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JR北海道が出した、価格破壊の乗り放題きっぷをしゃぶり尽くした

アイドルオタクのみなさんこんにちは。鉄道オタクの田中です。

ただでさえ赤字なのにコロナ禍でさらにヤバいJR北海道ですが、利用促進のために「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」という切符を発売しています。この切符を使って帰省や小旅行を敢行して元を取りまくってみました。

きっぷの概要

簡単に言うと、JR北海道の特急含む全列車が6日間乗り放題になる切符です。特急自由席は無制限で乗り放題、指定席も4回まで乗ることができます。
特筆すべきは値段。同じようなきっぷとして、「北海道フリーパス」というのがあって、こちらは7日間・指定6回までで27,430円で販売されています。
一方、今回の周遊パスはなんと12,000円です。あまりに安すぎます。特急に2~3回乗るだけで元が取れます。ヤバいです。
あとなんかJRバスにも乗れます。

周遊パスをしゃぶり尽くしてみた

今回は9月中旬に、以下のような日程で周遊パスを使いまくりました。
居住している函館から、帰省しつつ道東を一周する行程です。

1日目
函館→大沼公園下車 大沼公園→札幌下車
3日目
札幌→帯広下車 帯広→釧路下車 釧路→知床斜里下車
4日目
知床斜里→網走下車 網走→旭川下車 旭川→札幌下車
6日目
札幌→函館下車

車両コレクション+おまけ

1日目・大沼公園
お天気もよく、美しい駒ヶ岳を望むことができました

3日目・特急おおぞら3号
キハ261

3日目・帯広
シカもマスクを付ける時代です。

3日目・釧網本線キハ54
キハ54は初乗車でした。なかなか乗り心地は良かった。

4日目・知床斜里駅
ローカル線の駅としては綺麗すぎる駅です。

4日目・特急大雪4号
未だにキハ183が現役。乗車率はかなり高かったです

4日目・特急ライラック40号
何気にライラックに乗ったのも初めて。大雪のあとだったのでめちゃくちゃ早く感じました。

6日目・特急北斗16号
すっかり運用が減ったキハ281系。昔はめちゃくちゃ飛ばしてた

幾らお得になったのか

これだけ乗っても12,000円ですが、一体正規運賃だといくら分乗ったことになるのでしょうか?計算してみました。
特急は自由席運賃で計算し、上の行程では含まれなかった運賃(最寄り駅から札幌までの運賃・JRバスの運賃など)をその他に含めています。

函館→大沼公園(普通列車)640
大沼公園→札幌 8360
札幌→帯広 7260
帯広→釧路 4690
釧路→知床斜里(普通列車)3190
知床斜里→網走(普通列車)970
網走→旭川 8030
旭川→札幌 4690
札幌→函館 8910
その他 3390

合計 50,130円

なんと12,000円のきっぷで50,000円分も利用してしまいました。
実質、38,000円儲かったようなものですね(?)

ご利用は計画的に・お早めに

さて、こんな価格破壊のきっぷですが、「前日までの購入必須」「補助金が切れたら終了」という制限があります。旅行当日に買おうとしても無理ですのであらかじめ買っておきましょう。
さらに、このきっぷは北海道の補助金を使って発売されているので、その補助金が切れたら終了します。
9/7時点ですでに予定の60%が売れているので、10月までには終了する可能性が高いです。ご利用はお早めに。

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/news/pdf/20200907_KO_ticket.pdf


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