見出し画像

無料で学ぶマーケティングから最新AI動向まで:今週のビジネストレンド


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

————————————————————
無料で学ぶマーケティングから最新AI動向まで:今週のビジネストレンド
————————————————————
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
#トレンドクリップまとめ  2024/06/21
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

今週のビジネス界で注目を集めている話題を総まとめ。まずは、博報堂が無料で公開した「マーケティングガイドブック」がSNSで話題沸騰。効果測定やデータ分析手法を豊富な図解で学べるこのガイドブックは、ビジネスパーソン必見です。さらに、Appleが発表した新たな生成AI戦略「Apple Intelligence」も市場の注目を集めています。オフラインでも利用できるデバイス内完結型の小規模言語モデルと、オンライン時にサーバと連動する大規模言語モデルがシームレスに連携する仕組みが話題です。また、ゲオホールディングスのリユース事業転換や、日本のAIベンチャー「プリファードネットワークス」と「サカナAI」の成長にも注目です。最新のマーケティング手法からAI技術の進展、企業の戦略的転換まで、幅広いトピックをお届けします。
(リード文はChatGPT無料版に加筆して仕上げました)

⭐️小売・EC・マーケティング関連トピック

 今週のトップツイートはコレ。博報堂が無料で公開している「マーケティングガイドブック」がエグい。効果測定、MMM、データ分析手法、モデル構造といったマーケティング分析に必要な考え方を豊富な図解で学べますとの事。正に情報は無料で手に入る時代です。今の自分の職種に関係ないと思っても、学習して自分のモノにしておくとチャンスが来た時に実践できてスキルアップできます。
https://t.co/dzQHnTCHim
 マーケティング思考を持つとこんな情報にも目が付きます。4月に発売した花王の高価格シャンプーの新ブランド「melt(メルト)」が好調。出荷本数は24年5月末時点で、6月までの出荷計画の9倍と想定以上となっている、とあります。ボタニストなどの新興ブランドに遅れを取って来ました。ソーシャルマーケティングからのオフライン進出を見過ごしていました。店舗での棚割りに入るには人対人の交渉のみと思い込んでいると、店長はお客様からネットで話題の商品は売って無いのと指摘され、棚割りに登場する事になります。
 マーケティングは商品のみならず、事業ドメインの転換にも及びます。ゲオホールディングス は一世を風靡したビデオレンタルからリユース事業への転換で成長とあります。レンタル事業が厳しい環境に置かれる中、買収したリユースブランド事業がけん引する形で業績を伸ばしているとの事です。基盤となるシステムは同じながら、時代に合わせて事業形態を変革していく試みです。

⭐️AI関連トピック

⚪︎Apple
 先週、今週のAI関連トピックはなんといってもAppleです。米アップルが発表した新たな生成AI戦略が、市場の注目を集めています。米OpenAIとの連携は限定的だったので発表の直後には株価は下落したものの、翌日から続伸して13日には時価総額で世界首位を奪還しています。
 発表されたAppleのAI「Apple Intelligence」は圧巻。生成AIの扱い方についての正解を一発で出してきた感じだ、と識者は評価しています。 一般消費者が生成AIを使うには、まず情報漏洩の不安を払拭するところから、という訳です。「アップルの生成AI」がほかとは違う理由 は具体的には、オフラインでも利用できるデバイス内で完結する小規模言語モデルと、オンライン時にサーバと連動する大規模言語モデルが(ユーザーが意識することなく)シームレスにセキュリティを持って連動する事です。
 アシスタントAI「Apple Intelligence」の性能を示すベンチマーク結果を公開されています。もっともAppleが喧伝するように上手くシームレスに動作するのか、今秋の新OS公開まで不明です。今回の市況は公開されるまでは、他のAIの購入が一旦様子見となりそうなことです。特にAndroidスマホへの乗り換えはペンディングとなるでしょう。

⚪︎AI PC
 「AI PC」と強調されども中身は空っぽの展示会「Computex 2024」だったようです。特にNVIDIAのブースはないのに、逆に展示はNVIDIAの製品を組み込んだ製品のデモばかりで、もはやNVIDIAが世界征服をしたかのような世界宣伝が展開されていたそうです。NVIDIAがAppleに追随してAIクラサバを実現すれば、注目を集めるでしょうが、いまいまでAI PCによる端末サイドのAIは必要性が薄いでしょう。PCでの生成AIの位置付け「AI PC」はApple Inteligenceの発売後の性能比較や市場評価になりそうです。

⚪︎MicroSoft
 生成AI制覇ねらうマイクロソフトの絶望、とタイトルが踊っています。 米マイクロソフトは、LLM分野で米OpenAIと、AI半導体分野で米エヌビディアと密接な相互依存関係にあることは有名ですが、ともにマイクロソフトの潜在的なライバルでもあります。特にOpenAIとの蜜月関係にはスキマ風が吹きそうです。マイクロソフトが「Copilot Pro」の「GPT Builder」をわずか3カ月で廃止を決定しました。 推測するにユーザーはマイクロソフトのGPTsよりOpenAIのGPTsを選択するのが明確になったからでしょう。もっともGPTsのビジネスモデルとしてアプリの有償化が進められないとマーケットはテイクオフしませんが。

⚪︎AIベンチャー
 日本にも注目のAIベンチャーがあります。一社はプリファードネットワークスです。AI半導体で世界を席巻する米NVIDIAを超えたい、と自前のAI半導体も手掛け、意気込んでいます。プリファードネットワークスは日本のユニコーンの筆頭株と評判です。
 もう一社、サカナAIです。米グーグル出身の研究者らが日本で設立した新興企業、サカナAIが月内にも約200億円の資金を調達することが分かりました。企業価値は11億ドルを超え、2023年7月の創業から1年以内でのユニコーン誕生となります。

⚪︎リベラルアーツアプリ
 ソクラテスに人生相談?生成AIで西洋古典学に新たな風「ヒューマニテクスト」 が登場です。研究チームが、生成AI技術を用いた西洋古典学の研究と教育に新たなアプローチを提供するシステム「ヒューマニテクスト」(Humanitext Antiqua)を開発しました。チャットボット機能をメインに教育効果を狙います。いよいよ文系科目にも生成AIの導入が広がり始めました。

⭐️IT・SIer・SaaS(BtoB)関連トピック

⚪︎ビジネスIT
 グリコもユニ・チャームも苦渋、トラブル相次ぐERP導入に潜む大きな理解不足、との見出しに注目です。識者は、SAPや米Oracleなど大企業向けのERPパッケージを中心に、導入に失敗することは今に始まった話ではない。ルール変更になる現場の生産性を犠牲にしても、経営を最適化するのがERPなのだ。との指摘です。GAFA然り、IT世界戦に敗れたのだから仕方がないですね、デファクトスタンダードに従うしか。

⚪︎エンドユーザーコンピューティング
 AppleのiPadの新しい機能の発表はかなり面白い!に注目です。複雑な数式も手書きで計算可能。お絵描きから計算、グラフも作成されます。また一歩、アラン・ケイが描いたDynabookが現実に近づいたと言えます。

⭐️Web3・メタバース関連トピック

 メタバースをめぐる経済圏が、オワコンから一周回って最近また拡大し始めています。中でも「VRChat」の伸びが著しいと報告されています。月間ユーザー数は全世界で350万人、同時アクセス数が平均6万〜8万人、この5年で7倍前後伸びています。またIKEAが「Roblox」上に店舗をオープン予定です。面白いのはバーチャル従業員(給料、昇進あり)募集です。メタバースの単純なアイテム販売限定では限界があるけど、メタバースからリアルへの連動が起きれば、ここから市場が拡大されると見られます。今後の展開に注目です。

⭐️時流関連トピック

⚪︎沖縄・日米安保
 沖縄県議選で反知事派の自民・公明が過半数を獲得。玉城知事は県政運営の厳しさを認識しているとの事。投票率は過去最低の45.26%で、辺野古移設問題にも影響が予想されます。この基地移設問題を解くのは沖縄県民に任せるしかないと思います。一方で基地返還があり、一方には基地拡大。複雑にしているのは日米安保協定です。米のミサイル不足、日本が補充へ 。企業が受注し共同生産、とのニュースもありました。日米安保が武器供与で別次元になります。米の核の傘に依存する限り仕方がないものかと思います。いっそのこと原子力潜水艦をライセンスして欲しいものです。海に囲まれた日本にとって制海権は譲れません。

⚪︎中国
 干上がる中国ベンチャーマネー 生態系、海外にシフトです。中国のベンチャー投資が急減しています。米中経済の分断や不動産不況が影響し、投資家や起業家が海外へ流出しています。特に米国勢の投資は激減し、国内VCも慎重になっています。多くの新興企業が海外で資金調達を模索する中、日本への関心も上がっています。

⚪︎インド
 製造業にチャイナプラスワンとしてアジアが注目されている中、インドがiPhoneの一大生産拠点になると目されています。 Appleは今後2~3年の間は年5000万台以上のiPhoneをインドで生産すると発表しました。これにより今後数年間は、世界のiPhoneの4分の1がインドで生産されることになります。


⭐️EV・自動運転・ロボット関連トピック

 日本で自動運転バスが「1,000便無事故無違反」達成!とティアフォーが発表しました。同社が石川県の公道の片道約4.4キロのルートを最高時速35キロで運行していています。この話題には応援ツイートが盛んです。
 次はEUによる中国からのEV輸入車への追加関税の話題です。最大38.1%の追加関税引き上げを決めました。中国政府の補助金で不当に安値販売していると指摘していますが、実は中国から輸入されるEVの6割は米テスラや仏ルノーといった欧米メーカーの現地製造車との事です。

⭐️放送・出版・SaaS(BtoC)関連トピックス

 一時は「無書店」となった富山県立山町に再び書店がオープンしました。ローソンから、『LAWSONマチの本屋さん』という「コンビニ+本屋」事業の提案を受けた町が役場の駐車場スペースを活用して支援しています。本屋分の土地の賃借料などを協力して貰えばなんとか立ち行くかも知れません。

⭐️リベラルアーツ

 「わかるとはどういうことか」 認識の脳科学(ちくま新書)は 神経内科の先生が書かれた、書籍。内容が、深すぎて震えてしまう。すごい本に出会ってしまった、との事で、私は早速ポチりました。




⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々Twitterで発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って本号の「まとめ」を発行しています。


▶️全てのTweet log及びニュースソースの確認を希望される方は以下のリンクでTwilogにアクセスして下さい。閲覧無料です。
https://twilog.togetter.com/dzd02664_2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?