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01図鑑#1|庭の柿が本格スイーツに七変化!?人が垣根なく過ごす世界を創る人

01図鑑とは、01図鑑の運営メンバーが774に関わる人たちにインタビューを行い、noteで発信する人物図鑑です。

01図鑑、最初の記事は774 FIELD LEARNINGのコーディネーターである中塚智恵さんです!※コーディネーターとは、チームでの活動をサポートしてくれる人のこと

ちえさんの年表

2010〜2016 岡山県の病院・高齢者施設に勤務。小学生〜社会人へのスポーツリハビリなどを行いながら、人々の『運動パフォーマンス × 実現』をサポート。この頃、あらゆるサービスが健常者や障害者という分類で、しきりがあることに疑問を持つ。社会の理想像を見出すため海外へ。
2016〜2019 3年間シドニーで、障害者向け旅行業に従事。サービス業のアクセシビリティ改善を交渉したり、障がいをナチュラルに捉え個人の実現を広げる取り組みに関わる。TSG2019に応募する。
2019 シドニーから帰国。774 FIELD LEARNINGに0期生として参加。
2020W Innovatorsとしてプロジェクトをスタート。普段気づかないニーズを持つユーザーが商品開発に関わる仕組みを作り、「求めていた」が交差するサービスを届ける。アイディエーション系のイベントを開催しながら、サービス作りを進めている。

774への参加理由

インタビュアー:ちえさんは774の0期生とのことですが、参加の経緯はどんなものだったんですか?

ちえさん:シドニーから帰ってきた時、ビジネスを本格的にやりたいと思っていて。とりあえず何か経験したいってところで、TSGに参加したんですね。そこで、関根さんと出会って774の話を聞いて参加することにしました。

インタビュアー:774のどういった所が参加の決め手でしたか?

ちえさん:チームで何かをつくるだったり、チームで動くことをビジネスの場で経験したことがなかったんですね。だから、チームで活動する774に参加しようと思いました。

774での活動

インタビュアー:774でのチーム活動はどんな感じでしたか?

ちえさん:私のチームは、お互いの興味関心が重なるところがなかったんですね(笑)結果、バラバラで良いんじゃない?となって、1チーム1つじゃなくて、3人がそれぞれ持ち寄る感じに。チームの商品と、それぞれの商品計4商品作ろうとしてました。今思うと、自由にやらせてもらっていたなと思いますね。

インタビュアー:774で印象に残った出来事はありますか?

ちえさん:そうですね。774の期間中におばあちゃんの容体が急変して、東京に戻れる日が確定しない状態で、メンバー2人に後は任せた!っていう時期がありました。でも、チームメンバーを巻き込んで、チームで1つの商品を売ることになりました。結果、774終了直前にチームの商品が完成したんです!終了日も商品を売っていて、あと1週間あればできるやん!っていう精神で一気に動きましたね(笑)

774で学んだこと

インタビュアー:ちえさんが、774で学んだと感じることは?

ちえさん:やりたいと思ったらやろう!ってことですね。あと、誰かと物事をした方がパワーが大きくなるなと。自分は、人と何かをすることが好きなんだと実感しましたね。

774参加前後の変化

インタビュアー:774に参加したことで変わったことはありますか?

ちえさん:人に届ける、販路開拓の大変さっていうのは小さなビジネスでも大変ですよね。であれば、ステップを踏まずに最初から自分のやりたいことをやっていこうと考えるようになりました。そして、障害のある人と商品開発をするビジネスをしたいと発信していくうち、ユーザーが商品開発に関わるサービス作りをすることに繋がりました。

今、活動していること

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インタビュアー:商品開発に関わるサービス作り以外では、どんなことをしているんですか?

ちえさん:最近は、家の庭で採れた柿を売っています。というのも、庭の柿が1日で300個ほど収穫できるという豊作状態で(笑)そのまま、腐ってしまうのがもったいないと思ったんですね。これがきっかけで、パティシエとコラボして柿を本格スイーツとして消費者に届ける、豊作ミライ店を開設しました。特徴として、消費者が生産者と繋がるイベントに参加できる券もあって。ただ、現状オフラインでのイベント実施が難しいので、オンライン上で交流会などを開催しようと考えています。

インタビュアー:豊作ミライ店の活動を通して感じていることは何ですか?

ちえさん:自分に由来のあるものが、人の手に渡ってさらに価値が大きくなって帰ってくる。これって、尊いことなんじゃないかと。育てたものが人の手に渡って、喜んでもらえる。人が関わる尊さを強く感じています。豊作ミライ店では、柿を作っている人、柿をスイーツにする人、消費する人が出会います。そうした中で、消費者に生き方を買うっていうことを考えてもらえたら嬉しいですね。

インタビュアー:生き方を買うって素敵な表現ですね。

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どんな世界を創る人?

インタビュアー:最後の質問です。ちえさんはどんな世界を創る人ですか?

ちえさん:私は、人が垣根を超えて、言葉・属性・年代といった何かに囚われることなく過ごしている世界を創っていく人ですね。

インタビュアー:ありがとうございました。

《取材を終えて》
活動内容を聞く中で、人と人の垣根を無くしていきたいというちえさんの思いが伝わってきました。そして、何よりも思い立ったら即行動に移すというスピード感が凄いなと。次は何を企むのか、ちえさんの動向から目が離せませんね!

ちえさんのプロフィール

中塚智恵
元、理学療法士。現在は、ユーザーがチームメンバーとなる共創型商品開発プログラム「W Innovators」と、庭畑の豊作果実をスイーツに変えて楽しむエコシステム「豊作ミライ店」を進める。2019年の冬、774-0期生として参加中、突如通訳を始めたことがきっかけで参画。774では、ゼロイチに初めて挑戦するから見つかる個々の強みや、メンバー同士のイリュージョンを楽しみにしてます。

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