人生初ライブの話
今まで何回ステージに立ってきたか分からない
それぐらいライブしてきたけど
人生初めてのステージはまだ覚えている
ギターを始めた
とにかくモテたくて、目立ちたくて、中学3年ギターを始めた
あの頃聞いてた音楽は、斉藤和義やブルーハーツ、クリープハイプやRADWIMPS、 Perfume、ボブ・ディランとか幅広く聞いてた
近所のゲオで借りたCDをダビングして、Walkman に入れて聞いてた
ギターを初めて少し経った
だんだんコードが抑えられるようになって、ギターが好きになっていった
学校祭
中学3年の夏かな、学校祭の出し物でバンドをやりたいと思ったんだ
仲が良かった友達とその話をした。みんなやりたいといってくれた、だけどみんな初心者で本番まで一ヶ月で準備した。
ライブなんてものは行ったことも、見たこともなかった
だからバンドの編成とかよくわからなくて、ギター3人とドラム、ボーカルっていう五人組バンドだった
それから、バンドのことを調べたりして、ベースが必要だって知った
みんなベースなんて弾けなかったし、持ってもなかったから考えた
バンドやってた先生からベースを借りて、僕が弾くことになった
そう、初ライブはベースを弾いた
曲は NICO Touches the Walls 「手をたたけ」
当時カルピスかなんかのCMソングだった
それまでうちの中学で出し物でバンドをやった人なんていなかったみたいで、機材とか何が必要かとか誰もわからなかった
バンドやってた先生からいろいろ貸してもらったり、聞いたりしてなんとか機材はどうにかなりそうだったんだけど問題が発生した
画像作成者 rawpixel.com「女の子、怒っている、バナー、顔、無料写真」
課題曲が難しすぎた。
ギターソロやおさえるコード、ドラムに至るまで全部がけっこう難易度が高くて初心者には厳しい現実だった。
合わせて練習しても、何の曲なのかわからない。
参考になる演奏動画をYoutubeで漁りまくって、曲のアコースティックバージョンのライブを見つけた。
これをドラムやエレキギターで演奏すれば簡単にいい感じになると思った
ギターソロの代わりにカズーという楽器を使っているんだけど、僕がハーモニカを多少吹けたので、その部分はハーモニカソロをすることにした。
学校の技術室に集まって練習した。ボーカルは生徒会長の仕事がいそがしくてなかなか練習に来なかった。
本番当日がやってきた。
ボーカルがリハーサルに参加できないことがわかった。ドラムがそれをよく思わなかったみたいで、ボーカルに怒りを向けてしまった。
あの時は本気で殴りかかろうとする奴を止めるので大変だったが
無事本番を迎えられることになった。
メンバー1人1人頑張った。何もできない状態から、人前で演奏できるぐらいになった。僕は心から感謝していた。
出し物のプログラムは進み本番に近づいてくる。震えが止まらない。みんな緊張して沈黙状態だった。
せめてミスっても笑顔でいようぜってみんなと話をした。
とうとう出番の時間がきた。ステージ袖から入場、会場からの拍手が胸を揺らした。でもその時間が心地よかった。
演奏はめちゃくちゃだったかもしれない、急にベースをおいてハーモニカを吹き始めたり、今考えると面白いことをやってたな。
その日初めてステージに立つ楽しさと怖さを知った
あれからいろんなバンドをやったり、曲を書くようになったり、歌を歌うようになったり、どんどん音楽にのめり込んでいく自分がいた。
始まりのきっかけはなんでもいい、やってみたいと思った時にやるかどうかが大事なんだと僕はおもう。
これが正しい道だったかなんてことを考えたってしょうがないし、僕は後悔なんてしてない。音楽を始めた自分と支えてくれてるみんなに感謝している。
ありがとう。
手を叩けを弾き語りカバーしたよ!ぜひ聞いてね!!
最初の画像 bedneyimagesさんより「祭りの人々」
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