習慣化するためには「脳」のクセを利用! 賢い勉強法とは?

脳には「現状維持バイアス」というものがあり、新しいことは、反射的に避けようとする。これは、脳のエネルギー消費を抑えるために人間に備わっている機能。「1日の行動のうち、約45%は習慣で成り立っている」という研究結果があり、人の行動の半数近くは、無意識で行っている習慣という。

反対に考えれば、いつも行っていることであれば、それは無意識であっても、反射的に行動できる。勉強を習慣化したいのであれば、まずはこの脳のクセを利用して、勉強することを「新しいこと」から「いつも行っていること」に変えてしまう事が良い。
とはいっても無意識レベルに習慣化するというのは、難しい。

習慣化するためのコツは、まず「ハードルをぐんと下げること」。
最初から「1時間机に向かう」といった目標では、1日目はできたとしても、次の日にまた同じことをするのはハードルが高い。極限までハードルを下げて、その代わり、「それだけは必ずやる」というものを決める。

そうすると、個人差はありますが、1週間もすれば、座ることが定着し始めます。そうなったら、その時間を5分、10分と少しずつ伸ばしていく。
大体2か月ほどすれば、やらないと落ち着かなくなり、無意識に行えるようになっていく。

脳の現状維持バイアスを上手に使って、ゆっくり習慣化していくのがよい。また習慣化は、すでに習慣化されていることと組み合わせるとなお強固なものになる傾向がある為、「夕飯のあとに宿題」「お風呂のあとに暗記」など、上手に生活に組み込んでいくと、習慣化しやすい。

机に向かう習慣がついたあとは、「ポモドーロ法」のようなテクニックを使うのもよい

時間管理のテクニックで、タイマーを使って25分の作業と5分の休憩を交互に挟んでいく方法。
脳の仕組みから考えても理にかなっていて、集中と短時間の休息を繰り返すことで、記憶の定着を促進させる。→ 人が集中できる時間は20~30分という場合が多い。

集中する時間(25分)の使い方についてもコツ
→ 人は、時間とともに「忘れていくもの」です。
この25分のうち、最初の1~2分は前日やったことを見直す時間にする。
1日でみると、3日前ぐらいまで振り返る。

最後の1~2分は明日のことを少しだけやる時間にします。最初にお話ししましたが、脳は「新しいこと」を反射的に避けようとするので、先に少しだけでも見ておくことで、次の日の心理的ハードルが下がり、ぐっと取りかかりやすくなる。

⇨前々から習慣化は非常に難しいと感じる。習慣化していることに組み合わせるという事を意識する。
ポモドーロテクニックは、最初と最後の時間を意識し、実践を行ってみる。

#ポモドーロ #習慣化 #現状維持バイアス

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