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青ブタ的妄想

失くしたものがみつからない。
そんな経験をしたことがある人は多いと思う。

昨日、大学から帰省した次男坊は帰りの新幹線の切符を紛失。
熱海駅の新幹線改札を出られないというピンチに陥る。
東京駅では乗車出来たのだから紛失したのは・・・東京駅構内か、新幹線内か、熱海駅新幹線ホームから改札までのどこか、ということになる。

本人は東京駅で財布の中に間違いなく入れた。
が、熱海駅の新幹線改札を出ようとしたら財布の中に切符だけ無かったと。

JR東海の駅員さんも優しく、走行中の新幹線の置き忘れまで調べてくれたのだけれどみつからず、東京駅構内か、熱海駅構内かという結論になるのだけれど、この際どちらでもいい(切符は再度自腹になったけど)。


今回の妄想は、これによってどのような結果がもたらされたのか?
その点について考えてみたいと思う。


まず、切符を無くしたことで彼は熱海駅で足止めとなり、本来乗るはずだった20時03分の伊東線に乗ることは出来なくなる。

20時で仕事上がりの私は5分だけ早く上がって同じ電車に合流して帰ろうとしていた。ところが、切符を失くした彼からのLINEで急ぐ必要が無くなったことを知り、きっちり定時上がりを選択、熱海駅に向かう。

ハラヘッタってメイドインワリオだったか。

このことによって帰宅の電車は1本後になったのだけれど・・・
何事もなく無事帰宅。


もし、同じ電車に乗ろうとしていたら何が起きていた?
と、自意識過剰なことを考えてみる。
その電車自体に事故とかは無かったのだけれど、妄想を膨らます。
彼、もしくは私に取り返しのつかないことが起きていたのではないか、と。

私、と言う事は考えにくい。
定時まで仕事をしていた5分間、あまり意味は無かったし、そもそも切符の紛失があったのは彼の方なのだから。

つまり彼に何かが起きるはずだった。
出会ってはいけない誰か、第三者とのトラブル。
或いは単独での事故。
それが何だったのかを知る由は今となっては無いのだけれど、熱海駅の新幹線改札をすんなり出させてはいけない何か。その何かを回避するために誰かが切符を紛失させて未来を変えた。そんな青ブタ的妄想。


失くしたものがみつからない。
どこをどう探しても。
そんな時は、それによってもたらされた結果がどうなったのか?
考えてみるのも面白いと思った青春ブタ野郎。

切符を紛失して倍の料金を支払って、ラッキーとか思う狂った奴。
そうそういないとは思うけれど。