詠月、十一日目。
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朝日
動きだす世界
学び舎へと集まる子供達
満員電車の憂鬱
台風休みが明け、不満を漏らす学生
散らかった部屋
孤独に押し潰され蹲る私
無気力なのは確かなのに訪れない眠気
壊れたクーラー
徐々に上がる室温
ふと起き上がり手巻き煙草を巻く
流れ始める落ち着いた音楽
タールの強い煙草
それが良い
それでいい
ふと思い立ち、昨日から読み始めた
浅野にいお作、おやすみプンプン
感情移入しやすい自分
どこか自分と重なる部分があり
読み終える頃には
少し涙を零していた
何も無い日
何もしない日