心きらめくような

これは、2021年2月8日に公開したブログ記事を修正し再投稿したものです。



◎はじめに

私が安嶋くんと出会って、半年以上が過ぎました。このタイミングで改めて、安嶋くんとの出会いを振り返ってみようと思います。これは所謂「沼落ちブログ」というものです。
 

ふと「そういえば自分は安嶋担になった経緯をきちんと言語化したことがなかった」と思い、今回書いてみることにしました。どうして安嶋くんに惹かれたのか、この機会に自分なりに考えてみることにします。


安嶋くんとの出会いについて書く前に、長くなりますが私の歴代の担当や出来事について書きます。今思うと安嶋担になった理由が過去に散りばめられているので、一つひとつ拾い集めながら書いていこうと思います。
記憶が曖昧な部分もあるので時系列がおかしい箇所もあるかと思います。



◎1人目の自担

私の初めての自担は、嵐の二宮和也さんでした。

二宮さんや嵐を応援し始めて数年が経った頃、彼について「どこが好きなの?」と聞かれ、「全部。最早好きすぎてどこが好きかわからない」と答えたことを今でも覚えています。
何歳になっても若々しいままの顔も、気怠げな話し方も、感情の乗った歌声も、滑らかなダンスも、演技力の高さも、バラエティーでのキレのあるコメントやツッコミも、グループに対する考え方も。何もかも好きでした。

一途に応援し続け、担歴が7年を超えました。

2019年1月27日、嵐が2020年いっぱいで活動休止することを発表しました。
震える手でリモコンを持ち、情報番組で放送された会見を見たことを覚えています。驚き、悲しみ、寂しさ、不安、いろんな感情が渦巻く中で見た、普段と変わらない5人の姿。約2年間という期間はファンへの誠意を示す時間であることを明言してくれたことを心の拠り所に、それからの時間を過ごしていくことになりました。

この出来事があって、ぼんやりと「2020年いっぱいで私のおたく人生も一旦お休みかな」なんて考えていました。過去の私、2021年以降も元気におたくしてるよ。

3月、嵐のコンサートのチケットが当選しました。その数年前に「嵐のワクワク学校」というイベントに行ったことはありましたが、コンサートに行けることになったのはそれが初めてでした。
ワクワク学校のときは友人の同行者として応募していたので、あのきらきらした装飾付きのメールが自分の元に届いたのも初めてでした。
活動休止期間に入る前に嵐のコンサートに行くことができると決まり、安堵の気持ちが大きかったです。


6月、嵐のおたくと繋がる用のTwitterアカウントを作りました。環境の変化もありそれまで一緒に応援してきた友人と疎遠になったので、身のまわりに同じ趣味を持つ人がいなかったのです。ネット上でもいいから自担の話ができる友達が欲しいと思って始めましたが、友達作りは上手くいかず、ほとんど壁打ちのようなアカウントでした。




◎Jr.を知る

二宮さんや嵐はジャニーズJr.とはそこまで交流がないようで、私自身もJr.の存在は知りながら、どんな子がいるのかわからないままでした。

ある時、私はジャニーズJr.チャンネルの存在を知ります。あの事務所がYouTubeでチャンネルを持っていること自体にも驚きましたが、もっと驚いたのはJr.の年齢層の高さです。ジャニーズJr.と聞いて中高生を思い浮かべていたため、驚かざるを得ませんでした。

動画を見ていくうちに、当初は覚えられないだろうと思っていたJr.の顔と名前をあっという間に覚えました。このグループならこの人がかっこいいな、なんて考えるまでになっていました。



◎初めてのコンサート

9月、嵐のコンサートに行きました。
コンサートの楽しさをそこで初めて知った私は、衝撃を受けました。

 目の前で、二宮さんが、歌って踊っている。

それだけでキャパオーバーになってしまいそうでした。いつもならテレビの箱の中にいる人が目の前にいて、さらにパフォーマンスしているという現実を受け止めきれなくて、何度も夢かと思いました。

テレビをつけたら、その箱の中で喋っている。
四角い枠に囲まれながら、歌って踊っている。

それが当たり前でした。私が好きになった人は、そういう人だと思っていました。

 でも、そうじゃなかった。
二宮さんは、間違いなく「ファンのすぐ目の前にいるアイドル」でした。



◎結婚

2019年11月12日、二宮さんの結婚が発表されました。私は、結婚したこと自体にはそこまでショックを受けませんでした。

担歴の長さから私は、「二宮担である」ということが自分のアイデンティティとなっていた部分がありました。しかし突然の発表を受け、それが大きく揺らぎました。
結婚自体よりも、それまで積み上げてきた「好き」がたったひとつの出来事でぐらついてしまったことにショックを受けた記憶があります。

二宮さんや二宮担に対しての世間の風当たりは強く、私自身もぐるぐると考えすぎてしまうようになったので、しばらく距離を置くことを決めました。



◎2人目の自担

そんなとき、以前から見続けていたジャニーズJr.チャンネルで気になっていたSixTONESの松村北斗くんについて調べ始めます。北斗くんは後に私の「2人目の自担」となりました。

こう書くとまるで二宮さんの代わりを探して自担を作ったように思われるかもしれませんが、決してそんなつもりはありません。
二宮さんに関しては、1人目の自担だったことや担歴の長さもあってずっと特別な存在のままです。私の中で二宮さんに代わるアイドルが今後現れることはありません。二宮さんへの好きの意味と北斗くんへの好きの意味は、はっきりと異なっています。

12月、SixTONESのFCに入会しました。当時北斗くんはまだJr.でしたが、デビューすることが決まっていたため、デビュー組かJr.のどちらかといえばデビュー組に属する人でした。

このとき初めて「担当が2人いる」という状態になり、本格的に掛け持ちをすることになりました。


もし今、北斗くんのどこが好き?と聞かれるとしたら、またしても「全部」と答えるだろうと思います。
好きの入り口は顔のかっこよさでしたが、いろんな媒体を通して彼を知る度に、どんどん惹かれていきました。国宝級の顔も、低めの話し声も、選びとる言葉も、ダイナミックなダンスも、色気の漂う歌声も、見る者を惹きつける演技も、彼自身面倒くさいと語る性格も。どれも好きだなあと思います。

SixTONESがデビューし、Twitterアカウント上ではSixTONESのおたくと繋がり始めました。



◎少年忍者、そして安嶋くん

ここからようやく安嶋くんの話です。前置きが長い。

SixTONESがJr.チャンネルを卒業してからも、ほぼ毎日更新される動画を見続けていました。SixTONES、Snow Manに代わって新しく加入した2グループについて覚えていく中で、少年忍者の人数の多さには驚きました。

正直なことを言うと、少年忍者のメンバーの顔と名前は数ヶ月動画を見ていても一致しませんでした。「元木〜ワクワク!」の湧ちゃんと、いつも司会の皇輝さん、そしてオリの3人だけはすぐに覚えられたのですが。

なぜオリを覚えられたのかと言うと、嵐のレギュラー番組で松本さんがJr.について話していたことがありました。そこで名前が挙がったのがオリだったのです。「めっちゃ踊り上手いの」と褒められていて、松本さんが褒めるのなら相当すごいのだろうと思うと同時に「ダンスが上手い織山くん」として認識しました。
今思うと、私の少年忍者の入り口は織山くんでした。



2020年4月18日、北斗くんが不定期で出演するためにIsland TV更新情報というTwitterアカウントをフォローしていた私のTLに、とある動画のサムネイルが流れました。それが、安嶋くんの「おうち動画」でした。

サムネイルを見てなんとなくかっこいいな、なんて思いながら、私の指が安嶋くんの動画をタップしました。間違いなく、その瞬間がターニングポイントでした。



動画内ではまず、クリエがなくなった話をしていました。当時の私は「クリエとは」すらわからないほどJr.に関する言葉を知らなかったので、(今思うと本当に失礼ですが)なんとなく聞き流しつつ、顔が綺麗な子だなあなんて思っていました。

続いて、Jr.チャンネルに投稿されたHappyレターの動画について話し、「ちゃんと手洗いしようね」と伝えてくれていました。きちんとしている子だ、と感心しました。

最後に髪が伸びた話をして動画は終わるのですが、たった2分11秒の動画で私の心は鷲掴みにされていました。

(ここからは今の私の感想ですが、安嶋くんがよくやる「スクショタイム」はメリットだらけだと感じます。ファン側としてはスクショが撮りやすい上に、いろんな表情が見られるというメリット。アイドル側としては「動画のサムネイルにちゃんとキメ顔を使ってもらえる」というメリットがあると思っています。サムネイルがどう決まるのかわかりませんが、スタッフの方が選んでいるならスクショタイムのところにするのではないかと。Island TV更新情報をフォローしていれば更新の度に動画がTLに流れてきますが、その時フォロワーの目に入るサムネイルはかなり重要なのではないかと思うのです。)


外出自粛が叫ばれるようになってしばらく経った頃、私はこの動画で安嶋くんを初めて認識しました。動画を見た私は一目で「このJr.が気になる」と思い、すぐにプロフィールを調べました。

Jr.チャンネルを見ていたのに少年忍者にこんなかっこいい子がいたなんて気が付かなかった、どうしてもっと早く認識しなかったんだろう。そんなことを思いながら、生年月日の欄に「2002年11月11日」と書いてあって愕然としました。
なぜなら、私の今までの自担はどちらも自分より年上だったのです。「年下のアイドルを応援する」という経験がなかった私は、この時点では安嶋くんを応援しようと決心することはできませんでした。


4月20日、「#あじの開き」が投稿され、それを見た私はさらに安嶋くんに惹かれました。自分のツイートを遡ってみたら、その日に「これ以上掛け持ちを増やす訳には」と葛藤していることをツイートしていました。


4月23日、「#あじの開き②」が投稿され、それを見た私は「ポンパ似合う」とだけツイートしました。自分のことですが感想の薄さには呆れます。


4月27日、「#あじの開き③」が投稿され、安嶋くんが質問を募集し始めました。質問を送るか迷いに迷い、結局送りませんでした。

私と仲良くしてくださっている方はご存知かと思いますが、私はこの動画の安嶋くんの髪型や服装が特に好きです。もちろんどんな髪型、服装でも好きなのですが、どれか選べと言われたら迷いなくこの動画の髪型と格好が好きだと答えます。認識してすぐにこんなどストライクなビジュアルを浴びることになるとは思っていなかったので、かなり動揺しました。


5月9日、質問回答動画である「#あじの開き④」が投稿され、それを見た私は「女の子の好きな髪型・ファッション」の質問への答え方に感動しました。好きな髪型とファッションはこれだよ、と伝えつつ、無理にそれに変えなくてもいいんだよと言ってくれる優しさが好きです。当時のツイートでは「アイドルとして100点満点の答え」と絶賛していました。
そして問題の「みんなと結婚したいかな」発言については特にツイートはしていなかったのですが、「すごいアイドルだ」と思ったことは覚えています。年頃の男の子が仕事とはいえこんな発言をする動画をネット上に投稿して、学校の友達にからかわれたりしないのだろうかと勝手に心配になりました。(?)



5月15日、企画募集と質問に少し答える動画「あじの開き⑤」が投稿されました。
香水について詳しくないので見た直後はわからなかったのですが、調べてみるとどうやら安嶋くんが話していたのは某高級ブランドの香水らしいと気付きました。
個人的に安嶋くんって開襟の柄シャツをよく着ている印象があるのですが、この動画もそうですね。お気に入りなんでしょうか?かわいいです。

この「安嶋くんおうち動画期」(勝手に名付けました)に、改めてJr.チャンネルにある少年忍者の動画を“安嶋くんを認識した上で”見返すこともしていました。Island TVにYouTubeと、令和のJr.担の必修科目を履修していきました。


安嶋くんを自担とする決心がつかなかったのは、「Jr.担をしたことがない」というのも大きなネックでした。それ以前から私は、ジャニーズJr.チャンネルを見ながら「自分がJr.担になったら身が持たないだろう」と思っていたのです。

二宮さんや北斗くんの仕事量に慣れている自分が、デビューするまで事務所に居続ける保証なんてどこにもないJr.を応援できるのだろうか、自分がいつか辛い思いをするのではないかという不安がありました。

後者については二宮さんの結婚のことが頭をよぎり、「アイドルを応援して辛くなるなら最初から好きにならなければいい」とも思っていました。


しかし、5月19日。私はついに安嶋担を名乗ることを決意しました。もうこれ以上、自分の中の「安嶋くんが好き」「応援したい」という気持ちに嘘をつくことはできませんでした。その日は、図らずも安嶋くんの入所日の1ヶ月前でした。

モデルプレスか何かの記事だったと思うのですが、TLに流れてきた「ジャニーズJr.はセルフプロモーション能力が試される時代」というような内容の記事を読みました。
私も安嶋くんのことを知ったのは彼自身が動画内容を考え発信したIsland TVだったので、この記事に共感しつつ「私もしっかり安嶋くん沼に落ちたし」とツイートしていました。



初めて年下のアイドルを応援すると心に決めたものの、本当に担当を名乗ってもいいものか悩むことは多かったです。そんなとき、別界隈のおたくをしている友人にこんな言葉をかけられました。
 
「年齢なんて関係ない、
可愛いと思ったら応援しな!」
 
好きになるのに年齢なんて関係ない。そう背中を押されてからは、堂々と安嶋くんを応援していることを人に言えるようになりました。



もしも今、「安嶋くんのどこが好き?」と聞かれたら。もうお分かりかと思いますが、やっぱり「全部」と答えます。
今更ですが「どこが好き?」と聞かれて「全部」って、質問の答えになっていませんよね。しかも3人目の担当なのに、またこれ。成長0です。
しかし、綺麗な顔立ちも、砂糖菓子みたいに甘い話し方も、優しい歌声も、キレのあるダンスも、華麗なアクロバットも、プライドの高さも、ファンに対する想いの強さも。全て好きなのです。
本当はここで安嶋くんの好きなところについて深く語りたいのですが、さすがに脱線しそうなのでやめておきます。



少年忍者の初めてのオリジナル曲「太陽の笑顔」を聴くたび、とある歌詞に安嶋くんを好きになった頃を思い出させられます。

Find your way
君もいつか 宝物のような
心きらめくような 誰かと出会うでしょう
太陽の笑顔/少年忍者

私にとってその「誰か」は間違いなく安嶋くんであり、少年忍者のみんなです。みんなの存在も、もらった沢山の思い出も、全部ぜんぶ私の心の中に宝物として仕舞ってあります。

上の動画は2020年11月に太陽の笑顔を初披露したときのものです。懐かしい。



◎3人の共通点

掛け持ちをしていることや、誰の担当なのかを人に話すと「共通点ないね」と言われることが多いです。私自身も見た目はそこまで似ていないかなと思いますが、内面的には似ているのではないかと感じています。

二宮さんはグループのメンバー紹介曲で「俯瞰」というワードが出てきたり、北斗くんは「グループ内での自分の立ち位置」について語っていたり、安嶋くんは自分のことを頻繁に「プライドが高い」と言ったり。3人とも、自らを俯瞰で見ることに長けているところがあるように思います。

私は自分のことをちゃんと理解して解釈できているアイドルが好きなのかもしれません。他人から見た自己像を把握できている、とでも言いましょうか。

もちろん3人とも顔が好きなのは言わずもがなですが、顔の系統はざっくり言うと全員「和顔」かなと思います。昭和の日本が舞台のドラマや映画に出演していても違和感のないようなお顔立ち。

掛け持ちをすることについて否定的な意見も見かけたことがありますが、好きなものがいくつもあるって素敵なことじゃないかと思うのです。




◎安嶋くんに惹かれた理由

ここで、当初の目的である「なぜ安嶋くんを好きになったのか」について結論を出してみようと思います。
一言で言うなら「タイミング」。もっと言うなら、先述した「歴代の自担全員に共通する客観的な視点」かなと思います。

自粛期間中することもなく、なんとなくTwitterで見かけた安嶋くんの動画を再生したこと。そもそも北斗くんがいなければIsland TV更新情報はフォローしていなかったでしょうし、安嶋くんとの出会いはきっといろんなことの巡り合わせの結果なのだと思います。




◎いま願うこと

今はTwitter上で忍者担の友達もでき、安嶋くんの仕事が決まる度に喜んで、本当に楽しい日々を過ごしています。
最近はたくさんお仕事が決まり、いろんな“初”を経験する姿をリアルタイムで目撃できていることにも感動してしまいます。

ですが、ひとつだけ。
ひとつだけ、我が儘を言わせてください。

 
安嶋くんに直接会いたいです。
 

私が初めて安嶋くんを認識した動画でも、毎週更新されるYouTubeでも、配信ライブでも、少クラでも。安嶋くんはずっと液晶の中にいて、私にとっては「四角い箱の中にいる人」なのです。

早く、それを打ち破ってほしい。自分と同じ3次元に安嶋くんが存在していることをこの目で確認したい。二宮さんのように「ファンのすぐ目の前にいるアイドル」であることをまざまざと見せつけてほしい。


いま何かひとつ願いを叶えてもらえるのなら、こうお願いすると思います。

1日でも早く平和な世の中になって、たくさんのファンの前で歌い踊る安嶋くんの姿をこの目で見ることができますように。



◎おわりに

長くなりましたが、私の担歴と安嶋くんを好きになったきっかけのお話でした。(およそ7000字。長い。)
ここまで読んでくださった方がいらっしゃるかわかりませんが、いらっしゃるとしたら本当にありがとうございます。好きです。

最後までお読みいただきありがとうございました!



2021.02.08

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