製品や住宅と同じように文章にも設計図があります
こんにちは、コピーライターのオオニシです。
企業ブログ研修の冒頭で、書くことが苦手な方に「みなさんいつもどうやって書いていますか?」とお聞きすると、ほとんどの方から「パソコンに向かって書き始めます」と返ってきます。
ブログのエディットページを開いて、何を書こうか考え、思いついたことを書き始める。もちろん、このやり方で問題ない方もおられますが、文章が苦手、書けないという皆さんは「いきなり書き始める」というやり方をされているようです。
組み立てが必要な棚や椅子などの製品や工業製品の製造、家を建てるときと同じように、文章にも「設計図」があると書きやすくなります。ホームページやパンフレットを制作する際にも「ラフスケッチ」や「ワイヤーフレーム」と呼ばれる設計図を作ってから制作していきます。イラストも鉛筆で薄く下書きをしますよね?
文章のライティングでは、その設計図が「構成」にあたります。
書く内容(ネタ)を決めたら、次に「構成を考える」という作業を入れてみましょう。構成はいくつかの「型」を知っておくと便利です。それについては以前書いたブログ「文章にはたくさんの「型」が必要って 本当?」で紹介しています。
まずはこれを書く、次にこの内容について書く、最後にこれを書く・・・といった、簡単なものでも決めておくと、ライティングが楽になりますし、何より悩みながら書いていくよりも早く書き終わります。まさに「急がば回れ」ということです!
書き慣れていくと、この構成を頭の中で作ったり、書きながら文章ブロックの順番をコピー&ペーストで入れ替えたりできるようになるなるので、「苦手だな」「嫌だな」と思っている間は、手元のメモに簡単な構成を書いてから書き始めてみてください。
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