右手の中指

短大に通っていた頃、それは服装が自由だった頃。
よく爪にマニキュアを塗っていた。
不器用で絵心もなくて自己満足の爪。

赤や青の原色カラーやギラギラのラメに
ネイルシールを貼ってみたり
聞き手じゃない方だけ
ちょっとデザインを描いてみたり。

左右バラバラのデザインで
ごちゃごちゃしたのが好きだった。

就職して5年。周りを見ると職場のガール達は
お店でやってもらうのかお手製なのか
きれいにネイルをしている。

私は自分の爪が長いと集中できないので、
すぐに落とせない(塗り直せない)だろう
ジェルネイルには向いてなさそうだ。

ところで今日の私は、右手の中指の爪だけ
黄色のワントーンに塗り上げている。
爪の長さ、形がちょうどコーンを連想させる。

爪が一部白くなっているのが気になって塗っている。
でも一種の願掛けも兼ねている。
爪が視界に入ると思い出すように。
『上手く行きますように。』

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