いたいのいたいの、とんでゆけ 三秋 縋 を読んで
僕はとても単純な人間だと思う。そして恵まれている。つい最近別れた彼女の事で泣くことが出来る。今飼っている犬の死を想像して感傷に浸ることも出来る。
この本を読むきっかけは特になく惰性に人生を費やしている中で、中学生のころ読んだ本を思い出したからである。あの頃の自分は何をするにも自分が正しいと思い込み上手くいっている人間を妬みを隠して否定していた。そんな時に出会ったのが三秋縋の著書である【三日間の幸福】だった。あの本を読んで自分は変わったと言っても過言ではないだろう(今の自分は