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【01night】100年以上前に構築された 教育システムは変わるのか?

皆様、こんにちは!ゼロワンブースターの冨田(@ItaruTomita9779)と申します。

ゼロワンブースターは、「創造をルーティンに」をビジョンにアクセラレーターをメインに運営している会社です。

ゼロワンブースターでは、01Night と表して、オンライン配信を積極的に行っています!

前回は、「ベンチャー企業での システム開発のリアル 」を、弊社のエンジニア実務者が語ってみました。

イベントレポートにご興味あれば、下記をご覧ください!

今回は、01Night 「100年以上前に構築された 教育システムは変わるのか?」のイベントレポートを書いていきますので、宜しくお願い致します!

▼この記事はこんな方におすすめ
1.今後の教育、PBL等に興味のある方(大人・子供とも)
2.アート思考やデザイン思考に興味のある方
3.イノベーション教育、スタートアップ思考・教育に興味のある方

*こちらの記事の内容はYoutubeでもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=6mAnhBJkglI

-----------------------イベント概要-----------------------

【オンライン・無料】0→1Night
我々の教育制度は100年以上前に作られたものであり、今後、PBL等、様々な変革が求められると同時に世界中で進められております。大人の教育に関してもデザイン思考、アート思考やスタートアップ思考を取り入れたイノベーション教育の必要性が上がってきており、今回は今後の教育の形を考えるセミナーを開催します。皆さまのお役に立てれば幸いです。
▼トークテーマ(変更する可能性がございます)
・現在の100年以上前に作られた教育に関して
・Most Likely to Suceedに関して
・PBLやアート思考、デザイン思考、スタートアップ思考に関して
・イノベーション、スタートアップ教育に関して
 〜 など slido等を使って質問にも答えながらインターラクティブに進めます。
▼登壇者
・森 博樹
01Booster 教育推進リーダー / 一般社団法人子供教育創造機構 代表理事
大学卒業後、日本電信電話(株)入社。NTTグループにて研究開発やオペレーション開発を担当。海外企業との新規事業開発を経験し『急速な環境変化の中で、自分の生き方を自ら創り出す機会』の必要性を体感。「内発的動機から生きる人が社会に溢れること」をミッションとして、一般社団法人子供教育創造機構を設立。未来の子ども達のために「ラーニングコミュニティー キンダリーインターナショナル」を立ち上げるなど「Ikigaiに出会い、自分らしく生きて働くこと」の社会実装を推進しています。

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・合田ジョージ
株式会社ゼロワンブースター / 共同代表 取締役
MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計、国際アライアンスや海外製造によるデザイン家電の商品企画。村田製作所にて、北米およびMotorolaの通信デバイス技術営業後、通信分野の全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社のマーケティングや海外展開を指揮、KDDIグループによる買収後には、M&Aの調整、グループ子会社の海外戦略部部長。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレーターをアジアで展開中。

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-----------------------イベント概要-----------------------

今の教育システムはいつ始まったのか?

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今回は起業家としてアフタースクールを経営されている森さんとジョージさんの対談で、教育についてのお話をいただきます。

森さんから、問いかけとして、「なぜいまの1限目数学、などのカリキュラム制は出来上がったのか?」というものがありました。

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2つの事例があり、こちらはドイツのプロイセンです。もう一つは産業革命の事例ですね。

初期の義務教育は軍隊や労働者を育成するためのものであったわけですね。

他方で、その当時では正しい教育方針だったかもしれないと、ジョージさんからもコメントが有り、教育のあり方を考えさせられます

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また、最近のシステムや学びの優先順位は100年以上前に決められているそうで、1892年の委員会が発端の一つとして、だそうです。

日本でも、明治時代の大政奉還から現在の義務教育システムが出来上がったわけですね。

その当時は国民国家が主流だったので、国家の幸せと国民の幸せが紐付いていたのかもしれません。(当然、そうでもないこともあったと思いますが)

他方で、皆さんもご存知の通り、これからの時代の生き方は変わることは常識的になってきています。

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下記の動画は森さんからご紹介いただいた、これからの社会の自動化の未来を示したもので、人間の関わり方が問われそうです。

ここで、この動画に関連してモンテッソーリ教育についてのご質問がありました。

2020年の学習指導要領改訂で求められる「非認知能力」と110年前にできたモンテッソーリ教育の共通点に注目して、家庭でも仕事でもモンテッソーリ教育に取り組んでいます。森さんはモンテッソーリ教育的な子どもの自主性を尊重した実践について何かお考えはありますか?

モンテッソーリ教育は、自己教育力=子どもには生来自分で育つ力が備わっていることに着目した教育です。

自分のやりたいことを見つける力を育むものでなので、森さんとしてもこれからの教育では重要になっていくと思われているそうです。

ビジネスにおける〇〇したいの重要性

ここで、ジョージさんから、「ビジネスでも、自分のやりたいことって重要ですよね、良い事業を作るチームとは?」という問題提起をいただきましtあ。

森さんからは、「自分が大手にいたときはベースがやりたいことや楽しいことに紐付いていること」が良いチームに共通していたことだそうです。

最終的にはマーケットシェアは必要になってきますが、上層部も積極的に「やりたいこと」を受け入れる文化が大事なんですね。

ここで、一つご紹介があり、クアルコムの創業者が作った学校=High tech highがあり、クラスの先生に授業の設計が任され、子どもの自主性を開花させることを目指しているものがあります。

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やはり、これからの時代はWill、自分がどうしていきたいかが、自分の自己実現や幸福にも繋がるでしょうか。

また、こんな素晴らしいご質問もいただきました。

中学1年の娘と小学5年の父親です。 普段はシステムエンジニアをしています。 これからは「学びの領域」が多種多様にわたり、学校だけでは学びきれないことも多くでてくると思います。 そうした中で、「学校」と「家庭」の両面での教育システムが必要になってくるかと思いますが、「家庭でできる教育」は何かありますでしょうか?

森さんからは、家庭では、とにかく「~~したい」を見つけてあげて、短期的でも長期的でも応援してあげることが大事、とのことです。

ここでジョージさんから、ここまでの話が起業のプロセスに近い、という印象を持ったそうで、「起業的な考え=内発性・自主性」の重要性について、お話は移っていきます。

これからの教育の潮流

森さんからも、自主性を育む教育はこれから重要だと思うとのことで、もう一つ「ミネルバ大学」をご紹介いただきました。

クリティカル・シンキングや、エフェクティブ・インタラクション、ピッチなど、受け身で考えるのではなく、自発的に動くことを奨励する、また校舎がない大学としても有名ですね。

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これからの大学のあり方も、教育の方向性に伴って、変わっていく流れができていますね。

日本でも、広島の叡啓大学も、面白い取り組みをされているそうなので、ぜひ見てみて下さい!

そして、実際に日本の学習指導要領でも、2020年度では社会開かれた教育課程(企業、NPOなどを巻き込む)も出来始めています。

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自分の思ったことを表現したり、それを受け入れる社会がこれから作るためにも、文化を作る教育は非常に重要なんですね。

そして、「子どもだけではなく大人が変わるためにはどうしたら良いのか?」という本質的な質問をジョージさんからいただきました。

森さんからは「まずは受け入れる、心理的な安全性を作っていく」、こういったことで、可能性への一歩踏み出すことが出来るのかもしれないですね。

森さんも、キンダリーインターナショナルというアフタースクールで、社会実装を目指しているので、新しい教育を見たい方はぜひ、下記を御覧ください。

これからの社会と教育

ジョージさんから、これからの社会のイノベーションと教育という観点を最後に話題として出していただきました。

森さんからは社会で”良く”生きるためにも、「外的基準ではなく、内発的動機づけによって行動することを学ぶ」ことが大事とのことです。

この内発性はアートシンキングにも通じますが、自分の考えから始めることが、外部に依存した考えでは出てこない、ユニークなイノベーションにつながるわけですね。

そして、ここで、今回のテーマにクリティカルなご質問をいただきました。

なぜ新しい学びが必要なのでしょうか?

森さんからは、環境の変化がある、ということと、自らの自己実現のためにも自分に向き合うことの重要性に向き合うことが、教育の価値だということを、いただきました。

これに関連して、最後に森さんこんなメッセージを頂きました!

「やりたいことをやれる、やっていいと子どもに伝えたい。大人については学びを学校だけにしないで、先生と保護者と社会全体で教育を支えていくことが大事」

これからの時代は教育に対しても意味付けを行い、子どもも大人も、学ぶ必要があること、自分がやりたいことを理解しながら、Un-learningしていく必要があるんですね。

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*こちらの記事の内容はYoutubeでもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=6mAnhBJkglI

ご案内

以上で、「100年以上前に構築された 教育システムは変わるのか?」の01nightのレポートを終わります。

教育というと、学校でカリキュラムを強制的に組まされて、通うのが苦痛な人もいたかもしれないですね。

他方で、これからの時代は人生100年時代ということもありますので、大人も子どもも学び続ける、Un-learningすること、そんなことの重要性を感じた01nightでした!

また、今後のイベントはこちらから、案内を御覧ください。

これまでのイベントの記録はnote、もしくはYoutubeでもご覧いただけますので、ユーザーフォロー&チャンネル登録のほど、よろしくお願いいたします!

ゼロワンブースターへのお問い合わせは、こちらのフォームからもしていただけますので、ご興味がございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。

また、株式会社ゼロワンブースターでは、採用活動を積極的に行っています!

事業創造に興味がある方、ぜひ、お気軽にお問い合わせ下さい!

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Writer:Tomita Itaru(twitter@ItaruTomita7997):起業のご相談や事業の壁打ち、新規事業のご相談などお気軽にDMいただければと思います!



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