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心の支えは自然に形成される

人は辛い時、傷ついた時、迷う時、自分の心にある支えを持ち出すものと思っている。

その支えは人それぞれ。

愛する人、尊敬する人、応援する人かもしれないし、今まで自分が頑張ってきた事、積み重ねてきた事かもしれない。

必ず人には何かそれらを持ち合わせていると思うし、自然にそれを形成する生き物ではないかとも思う。

でなければ、生きていけないのではないだろうか。

それと同時に、支えが崩れる時、失う時、捨てようとしている時、支えが逆に人を激しく傷つけ、迷わせる。

そして改めてその支えの大切さに気付かされるのではないだろうか。

結局、新しい支えが出来上がらない限り、そこに戻ってくるであろう。

でも、戻れる支えがあることは有難いものである。

そこに感謝の念も産まれるだろう。

そうした時、自分が選択してきた道、自分が判断してきた道も肯定されればこれ程豊かなことはない。

否定よりも、肯定まではいかなくとも、前向きな諦めもあっても良いのではないかと併せて感じるのである。


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