なので事前に触っていましたが、975までしか出ず。しかもまあまあ噛み合ってこれなので、はなから勝ち目がありません。なんでみんなこれ980とか安定して出るの…?
ハンドトリップ要素もですが、ヘンテコな運指要求されるフレーズがあまりにも多すぎてちょっと忘れるとすぐ大量失点しちゃいます。くらっかーさん自己べS出てるのうますぎです。

というわけで第2戦も他選の1ポイントだけで4位に終わります。厳しい。


3戦目 もこさん、なくちゃハイさん、みかんさん戦

自選曲:Element of SPADA

最終戦。VF的には自分が一番上の組ですが、皆さん明確な武器を持っているので全く油断できません。(完全な内輪ネタですが、BPLファイナルと二次会を一緒に楽しんだ組再集結だったり)
ここで18を投げてもよかったのですが、2戦目に18鍵盤譜面を投げるのがほぼ確定なのを考えると、残るは17でした。
ただ3人とも17をしっかり詰めていてとてもお上手なので、中途半端なものを投げると余裕で捲られてしまいます。
ここは、自分が安定してSを出せるが、事故りやすく苦手という声をよく聞くElement of SPADAがふさわしいと考えました。

この曲は弐寺出身のとてもいい曲なのですが、コナステ版で先行収録された際に一度だけ触る機会がありました。その後、AC実装され初プレー=通算2回目でSに乗りましたが、どうも自分より実力が上でも苦手にしている人が多く、自分は得意な方かもという印象がありました。

事前の練習でもアップでも安定してSを出せていたので、ここは自信を持って投げました。

ちょい巻き込みエラー多かったけど精度でカバー

結果、見事に刺さり、この日初めての1位=2ポイントを獲得します。
この組1曲目でも惨敗し、この日は本当に負けてばかりで悔しい思いでいっぱいだったので、最後の自選曲をしっかり通せたのはすごく嬉しかったです。

3試合目の結果はこちら。

もこさんのポラリスノウタ。Sは乗っていましたがそれっきり触っておらず、少し時間をおいてやったら序盤に回すつまみを思いっきり間違えて大量失点してしまいました。ここなつの曲どれも可愛いけどつまみが難しい。
ちなみに後でアクティブ欄見たら自己べとんでもなく高くて顔無くなりました。もこさん、仕上がりすぎでは?(2回目)

みかんさんの恋愛=精度×認識力。前の試合でみかんさんがD.I.X.の白を投げたという恐ろしい情報が入ってきていたので、かなり身構えていました。
ただ、この恋愛精度は投げられると読み、何度かやり込んで低速抜けのリズムをある程度頭に入れていたのが功を奏し、見事1位を獲得しました。ちゃんと対策が実を結んだのも何気に初めてで嬉しかったです。
まあしかし諸刃の剣ですね…僕はビビって事故率高い譜面とか絶対選べないので、みかんさんの選曲に「覚悟」を感じます。脱帽です。

なくちゃさんのThousand Triggers。正直、今回投げられた数々の楽曲の中で一番驚いたのがこれでした。
めとさんの一番いい曲なので嬉しいんですけど、これめちゃくちゃ難しいんですよね…終盤の同時縦連地帯、いつまでも押せる気がしません。
つまみ出張地帯まではよかったんですが、その後なくちゃさんの物凄い追い上げで抜かされてしまいました。聞いたところによると自己べ973出てるってマジですか…?なくちゃさん急激にうまくなりすぎでは…?

というわけで、自選をしっかり通せたこの組では1位を獲得することができました。


無事に全3試合が終わり、4位→4位→1位、合計6ポイントで全体6位という結果でした。

正直なところを言うと(最近ずっと)かなり調子が悪く、満足のいくプレーはほとんどできませんでした。
ただ、プレーの良し悪しに関わらず、色んな曲を触って苦手と向き合い、武器を磨き上げる時間はとても充実したものでした。
今大会を通して自選曲の決め方、対策譜面の割り切りなど、大会での戦い方を存分に学ぶことができたと思います。

それ以上に、詰めるのも対戦するのも振り返りするのも、全部すごく楽しかった…!

対戦していただいた皆さん、そしてなによりも主催・運営してくださったなくちゃさんに深く感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!!
また次回があればぜひ参加させていただきたいと思います。

最後に、強敵を倒せた今日一のファインプレー(幻の自選曲マッチの一幕)を載せて締めたいと思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!

今大会優勝者のげっぴーさんに完勝!
ガッツポーズしたよね
げっぴーさん改めておめでとうございます!


胡椒

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