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C57形蒸気機関車


国鉄C57形蒸気機関車は、日本国有鉄道が1937年に開発した旅客用の大型蒸気機関車です。1937年~1947年までの10年間で201両が製造されました。
動輪数3・動輪直径1750mm・車軸配置4-6-2のパシフィック式・最高営業速度100km/h。

細いボイラーと大きな動輪で流麗なデザインから、「貴婦人」の名で親しまれました。 
鉄道ファンからは「シゴナナ」とも呼ばれています。高速走行を目的とし開発された旅客用の蒸気機関車です。


D51形蒸気機関車通称「デゴイチ」は動輪数4・車軸配置2-8-2・動輪直径1450mmの貨物運用を専用としたデザインで、当C57形とは対象的な構造です。


現在本線上を走行できるのは、西日本所属の1号機と東日本所属の180号機の2台のみです。

1号機は山口線の新山口駅→津和野間のSLやまぐち号、
180号機は磐越西線の新津駅→会津若松駅間のslばんえつ物語号やその他各路線の臨時快速列車として運行されています。

1号機はボイラー損傷により2022年8月現在は梅小路機関にて修理中です。180号機も2022年7月の新潟県内の豪雨災害による鉄橋破損により
運行見合わせ中です。

2022.8現在本線上に全く姿を現せられない2台ですが、再び鉄路に戻る日を待つのみです。

埼玉の鉄道博物館には、国鉄最後の旅客運用に当たった蒸気機関車の135号機が鎮座しています。

当機は博物館の中央にある転車台に展示されており、12時と15時の転車台回転実演と共に汽笛吹鳴をし来館者たちのロマンをかきたたております。

かつて東京都内にあった交通博物館にて2006年まで展示されていましたが、
交通博物館閉館・鉄道博物館開館に伴いこの地まで移動されました。
最終配備地は北海道の室蘭本線の岩見沢機関区で、1975年のラストランの際にはあのスター歌手の山口百恵氏がご乗車になったことから、「百恵ちゃん号」とも呼ばれる親しまれました。

ご一読頂きまして誠にありがとうございました。

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