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誰かにしてもらったことを忘れずにいたい

私は記憶がすぐになくなる。
昨日食べたごはんとか、高校生の時に起きたこととか。

悲しいくらい、さっぱり思い出せないことが多い。
すぐに記憶がなくなってしまう。
わりと困る。でも小さいころからそうなのだ。
だから、グーグルカレンダーにすべての予定、約束を細かく書いている。
それをみないと、自分の明日の予定もわからないほどだ。(病気を疑う)

友達に「こんなことあったじゃん?あれさ、、」といわれて
初めて、記憶の奥のほうの扉が開く感覚で、
もやもやと遠い記憶を引っ張り出す。

ハリーポッターで、ダンブルドアが頭に杖をあてて、
記憶を引っ張り出す、まさしくあれだ!
あのシーンを初めてみたとき、
これは私自身だ!と思った。

引っ張り出してきれいなビンとかにいれて飾っておけたらいいのにな。

記憶がなくなってしまうから、
誰かが好意でしてくれたことも、やんわりとしか思い出せないこともしばしば。
それがすごくいやで、グーグルカレンダーや紙の日記に書いたりして、定期的に見直している。

恩を返したいときは、いつ、どうやって返すかをスケジュールに組んだりもする。

それくらい気にしていないと、覚えていられない。

だから好きな人の言ったこととか、しぐさとかは
何度もなんども頭の中で思い出す。

だからこうやって、思ったことや、起きたことを
残して置けるSNSに感謝している。

ふと見返したとき、こんなことあったな。
こんなこと思ったなあ。と思い出すことができる。
記憶の糸口になっていう。

以前は、あまり写真は撮らなかった。
撮られるのも嫌で、自分が映る写真は嫌いだった。
SNSにもあまりのせるのが好きじゃなかった。

SNSに写真を上げるのは、いかにも自慢してるみたいにも感じてしまっていた。
いわゆる「映え」にも、そんなに興味がない。

誰かがあげている素敵な写真や思い出に、
いいなあと思うことはあっても、自分自身は
映えのために何かをしたいわけじゃない。

おいしいごはんやお酒が目の前にあれば、
できればすぐに手をつけたい。
写真なんて撮ってる場合じゃない。

インスタグラマーの友達が、
いろんな角度で撮ってる最中、
私はフォークを握りしめている。

だけど、やっぱり、穏やかな思い出は
自分のためにも残しておきたいなと思い始めた。
記憶に鮮明に残して置けたらいいのだけど。

そして、今この瞬間そばにいる人が
いつまでもいるなんて奇跡はそうそう長く続かないんだなと
いくつかの経験で、思い知った。
そばにあるものを大切にしなければ。

大事なものもいつか消える。
だから残しておきたい。

iPhoneだって素敵にとれるけど、写真をやってる後輩君の写真をみると、
なんともその場所や人の空気感まで映しているようで、
カメラっていいなって思う。

繊細にこだわれるか、わからないけど、
5年以内に始めてみたいな。

誰かにしてもらったことを忘れずにいたいな。

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