Secondhand knowledge

「耳学問」「受け売りの知識」のことです。
実際には京都に行っていないのに知ったかぶりをして、嘘がばれたこと
から同じような意味の「白河夜船」という四字熟語もあります。
先日、京都に行ったことからこの言葉を久々に思い出しました。

本などから自ら学ぶことは当然重要ですが、耳学問もうまく使えば
効率的に思いもよらない知識が手に入る場合もあります。
良い人脈を持てるように日頃から心掛けたいものです。

政治家が官僚から担当領域の法律や通達、省令などのレクを受けて補助金などの細かい規定を以外に知っているのも耳学問です。
耳学問ばかりに頼っていると応用がきかないので新しい事態が起こると対応が出来ない欠点があります。
注意したいのは、仮に善意からであっても生半可な知識や個人の体
だけに基づいたアドバイスを友人にしてしまうようなことです。

「愚か者と賢い人は同様に害がない。半分愚かな者と半分賢い者だけが、
最も危険である」(ゲーテ格言集 新潮文庫 高橋健二 編訳)
「生兵法は大けがのもと」という似たようなことわざもあります。

ネットやマスコミには不確かな情報もあふれかえっています。
実害やトラブルにつながらないように予防線をはってうまく耳学問も
活用したいですね。




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