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中国奇瑞汽車のヨーロッパ進出と技術革新の波ほか


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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中国奇瑞汽車のヨーロッパ進出と技術革新の波ほか
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#トレンドクリップまとめ  2024/05/24
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中国の自動車メーカー、奇瑞汽車がスペインのバルセロナ工場を買収し、ヨーロッパでの現地生産に乗り出しました。これにより、ヨーロッパ市場への本格参入を目指す意欲を示しています。同時に、ロボットAI分野では、米国のスタートアップCovariantが商用化に成功し、新たなアプリケーション開発の基盤を提供します。一方、メルカリのスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」が急成長し、日本のギグワーク市場に革命を起こしています。さらに、Googleの生成AIやソニーのEnterprise LLMの本格導入など、技術革新が目覚ましい進展を見せる中、スクエニもマルチプラットフォーム戦略でゲーム業界に新風を吹き込んでいます。急速に変化する市場の動向と、その影響を深掘りします。
(上記リード文はChatGPTにて作成)


⭐️自動車・EV・ロボット関連トピック

 中国「奇瑞汽車」、スペインで自動車を現地生産へ 。奇瑞汽車は日産が撤退して残したスペインのバルセロナ工場を買収し、現地生産に乗り出します。「わが社はヨーロッパの企業市民になりたい」。同社代表の尹氏はそう述べたとの事。このツイートがトップアクセスに上り詰めたのは中国系の方々の注目によるものかも知れません。
 ロボット向け基盤モデルが驚愕の商用化です。米Googleが活発な取り組みを見せていましたが、今回、商用化一番乗りを遂げたのはロボット機械学習の世界的な権威のPieter Abbeel氏が創業したロボットAIスタートアップ、米Covariantでした。これをプラットフォームにしてアプリケーションの開発へと進む事でしょう。


⭐️放送・出版・SaaS(BtoC)関連トピック

⚪︎ギグワーク
 1カ月で登録者が250万人を突破、「メルカリ ハロ」急拡大の理由と今後の課題 。メルカリが提供するスポットワーク(スキマバイト)サービス「メルカリ ハロ」が、開始から1カ月で登録者数が250万人を突破しています。この反響を受けて全国展開されます。ひと足先にUbereatsなどで広まったギグワークが拡大です。新しい働き方になりそうですね。

⚪︎フィットネス
 チョコザップは無人ジムから「接客するジム」へ 脱皮します。来期に投資する200億円の内訳は出店拡大に100億円、既存店舗への新サービス導入に30億円、店舗へのライザップトレーナーの巡回や、電話による顧客サポートサービスなど「人が介するサービス」に70億円を充てるとの事です。AI自動マッサージ器が導入されたら、利用を検討しますから、ヨロシク。

⚪︎ゲーム
 スクエニ、PS独占方針を転換して増益に向けマルチプラットフォーム化に注力。 ソニーとの提携関係を変えなければならないことに気づいたようです。最新の決算発表で、自社の看板タイトルをPlayStation以外のプラットフォームでも展開する方針を明らかにしました。これは旧日本海軍による時代遅れの巨艦主義と言えるかも知れません。もっとも、開発予算を小規模にして多数のゲームにする戦略では利益が薄くなるので、マルチプラットフォームのゲーム開発プラットフォームを公開してゲーム売上の一部を回収する方向を目指すべきかも知れません。
 Amazonプライム・ビデオで配信中のドラマシリーズ「フォールアウト」は、ゲームの世界観がもつ魅力を生かしながらオリジナルストーリーを展開していくことで実写化に成功しているとの事です。スクエニもIPビジネスを推進してゲーム原作ドラマやグッズなどへと商圏を広げると良いかも知れません。

⚪︎ラジオ
 オールナイトニッポンの広告出稿が爆増しています。 Z世代をつかむラジオの内幕とのタイトルに注目です。成長の大きな理由として考えられるのが、ハード面の変化です。「radiko」で過去1週間以内に放送された番組をいつでも聴取できる機能が実装されました。Spotifyでも一部が聴けます。勉強のBGMとしての「ながら聴き」は世代を超えますね。

⚪︎介護
 離れた両親のバイタルデータを“ほぼリアルタイム”で見守れるアプリ 。「ハチ」はいわゆる「見守り」アプリです。遠く離れた場所で生活する両親などに、ハチと連係したアップルウォッチを装着してもらうことで、その心拍数などをiPhoneアプリから確認することができます。


⭐️生成AI関連トピック

⚪︎サービス導入・PoC
 グーグル、検索に生成AIを導入して 無償公開。 知りたい情報を瞬時に提供とのタイトルに注目です。米グーグルは、生成AIを使ったネット検索サービスを始めると発表しました。一度に処理できる情報量を30倍に増やした生成AI、Geminiの最新版の提供も開始するとの事です。生成AIによって検索ビジネスが破壊されるとの予測もありますが、座して他社の刃で死ぬよりは自らアプローチする事を選んだようです。もっとも次世代はエージェントサービスが新しい切り口になるとの見込みもあり、要経過確認です。
 大和証券グループ本社は、米OpenAIのLLM(大規模言語モデル)「GPT-4 Turbo with Vision」と米Anthropicの同「Claude3」を導入したと発表しました。同社傘下の大和証券やグループ各社が利用する生成AI対話環境に適用するとの事です。
 医療でもPoC、実証段階に来ています。佐賀の織田病院がオンプレGPUサーバーでLLM稼働、電子カルテ情報を生成AIが支援します。これまで利用してきた電子カルテシステムにオプティムが提供する生成AI「OPTiM AI」を組み合わせ、看護師の業務効率を高める実証に乗り出しました。
 ソニーグループの生成AI活用が本格化です。内製した「Enterprise LLM」とベクトルDBによる独自の環境を構築しています。 グループ全体で「Enterprise LLM」環境を展開し、全社員が生成AIを利用できる“民主化"を進めます。各事業の特性に合わせたビジネスPoCも70件超と、並行して推進します。

⚪︎ローカルLLM
 端末サイドでのLLMの稼働が始まります。「Galaxy S24」が予感させる“AIスマホ時代の始まり” との報告書です。Samsung Electronicsの新スマートフォン「Galaxy S24」は、デバイスにAI機能を搭載しています。AI機能が組み込まれることで、スマートフォンの利用はどう変わるのか注目です。報告書は下記から入手可能です。
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2405/08/news08.html
 まるで“いけない話ができるChatGPT” ローカルAI「Command R+」の爆発的な可能性 と思わせ振りなタイトルです。ローカルLLM環境のLM Studioで高性能LLMのCommand R+で、キャラクターとして振る舞うAI人格を作成した報告記事に注目です。

⚪︎Apple
 いよいよアップルが生成AIに本気のようです。サーバー向けAI半導体、M2 UltraやM4チップ を応用して独自半導体を開発し、NVIDIA依存を回避かと思われます。 データセンター向けのAI半導体を開発中だとWSJが報じています。高度な計算を実行するには端末のみでは不十分で、端末とサーバーの協調で生成AIサービスを支援するものと思われます。

⚪︎開発言語・ツール
 噂のノーコードAIシステム開発環境Difyを使ってツールを作ってみたとの報告記事が話題です。Difyとは、GUIでワークフローを組むことができるLLM-OPSツールです。ComfyUIのようにワークフローが組めたり、GPTsのように自分専用のアシスタントを作れたりします。ノーコードで高度なAIチャットボットを作れたりもするので、トライヤルしてみたくなります。
 アップルのプログラミング言語「Swift」を生んだ天才エンジニア、クリス・ラトナーがまた移籍と報告されています。 AIチップ開発を手がけるSiFiveにジョイン。AIチップのソフトウエア開発を担当すると見られます。生成AIでは開発言語として「Python」一択のように思われますがAppleアプリでは「Swift」も利用可能のようです。「TensorFlow」におけるプログラミング言語Swiftの活用動画は以下です。
https://youtu.be/z5M4otA4S3A

⚪︎関連情報
 アメリカのAI企業が副業でAIに日本語教える人を募集しています。リモートワークでなんと時給18ドル~31ドル!世界中から応募可能とか。興味あるんで、問い合わせてみます。
 思考を深めるには、相手の意図をくみながら対話をし、自分の考えを揺さぶる必要がある 。酒井教授の言葉が紹介されているけども、生成AIうんぬんの前に、一般的な教育にそれができているかはちょっと怪しいんじゃないだろうかとの倉下さんの意見に同感です。


⭐️新しい資本主義関連トピック

 野村ホールディングスが挑むバブル超え。未公開資産を軸に運用40兆円増し。 上場企業の株式や債券の販売で手数料を得るという伝統的な証券ビジネスからの転換を加速させます。未上場株や不動産、インフラといった未公開資産を軸に運用資産残高を40兆円増やします。新しいというか、先行する米国の金融サービスを追いかけます。リスクマネジメントが必須です。


⭐️時流関連トピック

 ジョージアは「第2のベラルーシ」になるのか。反政権デモ、国の岐路にとの記事に注目です。 2008年のジョージア侵攻で始まったプーチンの野望。民主主義を熱望するジョージア国民の声にわれわれが今度こそしっかり向かい合えば、プーチンのそれをここで葬り去ることができるだろうとの事です。
 国家公務員に「ジョブ型」を拡大です。有識者会議 「人事行政諮問会議」は人材確保のために職務内容で報酬を定める「ジョブ型」を拡大する案を提起しました。年功序列型の硬直的な制度を改め、専門能力を持つ民間人材の中途採用などを進めやすくする方向です。
 一時注目された「商品を売らない店」(b8taやShowfieldsなど)は草分けの米国ではほぼ全滅状態になっているそうです。原因はシンプルに言えば、店舗を運営する固定費に対してビジネスモデルとして売り上げがついてこないということ。日本でもb8taは丸井新宿店を撤退しています。人型ロボットなどを導入して、商品紹介の販売効率を上げられれば復活があるかも知れません。


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