キプリングとの出会い
10年前、仕事でカンボジアにいて、がまくちのポシェットをマーケットで持っていたら、見事に100ドルすられたことがありました。すりにあったのはこの一回きりでしたが悔しかったです。
「もっとちゃんとした閉まるバッグ買わなくちゃ」と言ったら、仕事の先輩がご自分のもっていたキプリングのバッグを見せながら、これはいいよ、ちゃんと閉まるよ、とおっしゃいました。さっそく帰りのタイの空港ですごくシンプルな紺のポシェットを買いました。
当時デザイン指向のわたしはとくに気に入ったわけではなかったですが、それがいまだに使いやすくてびくともしないのです。
その後、年老いた母の鞄の持ち物があまりに整理されていなかったので、お店に連れて行って、キプリングの仕分けのしやすい紫のポシェットを選んだことがありました。最近、10年ぶりに学生時代の友人に会ったら、彼女もキプリングのバッグをもっていて、「耐久性があるよね」と言っていました。彼女はセールで買ったそうです。
そんなことを思い出して、オンラインショップを見ていたら、セール真っ最中でしたが、セールの対象でないアイコンバッグの「アートミニ」というB5のミニショルダーを見つけました。この素材のバッグとしては安くないと思ったものの、バッグの形が変えられるのに惹かれて購入してみました。普通にショルダーのひもも付いているのですが、バッグの角の形状が変えられて、ちょっとしたハンドバッグのような感じにもなるのです。淡いグレーでカジュアルにも少しきちんとした感じにもなるので、かなり使う機会の幅が広いと思います。そんなにきちんとしたハンドバッグではないですが、今のナイロンは安っぽい感じはあまりしないので使いやすい気がします。すごい商品開発だなーと感心しながら購入しました。
これもまた10年選手になってくれるでしょうか。
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