何を経験したかではなく、経験から何を学んだかだ。
自分の価値を上げるために、さまざまな経験を積むのはいいことだ。しかし経験を積むだけでは、何かを学び、自分の価値を上げることにつながるとは限らない。
どんなによい経験もインプットも、主体的に行って、そこから何かを学ぼうとしなければ何も得られない。
心を抉るようなつらい出来事も、経験するだけでは自分の価値は上がらない。傷を化膿させれば卑屈になり、醜く価値の低い存在となる。つらい出来事を経験し、そこから何かを学び、乗り越え、強さを手にすることで初めて人は価値が上がる。
そして、経験から得る教訓はなるべく具体的で、次の機会に役立てられるものでなければならない。
「○○は難しかった」ではなく、「○○には××という失敗がつきものだ」とか、「××は△△が原因と思われる」とか、そういった質の高い教訓でなければ、「学び」などではない。
経験だけ求めて、そこから何も学ばないなんて無意味な営みだ。
何を経験するかではなく、経験から何を学ぶか、何を学びたいかだ。
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