見出し画像

大切な存在

私の職場はシフト制で、部署で全員集合することはあまりない。
だからまあ、推しと出勤が被らない日も週に1〜2回あるわけだ。


別に自分が出勤の日に推しが休みだからといって、落ち込みはしないし、それなりに楽しく終わる日もあるんだけど、やっぱり朝のモチベーションは少し違うんだよね。
他の人が休みの時はそんなことないんだけど、なーんか心に小さな穴があるような気分なんだよね。

推しとは同僚以上の関係は無いし、それ以上の関係は求めてないけれど、それでも今の私にとっては大切な存在なんだと思う。


とまあ、私の推しトークはさておき、教会の仲良いおばあちゃん
(以下、Aさん)とのエピソードへ。

Aさんとは一年前ぐらいに知り合った。義理の娘さんが押す車椅子で教会に来て、いつもにっこり微笑んでいる姿が愛らしくて、初めて話しかけた時も、大して緊張しなかったことを覚えている。
会うたびに「元気にしてる?」みたいなたわいもない話をして、握手を交わして、時には一緒に祈ることもある。

あるとき、「たまには日曜日に出勤して、夕拝か月曜礼拝に出てみようかな〜」と思い、日曜日に休み希望を入れない日を作った。


すると、その日の帰り道にある姉妹の人から電話が掛かってきた。


「Aさん、すこるぴちゃんのことずっと探してたよ。ご飯の時も、『私が一緒じゃだめ?』って聞いたら『ダメ😊』って返ってきてさ〜笑」


その話を聞いて、私は自分のしたことを申し訳なく思った。
教会の礼拝にたまにしか来ない人、仕事や用事で来れない人もいるし、1日ぐらい私がいなくても誰も心配しないだろうと思っていた。


しかし、礼拝に来る度に私のことを思ってくれている、一緒に話すのを楽しみにしている人がいることに気づいたのだった。

もちろん、Aさんには他に仲の良い兄弟姉妹がいるけれど、そこまで私のことを思ってくれていたなんて知らなかった。

それ以来、お互い来れない時は連絡するようにした。
私の方でも、よっぽどの理由がない限り、日曜日の午前は仕事や用事を入れないように心がけようと思った。

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。

互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。

ヨハネによる福音書‬ ‭13‬:‭34‬-‭35‬

‭‭Aさんとの出会いを与えてくださった神様に感謝しつつ、主日礼拝を大切にしようと思えたエピソードだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?